第1887話、【マリー礼賛①】わたくし、『心が叫びたがって○んだ。』の女流脚本家ならではのヒロインの心理描写に脱帽ですの♡
ちょい悪令嬢「……岸○、総理大臣、辞めるってよ」
メリーさん太「──何ソノ、どこかで聞いたような口調、いきなりどうした⁉」
ちょい悪令嬢「信じられませんわ、前々から当【座談会】においては、岸○氏は総理に就任してから以来ずっと、国民のためになるような政策は何一つやっていないと、揶揄して参りましたが、まさかそのまま『具体的な功績0』で、総理を辞めてしまうなんて⁉」
メリーさん太「あの超短期政権だった菅義○氏だって、携帯電話主要キャリアの大幅値下げと契約手続きの簡素化と言う、国民にとって大いに実りある成果を残してくれたくらいなのにな」
ちょい悪令嬢「そもそも『岸○』って何だったの? そんなほとんどの国民が名前もろくに知らなかったザコが、どうして総理大臣になれたんだよ」
メリーさん太「……え、何で急に今更になって、『人格否定』レベルの、特大の『ディスり』をおっ始めたの?」
ちょい悪令嬢「ほら、今回次期総理として名乗りを上げたり、長老議員から指名を受けたりしているのって、石○茂氏、河○太郎氏、高○早苗氏、小○進次郎氏、茂○敏充氏──等々と、これまで何らかの形で話題になったことが有って、ほとんどの国民が最低限、名前くらいは知っている方ばかりじゃ無いですか? それに比べて『岸○文雄』とか言うモブ議員なんて、総理になるまでに知っていた人がどれだけいたかって話ですよ⁉」
メリーさん太「……あー」
ちょい悪令嬢「第何次だかの安倍政権で外務大臣をしていたそうですけど、いくら閣僚の一員だからって、ほとんど話題にならなかったモブ議員のことなんか覚えているかってえの。そんなのをいきなり総理大臣にするなよ⁉」
メリーさん太「い、いや、うちの作者が知らないだけで、外務大臣として外交上において、特別な成果を上げていたかも知れないじゃ無いか?」
ちょい悪令嬢「笑わせるな! そもそもここ十年から二十年の間で、全政権を通して、何か『外交的成果』を挙げたことが有ると言うのかよ⁉」
メリーさん太「……返す言葉もねえ、『金をばらまく』以外で、日本が国外において、ポイントを稼いだ記憶が、何一つ無いぞ?」
ちょい悪令嬢「まさに総理大臣としての岸○氏も、それ以外能が無かったじゃんか?」
メリーさん太「返す言葉もねえ(二回目)」
ちょい悪令嬢「……大方、こいつが総理大臣になるために稼いだポイントって、国民が与り知らぬ『裏事情』において、自○党の各派閥のドンにとってメリットが大いに有る、『ヨゴレ仕事』か何かじゃねえのか?」
メリーさん太「あ、有り得る」
ちょい悪令嬢「それでその、単に自○党の各派閥の『力関係』のバランスを維持するためだけに選出された、『モブ議員』が総理になったところで、当然のごとくめぼしい成果は何も残さなくて、現在において庶民の生活をどん底に陥れたまま、自分だけ退任して逃げ出すと言う、もはや政治家と言うよりも人間として最低の行い!(怒) これって『調○兵団の団長』だった場合なら、国民一人一人の前で、『──皆様に犠牲だけ強いて、何の成果も有りませんでしたああああ!!!』と、土下座しなければならないレベルの話じゃ無いの?」
メリーさん太「そして、潔く頭を丸めて、後は後進の調○兵団員を育てるために、鬼教官にでもなるべきだよな」
ちょい悪令嬢「──え、キース=シャーデ○スさんて、天然ハゲでは無く、自ら頭を剃っていたの⁉」
メリーさん太「……うんまあ、某『逃げ上手の総理』や『進○の巨人』の話はもういいから、そろそろ本題に入れや」
ちょい悪令嬢「そうですね、まるで『卵そのもののツルツルはげ頭』と言う、共通点も有ることだしw」
メリーさん太「──あっちのお方は、野球部員だから、坊主頭にしているだけだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「と言うわけで、【お盆休み記念☆過去の超傑作アニメの考察】祭りの第2段ですが、今回から数回にわたって、『マリー』さんこと岡○麿里氏の脚本作品を取り上げていきたいかと存じます!」
メリーさん太「マリーさん単独と言うよりは、『超平和バスタ○ズ』作品だけどな」
