第1936話、わたくし、今期夏アニメ、ラストスパートですの☆【その4】
ちょい悪令嬢「──さて、今期秋アニメの諸作品も、ぼちぼち放映&配信を開始し始めた今日この頃、当【座談会】においても、そろそろ前期夏アニメの本作の作者による、【私的覇権作】を決定したいかと存じます!」
メリーさん太「遅いよ⁉ 何を何回にもわたって、『夫婦別姓』問題なんかやっているんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「……そりゃあ、ここに来ていきなり新総理が誕生して、しかもそいつが何かと当【座談会】で取り上げていた、『夫婦別姓』制度の推進派となると、話題に挙げざるを得ないではありませんか?」
メリーさん太「──うぐぅっ⁉」
ちょい悪令嬢「それに、すでに10月に入ったとはいえ、TVの本放送のほうはともかく、本作の作者御用達の動画サイト『ア○マTV』様での無料配信は、ほぼすべて『来週からスタート』と言った感じですので、まだ若干猶予はございますのよ?」
メリーさん太「……だったら、いつまでもグズグズせずに、今週中にきっちりと終わらせろよ?」
ちょい悪令嬢「鋭意努力いたしますわ♫」
メリーさん太「それじゃあ、とりあえず現時点で本作の作者が実際に最終話を見ている作品についての、『最終的考察』をしていこうじゃ無いか?」
ちょい悪令嬢「まずは、【最終候補】には入っていなかったやつから参りましょう」
メリーさん太「え、何で?…………ああ、そういえば、そう言うのも『最終話』次第では、評価が爆上がりして、十分覇権を狙える可能性が有るって言っていたっけ?」
ちょい悪令嬢「まず『菜なれ花○れ』ですが、最終話は大層盛り上がっておりましたが、見ているこちらとしては、まったく感情移入できませんでした」
メリーさん太「はあ? メインスタッフが去年の夏アニメの覇権作の『MyG○』とほぼ同じで、今年の夏アニメに特に力を入れておられる、『ピー○ーワークス』様の三大作品の一角で、本作の作者としても最大の期待作だったのに⁉」
ちょい悪令嬢「最大の理由としては、前にも申しましたが、最終話付近でいきなりスポットが当たった『先輩さん』を中心に、物語の軸が急激に変動したので、その際に振り落とされて、ついていけなくなったのです……………………が」
メリーさん太「『が』?」
ちょい悪令嬢「このたびネット上において、より的確なご意見を発見しました。このように後半戦に突入してようやく、メインの『PoMP○Ms』のみならず、『部活のメンバー』にもスポットを当て始めたのですが、そもそもあんなに魅力的なキャラたちを設定しておきながら、深掘りすること無く放置していたのは疑問で、もっと早くからスポットを当てておくべきであったのでは?」
メリーさん太「ああ、なるほど」
ちょい悪令嬢「それかいっそのこと、『PoMP○Ms』か部活メンバーかの、どちらかしか登場させず、キャラ数を絞り込み、ストーリーも簡素化して、視聴者の皆様におかれても、より感情移入しやすくすべきだった──とのことでした」
メリーさん太「まさしく、『言い得て妙』だな⁉」
ちょい悪令嬢「最初は何となく『アンチ』的意見だから、無視していたのですが、最終話を見た後改めて思い返すと、納得しきりでございました」
メリーさん太「……うん、一応納得できたよ。──『なれ○れ』についてはこのくらいにしておいて、他の作品についてはどうなんだ?」
ちょい悪令嬢「『モ○から始まる探索英雄譚』は一度は視聴を切ったものの、『もしかしたら』と淡い期待を抱いて、最終話だけを確認したところ、やはり駄目でしたね……」
メリーさん太「最初のうちはあんなに推していたのに、何がそんなに駄目だったんだ?」
ちょい悪令嬢「話がとっ散らかり過ぎたのですよ、キャラも無駄に次々と出してくるし、最終話に至っても、またロリキャラの新サーバントを登場させているのですよ⁉」
メリーさん太「ええっ、そうなの⁉」
ちょい悪令嬢「それで何だかんだと、懸案事項が全部解決して、何かすべてが丸く収まったように見せかけていたけど、ようく考えてみれば、実は『本質的部分』は何も解決していないと言う」
メリーさん太「そりゃあ、原作のほうは、まだまだ続いているからな」
ちょい悪令嬢「結局、シルフ○ーちゃんが可愛いだけの作品だった…………と言いたいところですが、最後には(他にキャラが増えすぎて)シルフ○ーちゃんのことすら、どうでもよくなったりして」
メリーさん太「──よし、『モ○から』については、そのくらいにしておけ! 次に行こう!」
