第1945話、わたくし、完璧に完結した『AT○I』の続編を考案してみましたの⁉
ちょい悪令嬢「──いやあ、前回&前々回にて、ついに前期夏アニメの本作の作者による、【私的覇権作品】と【最優秀負けヒロイン】が決定いたしまして、めでたいことですわ♡」
メリーさん太「……ホント、なかなか決まらないうちに、今期秋アニメも始まったことだし、一体どうなることかと思ったら、最後はやけにあっさりと決まったものだよな」
ちょい悪令嬢「それだけ覇権作の『AT○I(特に最終話)』が、素晴らしかったってことなのですよ! 何と言っても『ロリ可愛い』ア○リちゃんの魅力が、全編手加減無用で炸裂して、見る者すべてを虜にしたと言うのに、今回の1クール13話で使い倒した挙げ句あっさりと捨て去るなんて、どうせなら他のシリーズでも継続して登場させて欲しいくらいなのに、その思いっきりの良ささえも、作品自体の完成度を高めるのに一役買っていることでしょう!」
メリーさん太「──うちの作者の『ア○リちゃん推し』は、もはや天井知らずだな⁉」
ちょい悪令嬢「……それで現在、深刻な『ア○リちゃんロス』状態に陥っているのですよお〜」
メリーさん太「……いや、まさにそんな人たちのために、原作ゲーム版が有るんじゃ無いのか? ゲームならいつでもア○リちゃんに会えるし、彼女の(悲しき)運命すらも、プレイヤーの選択次第で変えることだってできるんだし」
ちょい悪令嬢「──言われてみれば、確かにッ⁉」
メリーさん太「後、うちの作者自身が作品を検証して導き出した『仮説』として、実はア○リちゃんが該当する『第四世代ヒューマノイド』は、全機体共ア○リちゃんと同じ姿形をしている可能性が高く、しかも現在稼働中の機体もまったく存在しないとは言えないらしいので、今回の主人公の夏○さんが新たなる『ア○リでは無いア○リ』に出会うエピソードとか、いっそ別の主人公を立てて『新たなるア○リちゃん』との物語を考案するとか、あるいはアニメ版最終話においてちらっと登場した、何と夏○さん自身の不断の努力によって、人間と結婚可能なほどに『人権』を獲得した、もはやア○リちゃんとは姿形や性能すらもまったく異なる、新世代のヒューマノイドと人間との恋愛模様を描いた新作等々、色んなパターンが考えられるよな☆」
ちょい悪令嬢「──次から次に、よくそんなにアイディアを出せるな⁉ 制作会社さんに売り込んでこいよ! 私自身もちょっと見たくなったぞ!」
メリーさん太「やはり注目は最初の案で、初めのうちは夏○さんてば『──おまえはア○リなんかじゃ無い! あくまでもヒューマノイドの性能的に、ア○リのモノマネをしているだけだッ!』とか言って、取りつく島もなく拒絶するのですが、それにしてもあまりにもア○リちゃんそのままだし、自然過ぎる言動ゆえに、まるで『心が有る』ように見えるしで、不審に思って問いただしたところ、実は(既に当【座談会】で提示した『妄想設定』そのままに)第四世代ヒューマノイドは『ネットワーク機能』を有しており、全機体が『知識と経験』を共有できて、常に『進化』し続けることができるものの、『不良品』であるア○リちゃんだけは除外されていたところ、彼女が人類の最後の希望たる人工島『エ○ン』の『制御中枢AI』として、自らの意志で人身御供になる直前に、ネットワーク接続を希望してみたところ、他の残存第四世代ヒューマノイドたちにとっても、『仲間の最後の願い』であり、これまでに無い『ユニークな経験や知識』を習得する機会として、ネットワークの接続を許可した途端、急激に流れ込んできた『夏○さんとの触れ合いの日々』のすべてに触発されることで、何と全機体共に奇跡的に『心』が芽生えることになって、完全に『ア○リちゃんそのもの』になってしまったりして☆」
ちょい悪令嬢「──本作の作者ってば、もう一度ア○リちゃんに会いたいばかりに、これでもかってアイディアを次々に繰り出してくるよな⁉ それを自作づくりのほうに活かせっちゅうんだよ!」
メリーさん太「でもこれって、ちょっと『ノーゲーム・ノーラ○フ(特に劇場版)』の影響も窺えるんだよなw」
ちょい悪令嬢「あ、それは前から思っていましたw」
メリーさん太「こんなふうに、ちゃんとア○リちゃんが出てくる続編を作ろうと思えばいつでも作れるし、今すぐア○リちゃんと会いたかったら原作ゲームをやればいいしで、別に『ア○リちゃんロス』で落ち込む必要は無いんだから、夏アニメのことはさっさと忘れて、いい加減話題を今期秋アニメに移せよ? もうすでに注目作の幾つかは、放映&配信共に始まっているんだろ? 何か『これは』と言った作品は無いのか?」