ちょい悪令嬢「そうですね、皆さんご存じの『あ○花』こと『あ○日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』に始まり、今回の『こ○さけ』こと『心が叫びたがって○んだ。』に、次回考察予定の『空の青さ○知る人よ』とで、『秩父三部作』と呼ばれており、それを手がけられたメインスタッフの長○龍雪監督、キャラデザ&総作画監督の田○将賀氏、脚本の岡○麿里氏のお三方のユニット名として、『超平和バスタ○ズ』と言われるんですよね」
メリーさん太「彼女たちがメインに関わった作品としては他に、『とら○ラ!』や『機動戦士ガ○ダム 鉄血のオルフ○ンズ』が有名だよな」
ちょい悪令嬢「今度の10月公開予定の劇場版新作の『ふ○る。』も、話題になってますよね」
メリーさん太「でもこのお三方と言えば何はさておき、当【座談会】でも散々取り上げた、『あ○花』だよな? まさにその『あ○花』の人気の余勢を駆って、劇場版新作として制作されて話題になった、『心が叫びたがって○んだ。』を今回実際に見て、『第一印象』としてはどうだったんだ?」
ちょい悪令嬢「もうね、今回もまた、アニメ界における超絶技巧の『女性プロ』の皆様に、完膚なきまで打ちのめされた──と言うのが、正直な感想でございます☆」
メリーさん太「な、何だよ、『女性プロに打ちのめされた』とか? しかも、『今回もまた』って?」
ちょい悪令嬢「今作の注目点は、何と言っても『マリー氏の脚本』に尽きます。そもそも秩父は彼女の故郷であり、『あ○花』を含めてこの三部作自体が、彼女の『私小説』みたいなものでもありますからね」
メリーさん太「ああ、そう言う見方もあるのか?」
ちょい悪令嬢「もちろん、全体的とりまとめ役である長○監督や、今回のメインヒロインの『成瀬ジ○ン』ちゃんをむちゃくちゃ可愛く描いてくださったキャラデザの田○氏も、けして無視できない存在ですが、皆さん既にご存じのように、最近本作の作者においては、アニメ作品における『脚本家の影響力』こそを以前以上に注目しておりますしね。特に女流において綾○ゆにこ氏とともに最大の関心を寄せているマリー氏ともなれば、注目度もひとしおですよ!」
メリーさん太「……そういや、本作の作者が最近ゲキ推ししていた、『荒ぶる季節の乙○どもよ。』の脚本&シリーズ構成(&おまけに原作)も、マリーさんだったっけ?」
ちょい悪令嬢「そんな彼女が、『うるさ型』の本作の作者を、どれほど満足させてくださるのか、大いに興味津々ですわ♫」
メリーさん太「いつに増して、『意地悪な』見方だな? もうすでに『あら探し』する気満々じゃねえか?」
ちょい悪令嬢「──とんでもない! さっきも申したでしょう? この作品においては、『女流プロ』の皆様に、完全に脱帽したって! もはや文句をつけるどころか、『完敗』ですよ!」
メリーさん太「ええっ、そんなに良かったの、『こ○さけ』って⁉」
ちょい悪令嬢「もうね、導入部からすでに完璧で、おしゃべりで明るかった幼い女の子が、コミュ障で陰キャのJKへと様変わりする過程が、どことなく『ジ○リアニメ』を彷彿とさせるファンタジー要素を絡めて、非常に説得力の有る形で描かれているのです!」
メリーさん太「あ、そうなの?」
ちょい悪令嬢「ここでヒロインに『言葉をしゃべれなくなる魔法』をかける『卵』の形をした謎キャラが、その姿と『中の人』とで、『引っかけ問題的な伏線』を張っているところなんて、むちゃくちゃ凝っているんですよ!」
メリーさん太「何ソレ? どうして卵が伏線になるんだよ?」
ちょい悪令嬢「ヒロインの幼い頃の夢が、『いつか王子様が自分を迎えに来る』ことなんですが、『卵』を『玉子』と書いて、『点』を一つ取り去れば、『王子』様になるでしょう?」
メリーさん太「──おおっ! つまり全編的なキーワードである『卵』には、『玉子』と『王子』との、『ダブルミーニング』が有るわけか⁉」
ちょい悪令嬢「ヒロインにとっては、自分から言葉を奪った玉子は『抑圧者』だし、その状態から解放してくれる王子のほうは『救世主』なわけですが、実はそこにも『ミスリード』が秘められていたのです!」
メリーさん太「へ? そんなわかりやすい対比なのに、『ミスリード』なんて有り得るのか?」
ちょい悪令嬢「これについては何を言っても『ネタバレ』になりますので、詳しくは述べませんが、いかにもありふれた『男女4人組』の物語と思わせておいて、結局のところ全然ありふれていなかったりして☆」
メリーさん太「──なっ⁉」
(※次回に続きます)