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1918/2229

第1918話、わたくし、国家とは『養豚場』であり、為政者は『豚』である国民を豊かに肥え太らせなければならないと思いますの☆【前編】

「──国家とは『養豚場』であり、国民とは『豚』である」




 大日本国家社会主義労働党『シン・ニッポン』総裁、881374(ハハイミナシ)







メリーさん太「──うおおおおおおおおおおい⁉ 何ソノ駄目な『よう○そ実力至上主義の教室へ』のオープニングみたいな出だしは⁉」







ちょい悪令嬢「え? 自○党の総裁選挙にちなんで、『為政者としての正しい在り方』について、端的に述べただけですけど?」


メリーさん太「自国民のことを『豚』と見なしている国家元首なんて、嫌だよ⁉ ──何? 『完全主権国家』とか、いかにも耳障りのいいこと言っていたけど、『シン・ニッポン』て、ファシズムだか共産主義だかの、『全体主義国家』で、うちの作者は、ヒ○ラーかポル○トにでもなるつもりなの⁉」




ちょい悪令嬢「いえいえ、真に能力が有り、真に『国民を幸せにできる』為政者にこそ、『国家を養豚場として見る視点』が、是非とも必要なのですよ?」




メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「実は、冒頭の言葉には、続きが有るのです」


メリーさん太「……『続き』、って?」




ちょい悪令嬢「『現在、14億の豚を肥え太らせている中国と、1億の豚を痩せ細らせている日本。──さて、国家としては、どちらが優秀でしょうか?』、です」




メリーさん太「──ちょっ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「当【座談会】において、何度も申してきたでしょう? 本作の作者は中国も共産主義も好きでは無いが、現在の中共の指導部に対しては、尊敬の念を禁じ得ないと。──なぜなら、彼らはしっかりと、14億もの人民を飢えさせずにいるばかりか、日本国民同等レベルの豊かさも実現しているのだから★」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「これがどんなに大変なことか、わかりますか? 本当は認めたくはありませんが、古代中国のような皇帝等による強権的独裁でも無ければ、広大なる国土と膨大なる人口を治めることなぞ不可能ですけど、より民主的に末端の国民を一人も飢えさせずに、最低限の文化的生活を享受させるためには、悔しいけど『共産主義』ほどふさわしいものは無く、毛沢東同志と周恩来同志による初期段階の『大躍進政策』や『文化大革命』等の失策によって、おびただしい犠牲を生み出しつつも、20世紀最高の偉人であられる鄧小平同志の『改革解放路線』によって、『豊かな中国』を実現し、その意志を引き継いだ代々の指導者によって、ついには14億人民のほぼすべてが、西側先進国にも引けを取らない、文化的な生活を享受するに至ったのです! ──はっきり申しまして、本作の作者であれば、現在の糞ザコ自○党総裁候補どもに成り代わって、日本国の舵取り──どころか、かつての『経済大国』へと復活させることくらい、余裕で成し遂げる自信が有りますが、『中国の指導者になってみろ』と言われた日には、泣きながら土下座をして辞退させていただく所存です!」




メリーさん太「日本の首相にはなれても、中国の国家主席には全然なれる気がしないって、そんなに違うのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「わかりやすい例で言うと、Web作家を始めとする『自称軍師サマ』どもって、『俺がヒトラーに転生したら、ドイツを勝利に導いてみせる!』とかほざくやつばかりですけど、そいつらに対して、『だったらルーズベルトやチャーチルになって、連合軍を史実と寸分違わずに、勝利に導くことができるのかよ?』と突きつけたら、途端に口をつぐんでしまうようなものですよwww」




メリーさん太「な、なるほど、ドイツは実際に負けたんだから、素人の浅知恵でむちゃくちゃやったら、もしかしたら史実を覆せるかも知れないけど、勝ったほうを史実通りになぞって見ろと言った話になると、そんなことルーズベルトやチャーチル本人か、その側近くらいにしか不可能だよな?」


ちょい悪令嬢「いや、そもそも誰が当時のドイツの指導者になろうが、戦争に勝てませんよ。ドイツの勢力圏内において、旧ソビエト一国を相手にするだけでも、物資や戦闘員がまったく足りていなかったんだし、一時期イギリス本国を追いつめていたと言っても、海外にドイツ一国の国力を凌駕しかねない、カナダやオーストラリアやニュージーランドや南アフリカやインド帝国を擁していたし、スエズ運河等の交易の要衝を独占していたしで、イギリス一国に対してさえも、『勝ち目』はまったく無かったのですよ」