ちょい悪令嬢「以前も申しましたが、注目作と言うかぶっちゃけ、今期秋アニメの本作の作者による【私的覇権作】は、既に原作小説版の該当部分を『神作』と崇めている、『ダン○ち』こと『ダンジ○ンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』第五章に決定している……………………はずだったのですが、」
メリーさん太「『ですが』?」
ちょい悪令嬢「考えてみれば、今回の『ダン○ち』新アニメって、『分割』前提の変則クールだから、秋アニメとしては【覇権作】の対象にならないかも知れないのですよ」
メリーさん太「──言われてみれば、確かにッ⁉(二回目)」
ちょい悪令嬢「そうなると毎度のごとく、今期においては『原作のどの時点で切るか?』が問題になってきて、その成否いかんでは十分に今期の【私的覇権】もあり得るけど、そこをトチってしまえば、評価がダダ下がりになることも否定できないのです」
メリーさん太「『続き物』だからこそ、エピソードの区切り方によって、どれだけ興味を惹くかが、次もまた見てもらえるかどうかを、左右するからな?」
ちょい悪令嬢「一応現時点で考えられるのは、当然のごとく、原作小説版における『二つの区切り』のうちの、どちらかになることでしょう」
メリーさん太「ああ、今度の第五章は、【シ○ちゃんとのデート篇】と【フレ○ヤ様暴走篇】と【派閥大戦篇】の、三つの大枠で構成されているんだから、アニメ版も当然区切るべき箇所の候補が、二つ有るわけか?」
ちょい悪令嬢「確かにどちらともむちゃくちゃ『ドラマチック』だから、甲乙つけがたいのですけどね」
メリーさん太「……『ドラマチック』って?」
ちょい悪令嬢「でき得る限り『ネタバレ』を避けて申せば、第1候補である原作第16巻のラストシーンでは、さる事情で絶望のどん底に陥っていたシ○ちゃんが、雨に打たれるままに随分と長い間たたずんでいたところ、いきなり表情も声音も激変したかと思えば、ダンジョン都市『オラ○オ』最強の冒険者を呼び出して、まるで忠実な家臣に対するかのように、『驚愕極まりない命令』を下します」
メリーさん太「な、なるほど、謎が謎を呼ぶ展開で、次回への興味を爆上げするわけだな⁉」
ちょい悪令嬢「もう一つの候補である、原作小説版第17巻のラストシーンでは、何とメインキャラ中のメインキャラが、ついに『真の力』を発揮して、自分よりも遙か上位のレベルの(恋)敵を出し抜いて、絶望的状況を覆します!」
メリーさん太「うおおおおおおおおっ! むちゃくちゃ『胸熱』の展開じゃないか⁉ それで次の原作第18巻の【派閥大戦篇】に続くとなると、誰もが『視聴続行決定』間違いなしだよな⁉」
ちょい悪令嬢「問題は、今暗に示したように、原作小説版は16巻から18巻までの三冊分有るので、この二つの案のどちらか一つによって区切ることが難しく、何とも中途半端なところで秋アニメの分が終わって、すべてをぶち壊しにする恐れも十分有り得ることなのですよ」
メリーさん太「──なるほど! 確かに全部で小説三冊分有るとしたら、真ん中の第17巻の途中で区切られる可能性大だよな⁉」
ちょい悪令嬢「それがですねえ、この【フレ○ヤ様暴走篇】は、非常に特殊な状況となっていて、極力シンプルに申せば、始終ベ○君が『絶望』し続けているだけで、あまり起伏の無い内容となっていて、どこで切ってもいわゆる『クリフハンガー』的な効果は期待できないのですよ」
メリーさん太「何で? 主人公が絶望しているのなら、むしろ見せ場がたくさん有るのでは? ──まさしく全編絶望的バトルの繰り返しだった、前回の【深章 厄災篇】のように」
ちょい悪令嬢「いえ、今回はダンジョンの深層に潜って、圧倒的に強大なモンスターと戦い続けるようなことはまったく無く、あくまでも絶望しているのはベ○君だけで、むしろ周囲は終始穏やかな『日常的空間』そのものだったりします」
メリーさん太「──絶望的な『日常空間』って、何だよ一体⁉」
ちょい悪令嬢「『ネタバレ』的に詳しくは申せませんが、あえて言うなら『涼宮ハ○ヒの消失』なんかが、結構近いかも知れませんね」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「そう意味も有って、本作の作者の最もお気に入りの『ダン○ち』新作アニメ版が、けして盤石と言えないことが発覚して、早くも波乱の状況となった今期秋アニメですが、皆様もご自分なりの【覇権作品】を一刻も早く見つけられることを、心からお祈りしておりますわ♡」