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第1853話、わたくし、今まさに『旧作アニメ』が熱いのですの!

ちょい悪令嬢「……う〜ん、ホントに大丈夫かなあ、今期の夏アニメって」




メリーさん太「──うおいッ! のっけから一体、何言っているんだ⁉」




ちょい悪令嬢「だってそうじゃ無いですか? 一応めぼしい作品のほとんどが放映&配信された今現在において、『──これは予想外に面白そうだぞ⁉』と、度肝を抜かれた作品なんて、一つでも有りましたっけ?」




メリーさん太「うぐぅッ⁉」


ちょい悪令嬢「ぶっちゃけ、いかにも第1話丸ごと『定型パターン』そのままだった『天穂のサ○ナヒメ』や、典型的な『ラブコメラノベ』でしか無い『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリ○さん』とかが、『消去法的にマシなほう』であること自体が、かなりマズい状況であることを如実に物語っていると思うのですよ」


メリーさん太「……まあなあ、そもそも今期の夏アニメって、完全新作で前評判が良かったのって、その二つくらいだしな」


ちょい悪令嬢「本作の作者が今のところ『私的覇権候補』と見なしているのは、もはや一定以上の評価を得ている『推○の子』と『物○』シリーズに、昨年の年間覇権作である『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』とメインスタッフが同じなので私的に注目している、『菜なれ花○れ』くらいなものですしね」


メリーさん太「それって、この前も言っていたよな? あれから数日経って、いろいろと新作も見ただろうに、他にはこれといった作品は無かったのか?」


ちょい悪令嬢「あ、有りました! 視聴継続確定とまではいきませんが、三話くらいなら見てみようと思えた作品が!」


メリーさん太「……微妙な評価だなあ? ──それで、何と言う作品なんだ?」




ちょい悪令嬢「『モブから始まる探索英○譚』です!」




メリーさん太「──よりによって、『なろう系』かよ⁉」




ちょい悪令嬢「……何ですか、『よりによって』って? メリーさんはお忘れかも知れませんが、うちの作者は一応『なろう作家』であり、当然(わたくし)は『なろう系の主人公』なのだから、『なろう系の作品』を評価しても、別におかしくは無いでしょうが?」


メリーさん太「……それはそうかも知れないけど、何で今更、『モブから始まる探索英○譚(略して『モ○から』)』と言うタイトルからして、いかにも『典型的なろう』作品なんかを?」




ちょい悪令嬢「メインヒロインの子が、ものすっごく可愛かったからです♡」




メリーさん太「──をい⁉」




ちょい悪令嬢「いやもう、『シルフ○ーちゃん』てば、めちゃくちゃ健気で愛らしいのですよ! 今は『幼女』の姿をしていますが──」




メリーさん太「……何、だと?」




ちょい悪令嬢「──あっ、待って! ちょっと待って! この子が『幼女』であることには、ちゃんと理由が有るんだから!」




メリーさん太「ほう、言ってみろ?」




ちょい悪令嬢「①マスターである主人公自身の現時点におけるレベルが低いからであって、彼のレベルが上がるごとに成長していくものと思われる」


メリーさん太「うむ、いかにも有りがちな設定だな?」


ちょい悪令嬢「②本当は大人の姿のほうがデフォルトなのだが、その身体があまりにも巨大にして、振るえる力が強大なので、いざという時以外は幼女に擬態している」


メリーさん太「そういや、最初に顕現した際には、単に大人の姿であるだけでは無く、むちゃくちゃ巨大だったよな」


ちょい悪令嬢「③彼女は『神様パワー』を使用するごとに、倒したモンスターのドロップアイテムを摂取しなくてはならないが、そうなると当然、むやみに力を使わせ過ぎると、ドロップアイテムの消費量も嵩むので、本末転倒となりかねず、今のところ力の行使を抑え気味にしているけど、実は一度に大量にドロップアイテムを与えると、短時間限定とはいえ、初見時の巨大な身体となり、強大なる『神様パワー』を使えるようになるものと思われる」


