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第1912話、わたくし、女の子は常に新しい恋に生きているので、『負けヒロイン』なんて存在しないと断言しますの☆【後編】

メリーさん太「……うちの作者にとって、オタクとしての『好みのストライクゾーン』て、例えばどんな作品なんだ?」




ちょい悪令嬢「当【座談会】においてほんのこの間話題に挙げたばかりの、今敏監督の『パプ○カ』に、現在もなおマニアックな人気を誇る『カウボーイビバ○プ』に、アキバ系のバイブル『シ○タインズ・ゲート』とか言ったところですわね」




メリーさん太「な、なるほど、最近のアニメのキャラにありがちな、『ニワカおたく』では無さそうだな」


ちょい悪令嬢「しかもこの『ふた○れ』こと『恋は双子で割○切れない』の主人公君に至っては、『第二次大戦時の戦闘機マニア』と来た日には、もはや『同志!』と呼びたいくらいですわ♫」


メリーさん太「うわあ、ガチで本作の作者の『ストライクゾーンど真ん中』じゃんか?」




ちょい悪令嬢「それで肝心の『負けヒロインレース』ですが、これまた本作の『好み』って感じでして、何とメインヒロインの片割れの『双子の妹』のほうが、自分のキャラ付け的に、『負けヒロイン』濃厚であることを自覚しているのですよ!」




メリーさん太「今度は『メタ』かよ⁉ これまた斬新な作風だな!」


ちょい悪令嬢「ねえ、『負けヒロイン』作品としても、けして『マケ○ン』に負けていないでしょう?」


メリーさん太「……少なくとも、うちの作者の『好み』に合致しているのは、間違いないわな」


ちょい悪令嬢「むしろ『負けヒロイン』の自覚が有るからこそ、誰よりも真剣に『ヒロインレース』を戦い抜こうとしていて、実の姉すらも陥れようとしているところなんて、非常に好感を覚えますわ♡」


メリーさん太「──どういう『好感』だよ、それって⁉」




ちょい悪令嬢「言ったでしょう、『恋愛』は戦いだって。勝負に勝つためには、親兄弟も正義も有りはしませんよ。相手が実の姉であろうが、どんなに卑怯な手段を使おうが、最終的に勝てばいいのです!」




メリーさん太「『卑怯な手段』て、一体どんな?」


ちょい悪令嬢「お姉ちゃんだけがバスケ部に所属していて、一年生ながら既にレギュラー入りしている『スポ根少女』なんですが、他のメインキャラたちは全員『帰宅部』なので、主人公が好きそうな『オタク話を思う存分できる(フィクションならではの)ゆるいクラブ』を新設して、放課後ダベり尽くそうとし始めたのです」


メリーさん太「──なるほど、『策士』だ! 最大のライバルの姉だけを仲間外れにしつつ、共通の趣味である『オタク談義』を交わし合う場を設けることで、より親近感を増すといった作戦か⁉」




ちょい悪令嬢「しかも、バスケ部の『かませ犬』のイケメンキャラが、お姉ちゃんに告ってきたのを知るや否や、『……そんなに真剣に悩まないで、一度くらいデートしてやったら?』なんて、実の姉にして最大の恋敵を唆すのですよ」


メリーさん太「──おまっ、それって完全にお姉ちゃんを、『恋愛レース』から追い落とそうとしているじゃんか⁉」


ちょい悪令嬢「後は、妹のほうも主人公と同じ日に買い物等に行って、偶然を装ってお姉ちゃんたちと鉢合わせすれば、完璧ですわね♫」


メリーさん太「──鬼か⁉ 主人公としては、絶対いい気はしないだろうよ!」




ちょい悪令嬢「『鬼』にでもなりますわよ、言ったでしょ、これは『戦い』だって。『勝ちヒロイン』になるためには、実の姉妹も卑怯もへったくれも無いのですよ★」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「と言うわけで、この終盤に来て、各作品共『負けヒロインレース』が白熱してきたことですし、まだまだ今期夏アニメについては、目が離せませんわよ☆」













ちょい悪令嬢「………ええと、字数も余ったことですし、ここからは、今期夏アニメの残りの作品における、『負けヒロイン(候補)の動向』について述べることにいたしましょう!」




メリーさん太「『字数も余った』って、何て無計画な⁉」




ちょい悪令嬢「(無視スルー)まずは、『マケ○ン』こと『負けヒ○インが多すぎる』が、本作の作者の中では個人的に『失速気味』であるために、『今期覇権作最有力候補』に格上げされた、『AT○I ーMy Dear Momentsー』でございます!」




メリーさん太「……あれ? それについては、ア○リちゃんの正式な『本命ヒロイン』昇格とともに、『幼馴染み』の女の子が『負けヒロイン』に確定していたんじゃ無かったっけ?」




ちょい悪令嬢「実はその後、ア○リちゃんに重大なる秘密が隠されていたことが判明して、主人公君にとって『初恋のお姉さん』であった事実なんて、どうでもよくなってしまったのですよ」


