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第1874話、わたくし、オリンピックが『男が女に暴力を振るう』ことを肯定してくれたお陰で、『LGBTの撲滅』を全力で推奨できますの★

ちょい悪令嬢「──やってくれました! 今回の『パリオリンピック』が、ついにやってくださいましたよ!」




メリーさん太「な、何だ、冒頭からいきなりどうした⁉ また日本選手が、『大金星』でもあげたのか?」




ちょい悪令嬢「『日本』? そんなちゃちな話ではございません! 『全人類』に関わる大問題に、何と『決着』がついたのですよ!」


メリーさん太「へ? 『全人類的問題』だと? しかも、『決着がついた』って……」







ちょい悪令嬢「女子ボクシング部門で、別の国際大会では出場が認められなかった、トランスジェンダーのような精神的『性別不一致』──どころか、身体的特徴には確かに女性的なものが見られるものの、遺伝学的には男性としての特徴を有する選手が、二人も出場を認められて、実際に試合が行われたのですが、案の定試合開始数十秒で、絶対的な『危険』を感じた相手の純粋なる女性選手が、『棄権』を申し出て試合が終了したのです。──つまり、オリンピックと言う公式の国際大会において、『男が女に暴力を振るう残虐極まる格闘技を見世物にした』のですよ!」







メリーさん太「──‼」







ちょい悪令嬢「しかも、この結果に対して相手国陣営を始めとして、世界中の良識ある人々が非難囂々になったのに対して、何と国際オリンピック委員会『IOC』の連中ときたら、改めて『IOCはいかなる差別も許さない』などと、むしろ『性的不一致選手』のほうを擁護するような声明を発表しやがったんですよ」




メリーさん太「──いやいやいや、何ソレ⁉ 文句を言いたいのは、純然たる女性選手の皆様のほうだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「大丈夫です、これで金権糞スポーツの祭典のほうはともかく、最近あまりにも慢心しきっていた『LGBT』のほうは、『完全に根絶可能』となりましたから♫」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「いやもちろん、今回のケースは厳密に言えば、『トランスジェンダー』を始めとする『性的少数者《LGBT》』のいかなるセクションにも該当しない、あくまでも遺伝学上の『疾病』であり、まったくの『別件』とも言えますが、『男性の身体能力を有する者が、女子格闘技の試合に出場して、公然と女性に対して暴力を振るう』と言う意味では、別に遺伝学的に問題が無く、確固とした男性の身体能力を有するトランスジェンダーが、女子格闘技の世界に進出した場合、どのような『悲劇』が起こるかを、事前に証明したとも言えるのです! つまり、当然このようなオリンピックの女子格闘技戦をも含む、『社会のあらゆる面にトランスジェンダーを含むLGBT勢力の進出を促進し、更にはその場においていかなる差別を許さない=言論弾圧をしようとする』、現在のエセ『LGBT』のこれ以上の権力拡大をのさばらせておくと、正常なる一般大衆の皆様はもちろん、正当なるフェミニズム活動家の女性陣、更には善良なる同性愛者の方に至るまで、大変迷惑を被るところとなり、まだ完全に芽が育たぬうちに叩き潰そうと思っていたのですが、なぜか政治界や経済界のごうつくばりどもにとっては、『LGBT』が国際的に伸張するのが都合がいいのか、どんどんと様々な権利が認められていき、もはや手遅れかと思われたところ、ここに至っていきなり、




『LGBT』ならではの『危険性』と『致命的欠陥』を、事もあろうに公的な国際大会の場で、あからさまに示してくださったのです☆」




メリーさん太「……それが女子ボクシング部門における、トランス紛いの『性的不一致』選手の出場ってわけか?」




ちょい悪令嬢「これぞまさしく、『男による女に対する暴力行動を見世物にする』こと以外の何物でも無いのですが、実はこのような卑劣な行いなんて、『人類史上初の暴挙』と言っても過言では無いのです!」




メリーさん太「……『人類初』、だと?」


ちょい悪令嬢「確かにかつて、古代ローマあたりで、奴隷同士を『拳闘士』とかに仕立て上げて、『殺し合い』をさせて、それを見世物にしたことも有ったでしょう」


メリーさん太「ああ、『コロッセウム』とかの、当時の建築物も残っていることだしな」


ちょい悪令嬢「でも、そんな人権無視の残虐なるショウにおいても、原則的に『男と女を闘わせる』なんてことは有りませんでした。──なぜだと思います?」


メリーさん太「な、なぜって、『残酷』を売り物にしているのなら、そう言った趣向も有ってもおかしくは無いと思うけどな?」




ちょい悪令嬢「ボケ! そう言う殺し合いショウには、必ず『金』が絡んでいるんだよ! つまり、男と女を闘わせたところで、『結果』は最初から分かりきった話で、『賭け』にはならないんだよ!」




メリーさん太「あ」







ちょい悪令嬢「つまり、同じ金儲け主義の現代オリンピックにおいては、かつての残虐極まる奴隷同士の殺し合いですら忌避された、『男による女に対する暴力行為』すらも『見世物』にしたわけで、これを『人類史上最悪の恥辱』と言わずして、何と言うべきでしょうね?」