メリーさん太「なるほど、活躍の褒美としてでは無く、事前にパワーアップさせるために、ドロップアイテムを与えたほうが、本来の姿に戻れるってわけか?」




ちょい悪令嬢「まあ、理由は何にせよ、(『盾の勇○の成り上がり』等の『詐欺ロリ』作品とは違って)しばらくのところは幼女の姿のままのようですので、ひとまずは安心ですわね♡」




メリーさん太「──何が『安心』だよ⁉ 結局『幼女』目当てじゃねえか⁉」


ちょい悪令嬢「……『盾の勇○の成り上がり』の悪夢は、繰り返してはならないのですッ!」


メリーさん太「やかましいッ!」




ちょい悪令嬢「──とまあこのように、今期夏アニメは『完全新作』に関しては、非常に心許ない状況にありますので、俄然『旧作』のほうに興味が向けられるわけなのです──と言うのが、今回のテーマなんですよ☆」




メリーさん太「『旧作』、って?」


ちょい悪令嬢「最近当【座談会】にてとみに取り上げている『グラスリ○プ』を始めとして、いまだ全話無料公開が続いている『フリップフラ○パーズ』や、『無限のリヴ○イアス』に、『荒ぶる季節の乙○どもよ。』──と言った感じでしょうか?」


メリーさん太「──どれもカルト的人気を誇っている、超問題作ばかりじゃ無いか⁉」




ちょい悪令嬢「特に『グラスリ○プ』の魅力を理解できない方が多いと思われますので、簡単にご説明しますと、皆さんが指摘なされているように、『なんかふわふわとしたイメージ優先でいて難解な内容』であればあるほど、我々クリエーターとしては『創作意欲』を刺激されて、いろいろと新作案が浮かんでくるので、非常に大助かりなのですよ!」




メリーさん太「……そういや、『響け!ユーフ○ニアム』アニメ版最終章の第12話だけでも、『グラスリ○プ』的な【アナザーヴァージョン】を、二本も考案していたよな?」


ちょい悪令嬢「むしろ世界観や各種設定をガチガチに固めて、オチも明確である作品とかだったら、想像や妄想を挟む余地が有りませんからね、純然たる視聴者としては満足できても、クリエーターとしてはあまり面白みが無いのですよ」


メリーさん太「……うう〜ん、その『クリエーターならではの受け取り方』って、完全に納得はできないが、ある程度理解できなくもないって感じかな?」


ちょい悪令嬢「『フリップフラ○パーズ』なんかも、同じようなタイプで、非常に『妄想』がはかどる良い作品ですよね♫」


メリーさん太「ああ、これについても、これまで何度も考察を重ねてきたよな」


ちょい悪令嬢「とはいえ、『無限のリヴ○イアス』については、現在のところあまりにも『謎』過ぎて、これはこれでコメントしづらかったりして」


メリーさん太「聞くところによると、結構『キツい』内容だそうだから、これからの『クライマックス編』に関しては、かなりの覚悟がいるだろうな」


ちょい悪令嬢「残るは『荒ぶる季節の乙○どもよ。』ですが、実は今最も熱中して見ている作品だったりします」


メリーさん太「……あれ? 確かこれって無料配信されるのは初めてというわけでも無かろうに、何で急に興味を覚えたんだ?」


ちょい悪令嬢「脚本及びシリーズ構成(更には何と原作までも!)が、かの『マリー』さんこと岡○麿里氏であることを、今更になって初めて知ったので、その音に聞く『天才性』をこの目で確かめてみようかと思いまして☆」


メリーさん太「……何か、意地悪な見方だなあ?」


ちょい悪令嬢「いえそれが、今のところむちゃくちゃ面白くて、『及第点』は軽くクリアしているのですよ!」


メリーさん太「何でそんなに、上から目線なんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「──というわけで、各種動画サイト様においては、現在多数の『過去の超名作』アニメの無料配信が行われておりますので、新作アニメにあまり興味を覚えられなかった方は、まさしく『温故知新』と言うことで、一見してみる価値は有るかと思いますよ♡」

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