メリーさん太「え、そうだったの⁉ 何でそんなんで、戦争しようと思ったわけ?」




ちょい悪令嬢「本来、指導者になるべきでは無い者が、指導者になってしまったからですよ。──まさに現在における、自○党の次期総裁候補者どものようにねッ!」




メリーさん太「そんなに駄目なのかよ⁉ 自○党の総裁候補者って⁉」




ちょい悪令嬢「いや駄目でしょ、総裁候補とか言う以前に、自○党そのものがダメダメなんだから。特に現在『総裁最有力候補』とか呼ばれているボンボン、あいつなんか絶対に国家元首にしちゃ駄目だろ?」




メリーさん太「……最有力候補って、『レジ袋』のことか?」




ちょい悪令嬢「あいつ、馬鹿だ馬鹿だと思っていたけど、あそこまで馬鹿とは思わなかったわ。自○党党員はもちろん、無責任で低脳な『豚』こと国民の多くに、『レジ袋総理待望論』の雰囲気が構成されつつあるけど、ふざけるんじゃねえ! あの馬鹿が総理になったら、今度こそ日本は終わるぞ⁉」




メリーさん太「──おいッ! 『レジ袋』とはいえ、現役の国会議員サマに対して、『馬鹿馬鹿』言うなよ⁉」




ちょい悪令嬢「……あのねえ、彼の政策の目玉である、企業における『解雇条件の緩和』については、後で全力でけちょんけちょんに論破して差し上げますけど、その愚か過ぎる内容以前の問題で、こんな誰からも『反感』を食らうに決まっていることなんて、実際に『総理総裁』になる以前に、鼻高々に公言したりせず、ずっと口をつぐんで隠し通しておいて、晴れて国家権力を握ってから、大々的にアナウンスして、大企業から全面的なバックアップを受けると言う、『流れ(シナリオ)』にすべきだったのですよ!」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「いや、むしろあいつが馬鹿で助かりましたわ! もう絶対、あいつを総理にさせてはならないのはもちろん、もはや『自○党は解体させるべき』ことが決定しましたもの!」




メリーさん太「──何で、『レジ袋』が底抜けの馬鹿とはいえ、自○党そのものを解体しなければならないんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「あいつって御多分に漏れず、『世襲議員』じゃん。つまり、『自○党の世襲議員=救いようのない馬鹿』であることが確定したのであって、皆さんご存じの通り、自○党には『世襲議員』が腐るほどいて、今回『レジ袋』を女房子供(=次代の世襲議員の遺伝子保有者)共々この地上から消滅させても、第二第三の『世襲議員』が現れてくるわけじゃん? やはり臭い匂いは元から絶たなければならないのですよ!」




メリーさん太「い、いや、いくら今回の『レジ袋』が、もはや擁護のしようのない『馬鹿』だったとしても、自○党の『世襲議員』が全員、あのレベルの『馬鹿』とは限らないだろうが? それなのに、自○党自体を解党するなんて、やり過ぎなのでは?」




ちょい悪令嬢「そりゃあ、『レジ袋』の父親が、『レジ袋』並みの馬鹿だったら、話は簡単ですよ? 現在『能無し』とわかっている、世襲議員のみを『粛正』するだけで済みますからね。──しかし、父君小泉純○郎元首相は、いろいろな意味で『間違っていた』ものの、少なくとも『馬鹿では無かった』。それどころか、本来は首相になるだけの実績も地盤も無かったところ、『郵便貯金の民営化』と言う、お年寄り等の弱者を情け容赦なく切り捨てて、民間銀行の覚えめでたくなることを選ぶことによって、強力なる後ろ盾を得て、『派遣業』と言う低所得者層を更に無限に拡大させて、企業における人件費を大幅に軽減させることを成し遂げるとともに、『労働者=一般消費者』の購買能力を果てしなく低下させて、日本経済をどん底に陥らせると言う、大企業と言う『強きを助け』、庶民と言う『弱きを挫く』、『悪政』の限りを尽くすことすらやってのけたのですよ!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「それ程悪知恵が働く、ある意味『この上なく優秀な政治家』から、あんな『馬鹿』が生まれるのですよ⁉ それは現在の自○党国会議員の誰もが、『レジ袋』並みの馬鹿な後継者を生み出す『可能性』が有ることを、如実に物語っているのです! そんな国民にとって『悪夢』そのものの『可能性』なんて、自○党そのものをこの地上から永遠に消滅させてでも、事前にすべて叩き潰しておくべきでしょうが⁉」




メリーさん太「うおいっ⁉ 『可能性』だけで、日本の最有力政党を潰しちゃ駄目だろうが⁉」




ちょい悪令嬢「その『可能性』とは、下手したら何をしでかすかわからない、『真性の馬鹿』が、日本国の行く末を左右しかねなくなる『可能性』なのですよ! そんなことの『現実化』なんて、万に一つでも許すわけにはいかず、すべての『可能性』を、現段階におい完膚なきまで叩き潰しておくべきなのです!」







(※それでは『真に理想的な指導者』とは、一体何をすべきなのかを、次回にて詳細にご説明いたします☆)

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