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1963/2229

第1963話、わたくし、いきなり『ラスボス』が現れて『プリキ○ア』とほのぼの触れ合って、びっくり仰天ですの⁉【後編】

メリーさん太「人間形態で狼のコスプレをしたこ○ぎちゃんて、元々同じイヌ科でもあることから、同じく人間化した狼である、ガ(オー)様の手下の男女二人から見ても、『狼から人間になった存在』にしか見えず、男の子のほうのト○メ君が惚れ込んだりして、何と同じイヌ科であるこ○ぎちゃんも満更でも無くて、飼い主のい○はちゃんに引き続いて、またしても『カップル誕生』になったりしてな☆」







ちょい悪令嬢「──そんなふうに思っていた時期が、このわたくしにも有りました!」







メリーさん太「…………へ? 何でそのお馴染みのフレーズが、ここで突然登場するんだ?」


ちょい悪令嬢「実は本作の作者においては、今回の『ハロウィン回』以前から、何度も申すように『同じイヌ科』のよしみで、ト○メ君がこ○ぎちゃんに惚れると言う展開も、十分有り得るんじゃ無いかと思っていたのですよ」


メリーさん太「あー、それを切っ掛けにして、両陣営が和解すると言った流れなんて、良く有るパターンだよな」


ちょい悪令嬢「……違ったんですよ」


メリーさん太「違ったって、何が?」


ちょい悪令嬢「狼のコスプレをしたこ○ぎちゃんと触れ合うことになるのは、ガ(オー)様一味の『別のキャラ』だったのです」


メリーさん太「つまり、昔中の人が『鉈オンナ』をやっていた、ザ○ロさんのほうか?」


ちょい悪令嬢「『ガ(オー)』様、です」


メリーさん太「はい?」


ちょい悪令嬢「ですから、『ガ(オー)』様だったのですよ」


メリーさん太「………………………………あれ? 『ガ(オー)』様の一味に、『ガ(オー)』様以外に、『ガ(オー)』様と呼ばれているキャラなんていたっけ?」


ちょい悪令嬢「何わけのわからないことを言っているのですか⁉ ガ(オー)様以外にガ(オー)様がいるわけ無いでしょうが!」




メリーさん太「これまでほとんどその姿を見せなかったラスボスのガ(オー)様が、ついに満を持して主人公のこ○ぎちゃんの前に現れるなんて、ガチで『クライマックス』突入か⁉ 一体どういった熾烈なバトルが繰り広げられたんだ⁉」




ちょい悪令嬢「あ、いや、別に? ガ(オー)様は単に、アニ(マル)タウンのハロウィンパーティの様子を見に来られただけだし、プリキ○アどころか、人間に対してもまったく手を出す素振りすら見せずに、ある程度見物して満足したら、山のほうへ帰っていきましたよ?」




メリーさん太「──一体何しに出てきたんだ、ガ(オー)様⁉ あれだけもったいぶっていたくせに、いざ本格的な出番になったら、完全に『肩すかし』かよ⁉」


ちょい悪令嬢「いえいえ、この回はむちゃくちゃ『重要回』となっておりまして、とても見逃せないポイントが二つも有るのですよ」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「まず一つは、こ○ぎちゃんが『狼コス』をすることによって、素朴ながらも『交流』をすることになる相手が、部下の二人では無く、ガ(オー)様その人だったのです!」




メリーさん太「ええっ、ラスボスと主人公のプリキ○アが、『交流ふれあい』をしただとお⁉」




ちょい悪令嬢「元々犬であり、ニホンオオカミの末路とかのシリアス案件にはまったく考えの及ばない、自他共に認める『ノー天気』キャラのこ○ぎちゃんは、ガ(オー)様のことをラスボスとか敵とかと認識しておらず、同じ『イヌ科の仲間』くらいにしか思っていないのでは?」




メリーさん太「あ、有り得る……」




ちょい悪令嬢「それはガ(オー)様も同じで、彼の復讐の対象はあくまでも人間であり、『プリキ○ア』どころか『人間形態』でも無い『仔犬』状態のこ○ぎちゃんは、『攻撃対象』どころか『保護対象』だったりして、何と脱水症状だか熱中症だかで倒れ込んだ彼女のことを、親身に介抱してやったのです!」