メリーさん太「た、確かに……」







ちょい悪令嬢「これもすべては、現在の間違った『LGBT』ムーブメントを、一般民衆が甘く見て、放置していた結果なのです! これ以上こんな『危険思想』を野放ししていたら、ゆくゆくは様々な『悲劇』が生まれかねず、特に女性の保護を主眼として各種の活動をなされている方々の努力を、すべて水泡に帰させかねないのです!」




メリーさん太「エセ『LGBT』活動こそが、『女性の保護』と矛盾しかねないだと?」




ちょい悪令嬢「例の悪名高き『準レイプ罪』ですが、驚くことに、たとえ男とホテルに行ったとしても、『事』に及んだ場合、男性のほうが罪に問われることもあり得るようになったのですが、これってなぜだと思います?」




メリーさん太「──もう、むちゃくちゃだな⁉」




ちょい悪令嬢「実はこれって、今回の『性的不一致選手の一方的暴力行為』によって、如実に証明されてしまったのです」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「つまりですね、今回の件ではっきりしたのは、女は男に『暴力では絶対勝てない』と言うことであり、たとえ実際に暴力を振るわなくても、常に『威圧』を与えることで、女を自分の意のままにすることが可能で、ホテルに行ったことも、暗に男から暴力を背景した威圧を与えられることによって逆らえなかったと言う、理論が成り立つのですよ」




メリーさん太「な、何と、『男女関係』って実は、常に『男の暴力による威圧』のもとで、何事も進んでいたわけなのか⁉」


ちょい悪令嬢「これって、男性の方には理解しにくいと思いますので、非常にわかりやすい例を挙げますと、仮にあなたに懇意にしている、同性の筋骨隆々とした黒人兵がいたとします、」


メリーさん太「──そんなケース、一般的に有り得るのか⁉」


ちょい悪令嬢「そんな黒人兵──仮名『ジョニー』が、日本人男子高校生である仮名『アキラ』に対して、『──ヘイ、アキラ、今から一緒にラブホに行こうぜ♡』と言ってきたら、どうでしょうね?」


メリーさん太「いや、そんなこと言われたら、即刻断るよね⁉」




ちょい悪令嬢「でも相手は言葉巧みに言うのです、『……つれないな、アキラ、俺たちブラザーだろう? ラブホと言っても最新設備の整った、ファッションホテルで、酒やツマミもうまいし、娯楽施設も面白いのが備わっているんだ。ちょっとしたアミューズメントパークに行くと思ってくれよ?』とかねw」




メリーさん太「……それって、結局のところ『事に及ぶのか及ばないのか』を、断言しないところが卑劣だよな」




ちょい悪令嬢「事に及ぶに決まっているじゃないですか! ジョニーにまんまと言いくるめられたアキラは、圧倒的な暴力差も有って、下手に断って相手を怒らせるわけにも行かず、渋々ラブホに同行するのですが、そうなったらこっちのものと、ジョニーの『ジュニア』のアミューズメントパワーが炸裂するわけなのでございます!」




メリーさん太「──筆頭公爵家令嬢さん⁉」




ちょい悪令嬢「とにかくこれで、『LGBT』のこれ以上の権利拡大は、『人類にとって害悪』以外の何物でも無いことがはっきりとしましたので、全人類が力を合わせて今すぐ叩き潰しましょう!………………異論の有る方は、国家元首だろうが、国際オリンピック委員会の会長だろうが、いかなる人権団体だろうが、『ホモの黒人兵のジュニアのアミューズメント刑』に処しますので、お覚悟のほどを」







メリーさん太「……いや、そんなイカれた刑に処すまでも無く、今回の大正論に対して、異論を言えるやつなんて存在し得ないだろ? ──言えるものなら言ってみろよ? 秒で封殺してやるから★」







※【作者注】


 今回取り上げた『性的不一致』ボクシング選手は、単なる自己申告的な『トランスジェンダー』とは違って、れっきとした『病人』であり、本来なら批判の対象とすべきでは無いでしょうが、たとえ自他共に認める同情すべき病人とはいえ、仮にも『男性としての腕力』を有する者が、女子スポーツ──それも、『格闘技』のフィールドに乗り込んできて、自分よりも遥かに『ヤワでか弱い』純粋なる女性に『暴力』を振るうことなぞ、どうしても許せず、かなりきつい言い方で糾弾した次第でございます。


 更には、今回あえて、『トランスジェンダー』よりも理解の得やすい『性的不一致』の選手を、IOCが『女性枠』への出場を認めたのは、近い将来『肉体的にはれっきとした男性であるトランスジェンダー選手』を、女性の『格闘技種目』へと参戦させるための布石とも見なせて、そんなことが実現されたら女性選手にとっては『阿鼻叫喚の地獄絵図』に他ならず、そのような卑劣極まる野望は手遅れにならないうちに、現段階で徹底的に叩き潰すべきかと存じます。

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