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第1844話、わたくし、『小説家になろう』様における、『原○』&『崩○』の二次創作解禁を言祝ぎますの♡

「……ここは、一体」



 気がつけば僕は、四方八方すべてが真っ白に塗りつぶされた、不可思議な空間にいた。




 ……確かほんのついさっき、『暴走トラック』に轢かれそうになっていた、ポメラニアンの仔犬を助けようとして、そしてそれから──


 ──うっ、頭が痛い⁉


 なぜだ、なぜ『それから先』の、記憶が無いんだ⁉




「それは、あなたに過度の心理的負担をかけないために、あえて記憶から削除したのです。──ようこそ、『勇者殿』、我が世界へ!」




 いつしか目の前には、どことなく神秘性の有る絶世の美女が現れていて、僕に向かって厳かにそう言った。




「…………ああ、うん、何だ、『なろう系』か?」




『何かこのパターンも大概だなあ』──と、作中のキャラが心中で毒づいたりするのも、『何かこのパターンも大概だなあ』だったりしてw




「おい、なんか心の中でメタ的なことを考えているところ悪いが、別に私は『なろう系の女神様』では無いぞ?」


「え、違うんですか?」


「……やれやれ、その様子だと、まだ知らないようだな? そんなんじゃ、軽々しく『なろう系』などとは言えないぞ?」


「『知らない』って、一体『何』をです?」




「何と今回『小説家になろう』様において、かの国際的超人気ゲーム『原○』や『崩○』を始めとする、『miH○Y○』グループ様(の日本法人の『株式会社C○GN○SPHERE』様)の著作物の【二次創作】を、晴れて解禁したのです!」




「──なっ⁉」




 そ、それって、つまり、


 これからは『小説家になろう』なら、『原○』や『崩○』の【二次創作】を、書き放題と言うことなの⁉




「──いやいやいやいや、ちょっと待って! 『miH○Y○作品』の【二次創作】が解禁されたのと、僕がこんな謎空間にいるのと、一体どんな関係が有ると言うんですか⁉」




 それは、至極当然なる疑問であった。


 ……しかし目の前の『自称女神様』ときたら、いかにも「何て察しの悪いやつなんだ?」と言った感じの表情を浮かべるばかりであった………………失礼な。




「つまりこのWeb小説は、【原○の二次創作のプロトタイプ】であって、私たちはその『登場人物』であるわけなのですよ」


 ──この女神、ガチでぶっちゃけやがった⁉


「えっ、これって既に、【原○の二次創作】なの? だったら、僕とあんたは、一体どういったキャラなわけ?」


 いや、僕は自分をごく普通の日本の男子高校生とばかり、思っていたんだけど?


 そもそも『原○』とか『崩○』とか、やったこと無いし!


「当然この私こそ、これからあなたが転生する、『原○世界を司る女神』と言うことになります」


「…………はあ? あんな神様だらけの世界なのに、それを司る女神までいるわけ?」


「──だからこれは【二次創作】だって、言っているだろうが⁉ いわゆるメタ的に、『原○と言うゲーム世界を司っている女神』みたいなものなんだよ⁉………………あれ、ちょっと待って? あなたの今の言葉に、何だか『違和感』を覚えたんですけど?」


「本当にメタだな⁉…………まあ、いい、それで、そんなメタ的な『二次創作の世界の女神様』が、単なる普通の男子高校生である僕に、一体何の用なんだ?」


「その辺はまさに『なろう系』そのものだったりして、不慮の事故で死んでしまったあなたに、仔犬ちゃんの身替わりとなった崇高なる献身性を認めて、『原○ワールド』において『勇者』として転生する権利を与えることにしたのです!」


「ホントですか⁉ ──いやでも、ゲーム自体やったことが無いのでわからないんですけど、『原○』て、『勇者』なんかが登場する世界観でしたっけ?」


「(……何だろ、この違和感は?)そこであなたには、『原○』のゲームの世界の中に転生するに当たって、何でも希望するチートスキルの取得か、いっそのことゲーム内の特定のキャラへの転生のどちらかを、自由に選ばせてやろうと思っているのですよ」




「──だったら、『ヒルチ○ール』で、お願いしますッ!」




「即答かよ⁉ ──いや何で、よりによって『ヒルチ○ール』なの? 『ゴブリン転生』のようなのを望んでいるわけ?」


「彼らにしかできない、『特殊な役割』に、以前から憧れていたのですッ!」


「(……あれ、むちゃくちゃ違和感が募ってきているんですけど?)はて、ヒルチ○ールにそんなものが有りましたっけ? ──あ、でも、一応選べるのは、『人間キャラ』と言うことになっておりますので、ヒルチ○ールはもちろん、神仙の類いも駄目なのですが?」