メリーさん太「……うわあ、主人公と心を通じ合わせている、結構『いい人』のラスボスって、一話の中でいろいろと『フラグ』を立て過ぎだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、今回のこ○ぎちゃんとガ(オー)様の『接触ふれあい』は、後々大きな影響を及ぼしてくるかと思われるのです」


メリーさん太「まあ、それについては、後ほどのお楽しみと言うことで、あんたの言うもう一つの『とても見逃せないポイント』って、一体何だ?」


ちょい悪令嬢「実はわたくし、この作品の前々回あたりを見ている時に、ふと気がついたことが有ったのですよ」


メリーさん太「……『気がついた』、って、何にだよ?」




ちょい悪令嬢「これまで、『犬』をモチーフにした、『ガル○ル』あるいは『ガオガ(オー)ン』が、いたかどうかについてです」




メリーさん太「そ、それって──」







ちょい悪令嬢「そうです、『プリキ○ア』であると同時に、れっきとした『アニマル』であるこ○ぎちゃんが、敵方の『ガオガ(オー)ン』となってしまう可能性について、危惧したわけです」







メリーさん太「……なるほど、今回接触を果たしたガ(オー)様一派に感化される形で、身勝手な人間たちに対する憎悪が芽生えたり、い○はちゃんとの間に何らかの誤解によって亀裂が生じたりすることによって、『闇堕ち』そのままに『ガオガ(オー)ン』となる可能性は否定できないよな」


ちょい悪令嬢「これって、すでに当【座談会】で提唱していた、『ビーストモード』の発動そのものとも言えますわね」


メリーさん太「──何と、これに関しては、予想が当たったわけか⁉ だったら、もっと具体的に予想しようぜ! このような主人公自身の『悪堕ち』は、最終話あたりにぶちかまされるものの、相方のい○はちゃんの涙ながらの説得によって、『愛の心』を取り戻し、『プリキ○ア』として復活して、むしろガ(オー)様一派を『改心&浄化』させると言ったのが、『お約束』だよな!」







ちょい悪令嬢「──などと思っていた時期が、このわたくしにも有りました☆」







メリーさん太「──まあた、そのパターンかよおおおおおおおおお!!!」







ちょい悪令嬢「だから言ったでしょ、これは今回の最新話における、『二大ポイント』の一つだって」


メリーさん太「……え、もしかしてその『美味しいネタ』、別に最終回でもクライマックスでも無い、こんな中途半端なところで、早々と使ってしまったの?」


ちょい悪令嬢「ええ、オチ的には、今メリーさんが予想されたのと、ほぼ同様でしたけどね」


メリーさん太「いやいやいや、『ラスボスの本格的登場』と言うだけで、インパクトは十分なんだから、同じぐらい『重要なネタ』を、さも『おまけ』かなんかのようにして、あっさり消費したりするんじゃ無いよ⁉」




ちょい悪令嬢「『悪堕ち』はしないまでも、もうちょっとこ○ぎちゃんが、『人間のい○はちゃんとガ(オー)様との間で、心が揺れ動く』とか言ったシーンが欲しかったですわね」




メリーさん太「……まあ、これからの展開次第で、そう言った描写も有るかも知れないし、更にインパクト大な驚愕のネタを用意しているかも知れないしで、ここ当分は要注目作品であることには間違いないよな」




ちょい悪令嬢「確かに今回は、かなりの『重要回』だけあって、作画にしろ、声優さんたちの演技にしろ、見所聴き所たっぷりでしたからね。おっしゃる通りにこれからの展開次第では、今期秋アニメにおける本作の作者の『私的覇権作』の獲得も、けして無いとは言えないでしょう」




メリーさん太「……果たして、メインターゲットである女児の皆さんに迎合した、『おためごかし』や『予定調和』で終わるのか、はたまたうるさ型オタクの『大きなお友だち』どもも視野に入れた、アッと驚くような大どんでん返しを見せてくれるのか、せいぜい期待して待つことにしようぜ☆」

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