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第1920話、わたくし、『がおがおグルーミン★CUA!』ですの♡

お持ち帰りぃ♡狼「──ふはははは! ついに『ガ(オウ)』様自らが、『ビーストモード』で顕現なされたのだ! もはやおまえら『プリキ○ア』には勝ち目はあるまい? このまま全人類を滅亡させてやるから、覚悟しな!」




お友だちぃ☆きゅあ「……くっ、何て濃厚なる『邪気』なの⁉ 確かにこれでは、ニ○さまにいただいた『ニコ○コパワー』でも、全然太刀打ちできないッ!」




お持ち帰りぃ♡狼「当然さね、人間どもに絶滅させられた、同胞たちの分を含めて、今こそ復讐を果たさせてもらうよ!」




お友だちぃ☆きゅあ「何てこと…………既にキ○アワンダフルも、キ○アニャミーも、キ○アリリアンも倒されて、まるで現在絶賛公開中の劇場版『わんだふるぷりき○あ!ざ・むーびー! ドキドキ♡ゲームの世界で大冒険!』の映画館内ショップでの、『アクスタ』のキャラ別売れ残り状態そのものになってしまっている今、私一人では勝ち目なんて無いじゃない⁉」




お持ち帰りぃ♡狼「……すげえ説明口調での現状解説、どうもありがとうございます。大方の予想通り、『猫組』の大人気に比べて、『犬組』の不人気ぶり、ご愁傷様です」


お友だちぃ☆きゅあ「──うるせえ! 盗人ぬすっとの情けは受けねえ!」


お持ち帰りぃ♡狼「それは別の【劇場版】でしょうが?…………まあいい、とにかくあんたら『プリキ○ア』は、後腐れ無いように、ここで全員喰い殺させてもらうよ。その後でこの『アニ(マル)タウン』の人間どもを皆殺しにしてやるから、すぐに父親や母親にも会えて、寂しくないだろうさw」


お友だちぃ☆きゅあ「──黙れ! そんなことさせるものか! パパやママはもちろん、この街の人たちに、指一本触れさせたりはしない!」




ガチムチ★パパ「…………おや、これ一体、どうしたことなんだい?」




お友だちぃ☆きゅあ「なっ、パパ⁉」




お持ち帰りぃ♡狼「あらまあ、これは手間が省けたようだねえ」


ガチムチ★パパ「……何だ、野良犬が三匹も? それにしても、やけにデカいな?(※おまデカ)」


お友だちぃ☆きゅあ「──駄目えッ、パパあ、逃げてえ! 世界でもトップクラスの『動物アニマルトリマー』である、私の最愛のパパあ、今すぐ逃げてちょうだい!」


お持ち帰りぃ♡狼「ハハハ、逃がしやしないよ、まずはこいつから、血祭りに上げてやる!………………いや、なんかまたしても、説明臭いセリフだな?(※伏線です)」


ガチムチ★パパ「むっ、これはいかん、何てことだッ⁉」


お持ち帰りぃ♡狼「今更危機感を覚えても、もう遅いッ!………………え? 何で、こっちに来るの?」







ガチムチ★パパ「大丈夫でちゅよお♡ 怖くないでちゅよお♡ さあ、身も心も、ボクに委ねようねえ♡」







お持ち帰りぃ♡狼「──何でこいついきなり、そのゴツい風体に全然似合わない、甲高くて甘ったるい声でしゃべり始めたの⁉」







ガチムチ★パパ「HAHAHA! これは動物たちが怖がらないようにするための、『アニ(マル)スマイル』に、『フレンディボイス』なのさ☆」


お持ち帰りぃ♡狼「──いやむしろ怖いよ⁉ よ、よせ! それ以上近づくんじゃない!」


ガチムチ★パパ「大丈夫♡ 怖くない♡ 怖くない♡」


お持ち帰りぃ♡狼「それは、キ○アリリアンの『決め台詞』だろうが⁉…………え、何、何でそんなに両手を『ワキ☆ワキ☆』させているの? な、何をするつもりよ⁉ よせ! よして! よしてちょうだい!……………あ、ああ、あああ、あああああああ──ッ!!!」




お友だちぃ☆きゅあ「……あ〜あ、完全に『堕ちちゃった』。だから言ったでしょ、うちのパパは世界一の『動物アニマルトリマー』だって。その極上のトリミング&ブラッシング技術に抗える動物なんて、たとえ人間に恨みを抱いているニホンオオカミだろうが、一匹たりとて存在し得ず、一度その『神の手(ゴッドハンド)』にかかれば、完全に虜になってしまうんだから☆」




お持ち帰りぃ♡狼「……あ……あ……あ……あ……(※すでに完オチ状態)」




ガチムチ★パパ「残るはそちらの『男の子』二匹か? どうやら君たちも、長い間毛並みのケアをしていないようだね? これはやりがいが有るな! ──ああ、大丈夫でちゅよお〜♡ 怖くはありまちぇんよお〜♡♡ さあ、すべてをボクに委ねなさあい♡♡♡」