「だったら、いかにも『日焼けサロン通いが趣味』って感じの、いつも全身真っ黒で、表情がまったく窺えない濃いめのサングラスをかけていて、身体中に趣味の悪い金色のアクセサリーを着けている、『DQN系』の精力バリバリな大男を希望しますッ!」




「──『違和感』の正体がわかったわ! 『原○も崩○もやったことは無い』と言いつつも、なぜか偏った情報にだけは妙に詳しいと思っていたら、あんた碌でもない【アレ系の二次創作】でしか、『原○』や『崩○』に触れていないだろ⁉」




「でも、僕が知っている限りでは、どんな超常の力を持った最強クラスの、女神様でも、女武芸者でも、女冒険者でも、なぜかガングロDQN男を前にしたら、完全に無力化して、何でも言いなりになっていましたけど?」




「それって完全に、【18禁二次創作】の世界限定の、『謎ルール』だろうが⁉」




「え? 『原○』や『崩○』って、『エ○ゲ』じゃ無いんですか?」




「──違うわい!」




   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑




ちょい悪令嬢「──言うまでもありませんが、『原○』や『崩○』の【公式二次創作】においては、『エロ』は厳禁ですので、どうか誤解の無きようお願いいたします☆」




メリーさん太「……おまえは一体、何を言っているのだ? それに今回の冒頭の【突発短編】は、一体何だ? あれって【著作権】的に、大丈夫なのか?」




ちょい悪令嬢「──大丈夫です! 何と『小説家になろう』様においては、このたび『原○』や『崩○』を始めとする、『miH○Y○』様(の日本法人の『株式会社C○GN○SPHERE』様)の緒作品の二次創作が、晴れて解禁の運びとなったのです!」




メリーさん太「──大丈夫じゃ無いだろ⁉ この連載は『小説家になろう』様だけでは無く、『カクヨム』様でも公開しているんだから!」




ちょい悪令嬢「その点についても、抜かり有りません。今回のはあくまでも【試作版プロトタイプ】であり、具体的に著作権に触れるような記述は有りませんから」


メリーさん太「……まあ、各作品のタイトルや、『ヒルチ○ール』と言う名称くらいなら、ギリギリセーフかな?」


ちょい悪令嬢「それよりも、『原○』や『崩○』の二次創作が、いくらでも書けることになったことのほうが重要ですよ!」


メリーさん太「むちゃくちゃ乗り気だな⁉ 本作の作者って、ゲームとか全然やったことないくせに⁉」


ちょい悪令嬢「なぜか『原○』や『崩○』のキャラについては、非常に詳しかったりするのですわ☆」


メリーさん太「あ、あいつ、まさか……」




ちょい悪令嬢「とりあえず今のところ考えているのは、現代日本の男子高校生が『原○』世界において、『ヒルチ○ール』に転生するやつです!」




メリーさん太「──さっきの【突発短編】そのまんまじゃねえか⁉ 【公式二次創作】なんだから、『エロ』は駄目だろ⁉」




ちょい悪令嬢「? おかしなメリーさんですこと。何で『ヒルチ○ール』を主人公にすることが、『エロ』になるのですか?」


メリーさん太「──うぐぅッ⁉」




ちょい悪令嬢「主人公は『ヒルチ○ール』に転生しつつも、現代日本で培った正義感と侠気を忘れず、革命によって国を追われた女神様である『雷○将軍』を助けて、共に諸国を漫遊しつつ仲間を増やしていき、ついには革命軍を打ち倒すと言う、『王道ヒーロー物語』となっております!」




メリーさん太「──何ソノ、ガチで王道の英雄物語は⁉」




ちょい悪令嬢「……例の超傑作アニメが、王道を捨てた『逆張り脚本』のために、晩節を汚してしまったことを鑑みて、『王道』の素晴らしさを再認識したのですよ」




メリーさん太「──だからもう、『あの作品』や『某脚本家』のことは忘れようよ⁉」


ちょい悪令嬢「今期夏アニメの『天穂のサ○ナヒメ』の視聴、どうしようかなあ? 前から興味が有ったんだけど、シリーズ構成と脚本が『アレ』だしなあ……」


メリーさん太「──もう、やめてええええええ!」




ちょい悪令嬢「まあ冗談はともかくとして、特に長年の『原○』&『崩○』のファンの皆様におかれましては、本作の作者同様に大喜びなされているかと思われますが、くれぐれも『小説家になろう』様や『miH○Y○』グループ様の『利用規約』を守って、健全な【二次創作】作りに励まれることをお勧めいたしますわ♡」










メリーさん太「……あんたが言うなよ、『剥ぎコラ師』悪役令嬢が?」




ちょい悪令嬢「あら、私のメインフィールドはあくまでも、『アイ○ス』シリーズですので、残念ながら今回は対象外ですけど?」




メリーさん太「──いや、『アイ○ス』も対象にするなよ⁉」

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