ちょい悪令嬢「あえて名前を挙げる必要も無いほど、前期夏アニメにおいて特に人気の有った『二大ラブコメ』作品ですが、『男主人公を持ち上げるあまり、何よりも肝心なメインヒロインのアーリ○ちゃんが駄目になった』ほうのやつは、言うまでも無く視聴を途中で切りましたが、なぜかみんながべた褒めの『マケ○ン』のほうも、結局は『ただのハーレムラブコメ』でしか無い『正体』が透けて見えたので、すっかり興味を失ってしまいました」
メリーさん太「……ああ、おまけの『アニオリ』の最終話なんて、『主人公を中心にしたハーレムラブコメ』以外の何物でも無かったよな」
ちょい悪令嬢「これにしろ『義妹○活』にしろ、『今度の作品は、これまでのハーレムものや義妹ものとは、一味も二味も違いますよ!』とか、放映前に大々的にアナウンスするやつほど、結局は『ただのハーレムものや義妹もの』だったりするのですよねえ……」
メリーさん太「……結局、うちの作者が『最終候補』から外したのは全部、最終話でも挽回できなかったわけか?」
ちょい悪令嬢「あ、いえ、『天穂のサ○ナヒメ』が、終盤尻上がりに良くなっていって、最終話も一応満足できましたね♡」
メリーさん太「そういやこの作品に関しては、『覇権候補』と言うわけでは無いものの、『往年の東○漫画映画の正統な後継者』として、別の次元で高評価だったよな?」
ちょい悪令嬢「今回の『最終選考』次第では、これが作者の『私的覇権作』になるかも知れませんよ?」
メリーさん太「え、でも、そもそも『覇権候補作』が幾つも有るのに、そのすべてを上回るなんてことが有り得るのか?」
ちょい悪令嬢「それでここから先は、まさにその『覇権候補作』に挙げていた作品のうち、既に最終話を迎えたものに対する最終考察を行いますが、かなり残念な結果に終わったと申さざるを得ません」
メリーさん太「──ええっ、そんなに期待外れだったの⁉」
ちょい悪令嬢「仮にも『最終選考』に残った作品ですので、『期待外れ』とか『見て損した』とまでは申しませんが、『覇権には程遠い』結果に終わったのは確かです」
メリーさん太「……ちなみに、どの作品が?」
ちょい悪令嬢「『グレンダ○ザーU』と、『恋は双子で割○切れない』に、『NieR Aut○mata』でございます」
メリーさん太「──三つもかよ⁉ 大丈夫か、『最終候補作』⁉」
ちょい悪令嬢「まず『グレンダ○ザーU』ですが、確かにデュ○クさんと二人の王女様の『修羅場』によって、終盤を大いに盛り上げてくださいましたが、その分肝心な『バトル』方面が疎かになり、『何かグレンダ○ザーが暴走してすべてが片付いてしまいました☆』と言う、これまた視聴者を置いてけぼりにしたオチとなってしまいました」
メリーさん太「……むしろ敵陣営のほうが、『常識人揃い』って感じだったしな」
ちょい悪令嬢「真っ先に乗組員を全員避難させてから、自分一人で宇宙戦艦を操って特攻するガン○ル司令なんて、『軍人の鏡』ですよね?」
メリーさん太「『ふた○れ』はどうなんだ? この作品でも【突発短編】のモチーフにしたりして、結構入れ込んでいたと思っていたのに」
ちょい悪令嬢「あれも原作が続いている状態で、『恋愛模様』にケリをつけることができないと言う、『ラブコメ』作品ならではのジレンマが発動したわけですよ」
メリーさん太「ああ、まあ、それなら仕方ないな」
ちょい悪令嬢「残る『NieR Aut○mata』については、キャラも作画も戦闘シーンも良かったのですが、肝心の『世界観設定』が最後までほとんど理解できなくて、本当は高く評価したいところだったのですが、評価しようが無いと言う、非常に残念な結果に終わりました」
メリーさん太「原作が世界的な人気ゲームだと言うのに、アニメ版の評価は全然聞こえてこなかったしな」
ちょい悪令嬢「実は『機械生○体』すらも、『(人類無き)人類会議』がでっち上げた、『作られた敵』だったりしたら面白かったのに…………いや、物語的にも、そう言った結末だったのか? 機械生○体側の『アナウンスマシン』が、最後の最後で『ヨ○ハ部隊』の支援ユニットに対して、『ヨ○ハ部隊』の殲滅を命令していたしな」
メリーさん太「と言うことは、現段階で最終回を視聴したうちでは、『最終候補』に残っていたやつは、『全滅』ってことか?」
ちょい悪令嬢「あ、いえ、三大本命のうち『真○中ぱんチ』の最終話は、ちゃんと面白かったし、きちんとまとまっているしで、他の本命二つの最終話次第では、今期夏アニメの『私的覇権作』となり得る可能性大でしたね」
メリーさん太「──おおっ、やはり本命の一角の『真○中ぱんチ』が残ったか⁉」
(※次回に続きます)