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1949/2227

第1949話、わたくし、『無○転生』の本当に駄目なところをお教えしますの☆【後編】

メリーさん太「……『時間における真の大原則』って、まだ他に何か有るのかよ?」




ちょい悪令嬢「これまた何度も何度も申しているように、実は『時間なんてものは存在しないんだから、普通我々が考えているように、「連続的に」流れてなんかいない』のであり、むしろ『「世界」と言うものは、一瞬一瞬のみの「時点」として、独立して無数に存在している』のであって、つまり『無○転生』のように異世界へ『転移』する場合は、現実世界のある『時点』と言う『一瞬のみの時間がまったく経過することない独立した世界』から、異世界のある『時点』へと移動してきたわけであり、二つの世界の間には『時間の経過』なぞまったく存在せず、もしも元の世界に戻れる『術式』が完成すれば、元の世界のまさにその『時点』に無事戻れるわけなのです」




メリーさん太「いや、たとえ戻れたとしても、老人になっていたりしたら、意味が無いのでは? たとえ論理的矛盾が有るとはいえ、キャラの成長を止めたのは、仕方なかったんじゃないのか?」




ちょい悪令嬢「アホが、現代日本側から転移した瞬間の『時点』には、当の女子高生が存在しているんだから、そこに成長したとはいえ同じ人物が異世界から戻ってきたら、いわゆる『ドッペルゲンガー』状態になって、完全に『別の話』になってしまうじゃ無いですか?」




メリーさん太「──はあああああああああああああ⁉ いきなり何わけのわからないことを言い出しているんだ⁉ たとえ世界と言うものが『一瞬だけの独立した時点』でしか無かろうとも、彼女が『異世界転移』したのは事実なんだから、その『時点』では彼女はいなくなっているはずだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「メリーさんこそ、何をおっしゃっているのですか? 『異世界転移』なんて、実現できっこないではないですかw」


メリーさん太「……こ、こいつ、今更になって、『前提条件』から、ひっくり返し得きやがった⁉」




ちょい悪令嬢「いや、この連載にしろ、本作の作者の別作品にしろ、口を酸っぱくして言ってきたでは無いですか? 『質量保存の法則』と言う、物理学上の大原則が有る限り、人間一人分と言う大質量が意味も無く突然消え去る、『異世界転移』や『タイムトラベル』の類いなんて、絶対に実現不可能だって」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「結局これも、本作における異世界『転生』に対する、『現実的解釈』と同じパターンであり、あくまでも本人の『妄想の賜物』に過ぎないのです」


メリーさん太「も、『妄想』、って……」




ちょい悪令嬢「つまり、生粋の異世界生まれの異世界人の女の子が、極度に『本好き』であるために、あらゆる『記憶や知識』が集まってくる『集合的無意識』とのアクセスを果たして、現代日本の『女司書』さんの『記憶や知識』を身に着けて、オーバーテクノロジーな『活版印刷』技術等を発明していったように、通常の『なろう系』とは真逆な、異世界から(科学技術が遙かに発達した)『現代日本』なる未知の『異世界』への転移を熱望した、生粋の異世界生まれの異世界人の女の子が、同じように『集合的無意識』とのアクセスを果たして、現代日本人の『記憶や知識』を身に着けて、自分を『日本の女子高生』だと思い込むようになったわけですよ(※ちなみに現代日本の女子高生のほうも現実に存在していて、トラック事故の際に都合良く自分を助けてくれる『無職の』引きこもりオタクなんて存在せず、瀕死の状態で『異世界に転移した走馬灯』を見ているだけで、異世界側の少女が現代日本に戻る術式を発動した途端、文字通り死に際の刹那の『妄想』から『現実』に戻って、お亡くなりになったりして★)」




メリーさん太「──だったら、少なくとも外見上は成長が止まっているのは、なぜなんだ?」




ちょい悪令嬢「そんなもの、剣と魔法のファンタジー異世界なら、別に珍しくも無いのでは? 原作者さんがこじつけているように、『転移者だから原則的に成長しない』とか言うこと自体がおかしいのであって、『吸血鬼』のようなファンタジーキャラならではの『不老不死』設定とか、これまで一緒に行動を共にしていた『竜神様』モドキのキャラによる『呪い』とかによるものだったら、何ら問題無いのですよ」




メリーさん太「……た、確かに」




ちょい悪令嬢「その点、『精霊幻○記』のほうは、転移者と転生者の両方登場させながらも、両方共ちゃんと成長させているのはもちろん、二人を前の世界では『恋愛関係』にあったことにしたところが、非常に『エモくて』、大変好感を覚えるのです☆」