お友だちぃ☆きゅあ「パパがまたしても、『アニ(マル)スマイル』と『フレンディボイス』を⁉ しかもあのガ(オウ)たちが、完全に気圧されて、身動きとれなくなってしまっただとお⁉」







 ──こうして、い○はちゃんのおうちの『フレンドリ○動物病院&サロン』に、狼と見紛うばかりの大きなワンちゃんが、新たに三匹も家族に加わり、それ以降アニ(マル)タウンは再び、完全なる平和を取り戻したとさ。めでたしめでたし♡




   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑




メリーさん太「……何だ、これ? いや、登場人物が全員、『わんだふるぷりき○あ!』の関係者だと言うことはわかるけど、何でよりによって、『い○はちゃんのパパさん』にスポットを当てているんだよ?」




ちょい悪令嬢「だって最新話の主役が、ほぼ完全に『い○はちゃんのパパさん』こと、犬飼つ○し氏だったんですもの」




メリーさん太「──あのアニメって、一体どこに向かって突き進んでいるんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「凄いですよね、『ガチムチお父さん』が主役を張る『プリキ○ア』って、それって本当に『プリキ○ア』なんでしょうかねえ?」


メリーさん太「……いや、うちの作者はあくまでも『ニワカ』だからな。これまでの長いシリーズにおいては、そう言ったエピソードも有ったかも知れないぞ?」


ちょい悪令嬢「まあとにかく、そんなニワカな作者にとっては、とてつもなく衝撃的なエピソードだったのですよ!」


メリーさん太「何を今更、猫のユ○ちゃんが飼い主のま○ちゃんに対して『ほむほ○ムーブ』をカマしたり、劇場版でウサギの大○ちゃんが『中○悠一』ボイスで渋くしゃべりだしたりするのと比べれば、大したことでは無いのでは?」







ちょい悪令嬢「──そんなことよりも、実は何と今回のエピソードには、すべてを見事に解決する、『奥の手』がご披露されていたのですよ!」







メリーさん太「ええっ、そうだったっけ?」


ちょい悪令嬢「まさに犬飼パパさんが、実演して見せたではありませんか?」


メリーさん太「パパさんがやったことって、見事なトリミング&ブラッシング技術で、『アイ○ス』の三船美○嬢そっくりのワンちゃんの飼い主の女性を、メロメロにしたことか?」


ちょい悪令嬢「アレ絶対、犬飼ママさんとしては、いい気はしなかったでしょうねw」


メリーさん太「冗談はともかくとして、確かにパパさんてば、『フレンデ○ボイス』を駆使して、ビーストモード状態の『ガオガ(オー)ン』を正気に戻すと言った、大殊勲を果たしていたっけ?」


ちょい悪令嬢「いえ、そっちはそれ程重要じゃないのです」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「パパさんてば、動物の『トリミング&ブラッシング』の技術が、超天才レベルだそうじゃないですか? そんなもの一度でも食らったら、たとえ人類に対して憎悪をいだいている、凶暴極まるニホンオオカミであろうが、イチコロでKO(ノックアウト)ですよ☆」




メリーさん太「はあ⁉ たかがトリミングやブラッシングで、敵のラスボスが陥落するなんて、そんな馬鹿な⁉」




ちょい悪令嬢「……メリーさん、最高クラスのトリマーのテクニックは、プロの『エロ事師』の『愛撫』のテクニックに勝るとも劣らないのですよ? そんなの、どんな野生の獣でも…………否、これまでトリミングやブラッシングを一度も体験していない野生の獣こそ、一発で『完オチ』間違いなしですよ!」




メリーさん太「──何だよ、『エロ事師』って⁉ 野坂昭如先生のデビュー作かよ⁉ 意外と『文学的素養』を必要とするよな、この連載⁉」


ちょい悪令嬢「それだけ犬や猫にとって、トリミングやブラッシングの効果は、絶大と言うことなのですよ」


メリーさん太「……そんなもので、あんなに人間そのものを憎んでいるニホンオオカミたちが、復讐を忘れてくれると言うのか?」


ちょい悪令嬢「だって、一度でもプロのトリミングを経験しちゃえば、もう人間無しでは生きていけませんからね、『人類の絶滅』なんて、とんでもない話ですよ」


メリーさん太「──そこまでかよ⁉」




ちょい悪令嬢「番組を見ていた本作の作者は、すぐにそのことに気がついたのですが、当該エピソードでは、『別の手段』で解決してしまって、非常に疑問に思いましたけど、これって最終回にでも使うんですかねえ?」







メリーさん太「……いや、ラスボスの狼の親玉が、ガチムチ大男の『愛撫』によって昇天して、復讐を忘れるなんてオチは、一部の『偏った趣味』のアニキたちしか、喜ばないんじゃないのか?」

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