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第1901話、わたくし、連載1900話達成を言祝ぎますの【その2】

ちょい悪令嬢「日本人の『団結力』の凄まじさは、もはや言うまでも無いほど、これまでの歴史が証明しております。元寇の襲来、関東大震災、世界的大恐慌、第二次世界大戦の敗北等々、これまで天災か人災かにかかわらず、国が滅びてもおかしく無いほどの大災厄を、国民が一致団結して乗り越えてきました。それは現在の、『台風や地震対策』においても、脈々と受け継がれているのです!」




メリーさん太「……日本人が勤勉で団結力が高いのは、何も島国で単一民族だからと言うだけでは無く、むしろ年中災害続きの国土だからこそ、自然と勤勉かつ団結力を高めなければならなかったってわけか?」




ちょい悪令嬢「特に地方の農村部なんかが顕著でして、田植えにしろ稲刈りにしろ、地域住民総出で行わざるを得ず、今回の台風のような天災に対しては、予防処置にしろ、事後対策にしろ、個々人では対応できるはずが無く、地域が一致団結して事に当たることになるのです」


メリーさん太「なるほど、そんな住民の団結によって象られた無数の地方の市町村が合わさって、日本と言う国家が成り立っているんだから、当然日本全体としても、一つにまとまりやすいわけか?」




ちょい悪令嬢「と言うよりも、地方の小さな村社会にしろ、日本全体にしろ、天災や人災や外敵の侵略に対抗するためには、むしろ率先して一つにまとまらなければ、国と言う集団コミュニティとしてやっていけないのです。──よって、たとえ小さなこととはいえ、『夫婦別姓』などと言った、『家族』と言う最少のコミュニティにおいて、『分断の芽』を生じかねないものを看過するわけにはいかないのです。それこそ過酷な環境下にある僻地の農村では、村民の姓がすべて同じところも少なく無いそうですが、そこに都会から『意識高い系の女』が嫁いできて、強引に『夫婦別姓』を声高に主張したりしたら、下手するとコミュニティ自体が崩壊する事態すら危惧されるので、絶対に許すわけにはいかないでしょう」




メリーさん太「……確かに、その女の夫も含めて、村人全員が同じ姓を名乗っているのに、一人だけ、村の中で──と言うか、何と『一つの家庭の中』で、別姓を名乗ろうと強引に主張したとしたら、『頭がおかしい』と言っても過言では無いだろうよ」




ちょい悪令嬢「そうなのです、例えば『虎に翼をつけよう』などとは、『狂気の沙汰』以外の何物でも無いのです。たとえ虎に翼が生えたところで、物理法則上よほど巨大な翼でも無い限り、空を飛ぶことはできません。虎はあくまでも陸上生物であって、空を飛ぶ必要は無く、翼を生やそうなんて、『創造主カミサマに対する冒瀆』でしか無いのです。




 別に、女が男の仕事をする必要は有りません。


 別に、女が男社会を見返すためだけに、身分不相応な『成功』を目指す必要は有りません。


 女には、女にしかできない役割があり、


 男には、男にしかできない役割があり、


 それぞれが、天から与えられた役割のみを果たしていけば、それでいいのです。


 これは別に、女性が男性よりも能力が劣るとか、多様性を認めないとかいった話では、ありません。


 なぜなら、当【座談会】で申しておりますように、人間は男であろうと女であろうと、単身でいるうちは『不完全』なのであり、


『夫婦』になって初めて、『完全』に──言うなれば、『一人前』になれるのです。


 言わば、『夫婦』とは、『人数』的に、男と女一人ずつの、計『二人』なぞでは無く、


 そもそも独身の男も女も、文字通り『半人前』なので、


『夫婦』になって初めて、真の人間の単位として、『一人』として数えられるのであり、


 いったん『夫婦』となったからには、男も女も無くて、


 男だけが外に働きに行って成功しようが、それはけして『男だけの栄誉』とかでは無く、『夫婦』全体の栄誉なのであって、


『夫婦』のうち妻が、結婚後けして外に働きに行ったり、何か世間的に功績を成し遂げることなぞ無く、地道に家事や子育てのみに徹しようが、


『夫婦』としての自分の『片割れ』である夫の成功と栄誉は、あくまでも『夫婦』全体のものであり、妻自身の成功と栄誉でもあるのです。


 ……なんか書いていて、馬鹿馬鹿しくなってきたけど、これって至極『当たり前』のことでしか無いよね?




 つまり女はあくまでも、『内助の功』に徹すればいいわけ。




 それはけして、夫のためでも、自分のためでも無く、自分()()『夫婦』のためであって、何も男女差別でも、多様性の否定でも無いのだ。




 逆に言えば、何事も『夫婦』を最小単位に考えれば──男がどうしたとか女がどうしたとか、『夫婦未満』の半人前のことなぞ考えなければ、男女差別や多様性なぞ、最初から考える必要すら無くなるのだ。




 そしてこの考えこそは、ひいては日本全体の真の発展に寄与するのである。




 ──なぜなら、日本の団結力の基礎は、夫婦の真の一体化なのだから」







メリーさん太「──うおっ、【連載1900回達成記念】とはいえ、いつもより増して語ったものだな⁉」


ちょい悪令嬢「いえね、最近中○政府の狗の某公共放送の某朝ドラによる、『ポリコレ洗脳』が度が過ぎているので、ここらで一度釘を刺しておこうかと思いましてね★」


メリーさん太「……確かに『虎○翼』については、最近とみに批判の声が高まっているよな」




ちょい悪令嬢「『女性の社会進出』によって、『夫婦の一体性』が損なわれるどころか、『少子化』が促進され、『景気低迷』さえ促しているのですからね。そろそろ本気でやめさせなきゃならないと言うのに、更に『夫婦別姓』とか『LGBT』とかもてはやし始めやがって、マジで日本を潰すつもりかよ⁉」




メリーさん太「……うん? 何で女性の社会進出が、景気低迷に繋がるんだ? 少なくとも『労働力』は増えているんだから、むしろ経済的に発展するのでは?」




ちょい悪令嬢「まず最初に申しておきますが、男性と同等以上の成果を発揮できる『意識高い系』の女性なんて、ごく少数なのですよ。パートのおばさんを見ればわかるように、ほとんどの女性は、給料等の労働条件はほどほどでいいから、『あまり責任感の無い楽な仕事をしたい』と思っているのです」




メリーさん太「──確かにぐうの音も出ないほどの正論だけど、ちょっと考え方が古いんじゃありませんか⁉」




ちょい悪令嬢「実は『新しい』ほうが、もっとタチが悪いんですよ、こっちこそが日本の景気をどん底までたたき起こした、『元凶』なのです」


メリーさん太「……何だその、『新しい』ほうって?」




ちょい悪令嬢「『ハケン』ですよ」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「そもそも『パート』って、子育てが一段落した、(下手すると正規社員の経験すら有る)人生の酸いも甘いも熟知している方ばかりで、あくまでもしっかりと稼ぎのある正社員である夫の補助として、給料はそれなりでも主婦業の妨げにならない程度の、文字通りの『片手間の』労働でしかないのです」




メリーさん太「う、うん」




ちょい悪令嬢「それに対して、日本において本来は禁じられていた『派遣業』は、結果的に日本経済をどん底まで叩き落とした『大戦犯』であり、女性を『間違った形で』社会に進出させてしまった、『この世の悪の根源』とも呼び得るものなのですよッ!」




メリーさん太「──おいおい、一体『派遣』の何が、そんなに問題だって言うんだよ⁉」







(※次回に続きます)

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