メリーさん太「なるほど、そこからインスピレーションを得て生まれたのが、今回の【突発短編】と言うわけか?」




ちょい悪令嬢「はい、これまでの理論を総合しますと、現代日本と異世界との『時間の経過』は、まったく無関係で独立して流れていますので、日本においてまったく同時に異世界に召喚されたとしても、まったく別の時代の別の勢力から召喚されていたりして、二人が異世界で再会した時には、歳の差が数十年も離れてしまったりすることすら有り得るのです」




メリーさん太「……うわあ、かつての『恋人同士』だと、悲惨だよなあ」




ちょい悪令嬢「いえいえ、そんな障害を乗り越えて、真に心から愛し合うことができてこそ、『尊い』んでしょうが⁉ ──まさしく、【突発短編】の主人公のように!」




メリーさん太「──嘘つけ! あの主人公…………と言うよりも、『処女厨』の真逆を行くうちの作者が、女子高生くらいの年頃の娘すらいる未亡人の『美魔女』が好みなんじゃねえか⁉ しかも『かつての恋人』でありながら『既婚者』と言うところも、『NTR』の気が有るしッ!」




ちょい悪令嬢「ホントあいつ、『ロリコン』なのか『人妻好き』なのか、どっちなんでしょうねえw」




メリーさん太「──そういえば、そうだった⁉ あの【突発短編】の後半部分は何なんだ⁉ あんな『ロリコンオチ』は、必要無かっただろうが⁉」


ちょい悪令嬢「あはははは、そうですね、あくまでも『異世界転移による時間のギャップがもたらす悲恋物語』がテーマなんだから、完全に『蛇足』ですよねw」


メリーさん太「わかっているなら、やるなよ⁉ 単なる『悪ノリ』かよ!」


ちょい悪令嬢「『悪ノリ』と言うよりも、一応は『打開策』の一案ひとつなんですけどね」


メリーさん太「……『打開策』、だと?」


ちょい悪令嬢「いくら互いに想い合っている恋人同士とはいえ、あそこまで歳が離れてしまっては、特に女性のほうが負い目を感じて、『復縁』を拒んでしまうのは致し方ないところでしょう」


メリーさん太「う〜ん、やはり女性の立場としては、そうなるかなあ」


ちょい悪令嬢「そこで彼女は、自分の若い頃にそっくりな、娘を身替わりにすることを申し出るのです!」


メリーさん太「──いやそれ、主人公のほうはともかく、娘のほうはとても同意できないだろ⁉」


ちょい悪令嬢「もちろん、主人公だって認めるわけが無く、今の彼女自身を心から受け容れることを、盛大にアピールするのですわ!」


メリーさん太「ああ、いわゆる『演出上の必要性』ってことか?…………下手したら、女性のほうも本気だったわけでは無く、主人公のことを『試して』いたりして」


ちょい悪令嬢「──こわっ! 女って、こわっ!」


メリーさん太「まあとにかく、主人公のほうが受け容れれば、『万事めでたし』になりそうなものだよな」


ちょい悪令嬢「それじゃあまりにもひねりが無さ過ぎるので、本作の作者としては、物足りなくなってしまったわけですよ」


メリーさん太「……それで、『ロリコンオチ』なのか?」


ちょい悪令嬢「やっぱそこは、前の夫であった亡き魔王による、『呪い』がかかっているってパターンが、定番では無いですか?」


メリーさん太「まあなあ」


ちょい悪令嬢「そこで『妻、小○生になる。』を見ていて思いついたのが、未亡人になった奥さんが、別の男に身も心も委ねようとすると、『幼女』となる呪いだったのです!」


メリーさん太「──『妻、小○生になる。』は、そんな話じゃねえよ⁉ うちの作者が生粋の『ロリコン』だから、当然自発的に思いついたネタであって、他人様の作品に責任転嫁するなよ⁉」


ちょい悪令嬢「……でもあの作品の主人公の男やもめさんも、いい歳して小学生の女の子を、押し倒しかねない勢いじゃ無いですか?」


メリーさん太「うぐぅッ⁉………………………………た、確かにッ」




ちょい悪令嬢「まあ、こんなふうに、今期秋アニメの各作品は、本作の作者が創作意欲を刺激されるくらい、傑作揃いの予感がビンビンしますので、読者の皆様におかれましても、是非ともご自分の好みの作品を、一日も早く見つけてくださいませ♡」

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