メリーさん太「……ああ、『アンドロイドの心の有無』問題か? 確かに『恋愛』を絡めるのなら、『心』については避けて通れないからな」


ちょい悪令嬢「と言うわけで、『負け確』と思われた幼馴染みさんについては、復活の可能性が出てきたと言うことで」


メリーさん太「でもよお、この作品の幼馴染みさんこそ、『主人公君とア○リちゃんとのこと、全力で応援するからね!』とか、『敵に塩』ばかり送っている、あんたの嫌いな『戦わないヒロイン』の代表格なんじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「──実はすべては、『演技』だったりしてね。彼女はア○リちゃんに料理を教えていますが、昔から料理こそが『愛情を計る』絶好の機会であり、果たしてア○リちゃんが、主人公君に対して愛情を込めて料理をつくっているのか、機械故の『演算能力』で作業しているだけなのか、とっくに見抜いていたりしてね★」




メリーさん太「他人様のキャラを、『冷徹なる策士系ヒロイン』にでっち上げるなよ⁉」




ちょい悪令嬢「いえ、むしろそうであってこそ、『尊敬』の対象になろうと言うもの。何せうちの作者は、最終的に『負け』ようとも、『戦うヒロイン』を何よりも応援していますからね」




メリーさん太「──そういえば、そうでした!」




ちょい悪令嬢「そう言う意味では、『モブ○ら』こと『モブから始まる探○英雄譚』の幼馴染みさんは、いかにもおしとやかで思いやりがあるように見えて、押すところは押しているので、『勝ち負け』以前に、もはや『正妻感』をビシビシ感じさせていますわね」




メリーさん太「え、うちの作者の『推し』はむしろ、『サーバント』で『ヴァルキリー』のシルフ○ーちゃんじゃ無かったの?」


ちょい悪令嬢「彼女のような『サーバント』は、基本的にダンジョンからは出られないので、現実世界において圧倒的に有利な幼馴染みさんとは、勝負にすらならないのです」


メリーさん太「だったら、最近パーティを組んだ『美少女三人組』は、どうなんだ?」


ちょい悪令嬢「確かに原作のWeb小説版では、あまり色恋沙汰に発展しなかったのに、アニメ版では少々雲行きが怪しくなってきましたが、どっちにしたって幼馴染みさんの敵では無いでしょう」


メリーさん太「──なに、最近の『幼馴染みヒロイン』て、むしろ『強キャラ』ばかりなの⁉」


ちょい悪令嬢「いまだ、『幼馴染み=負けヒロイン』に囚われているのは、『マケ○ン』ぐらいなものだったりしてw」




メリーさん太「……それじゃあ、この三連チャンの連載では取り上げていない、他の作品ではどうなんだよ?」




ちょい悪令嬢「むしろ『面白くない』作品タイプは、最初から『勝ちヒロイン』が決まっているやつですね」


メリーさん太「と言うと?」




ちょい悪令嬢「特に『ロ○デレ』こと『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリ○さん』ですよ。もうアレってアーリ○さんの『勝ち』が決まっているようなものですけど、なんか他のヒロインたちのほうが魅力的なので、視聴者の間で少なからず、彼女が『メインヒロイン』であることに不満が生じ始めているのですよ」




メリーさん太「……むしろ『真の幼馴染み』である、彼女のお姉さんのほうが、余程人気だしな」


ちょい悪令嬢「ねえ、やはり『幼馴染み最強』でしょう?」


メリーさん太「やっぱり、そうなるのかよ?」




ちょい悪令嬢「あえて『幼馴染みヒロイン』が出ないやつを挙げると、やはり本作の作者のお気に入りの『ハ○レ枠』こと『ハ○レ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』なんかが有りますけど、これって超美少女エルフのセ○ス=アシュレインさんの『一強』のように見えて、実は違っていたりしてw」




メリーさん太「──そういや彼女ってば、宿屋で無理やり主人公と相部屋になったり、そこではパ○ツを丸出しにしたり、ドジっ子エルフを装って『超強力な媚薬』を飲ませたりしているのに、主人公のほうは全然反応を見せないよな⁉ 彼って『ED』か何かなの⁉」




ちょい悪令嬢「何せ彼は今のところ、自分を地獄に叩き落とした『女神様』への復讐に囚われていますからね」


メリーさん太「……ああ、何だ、セ○スさんが『負けヒロイン』確定したわけじゃ無いんだ?」




ちょい悪令嬢「わかりませんよお、『憎しみ』は『愛情』の裏返しとも言いますからね。少なくとも主人公君は、女神様のことで頭いっぱいなのは確かです」




メリーさん太「いや、あの二人の間で、『恋愛関係』が成立するわけ無いだろ⁉」




ちょい悪令嬢「わかりませんよお(二回目)、禁書を読み解くことで、女神を上回る力を手に入れた主人公に圧倒された際、初めて現れた『自分より強い男』に『トゥンク♡』となり、その上『魔王討伐』の悲願を達成するためにも、いきなり主人公になびき始めるかも知れませんよお?」




メリーさん太「──あの打算的な女神様なら、十分有り得る!」




ちょい悪令嬢「と言うわけで、各作品共まだまだ予断を許さない『負けヒロインレース』ですが、読者の皆様も是非、ご自分のお気に入りの作品における『負けヒロイン』を予測するのも、結構面白いかも知れませんよ♡」

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