表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1843/2228

第1843話、わたくし、今期春アニメ私的覇権作レース、ラストスパートですの☆(その11)

メリーさん太「……アニメらしい、『リアルさ』、だと?」




ちょい悪令嬢「CGだから、いくらでもリアルな描写が可能ですが、それはむしろアニメ的には、『ちっともリアルじゃ無い』し、何よりも『アニメならではの気持ちよさ』を完全にスポイルしてしまうのです」




メリーさん太「……アニメならではの、『気持ちよさ』、って?」




ちょい悪令嬢「一言で言うと、『カット割り』の適切な多用ですわね」


メリーさん太「……なんか、途端に難しくなってきたな? 本当に素人なのか、うちの作者って?」




ちょい悪令嬢「宮○駿監督の作品に、非常に印象的なシーンが有って、東京のど真ん中のビルが爆破されて、そこから滅星メツボシ重工(仮名)製のロボット兵器が飛び立ったところ、自分自身火だるまになった銭○警部(実はル○ン三世の変装)が、瓦礫と化しつつあるビルの外壁を大きく回り込んで助走をつけて、空中を飛行中のロボット兵に飛び移るのですが、当時はCG自体がアニメ制作の現場に一切導入されておりませんので、現在当たり前の技術と化している『回り込み』を多用することができず、『ビルが大爆発』するカットと、『ロボットが飛び立つ』カットと、『銭○がビルの外壁を大きく回り込む』カットと、『銭○が空中へと大ジャンプする』カットと、『銭○がロボットへの上へと着地する』カットとを、矢継ぎ早に切り換えることによって、むちゃくちゃカッコいいアクションシーンを成立させているのですが、これを現在だったら技術的に可能だからと言って、3DCGを駆使してカット割りをまったく行わず、一シーンで連続して成立させると、リアルになるかどうかはともかく、昔の手描きの『カット割り』の多用に比べると、明らかに『迫力不足』で『カッコ悪く』、何よりも『無駄な動きばかり』で、『アニメらしさ』がまったく無くなってしまうのですよ」




メリーさん太「おおっ、なるほど! 一つのアクションシーンにおいて、あえて『カットを多用』することによって、むしろ『カッコいいカット』ばかりにできるわけだ⁉」


ちょい悪令嬢「それなのに、CG技術に頼り切って、すべての動作を馬鹿正直に描写したんじゃ、せっかくのアクションシーンが、野生の動物の生態を固定フィックスカメラで延々と映し続けるだけの、『ドキュメント番組』みたいになってしまうのですよ」


メリーさん太「……そういや、『ガル○ラ』においても、何かと言うと『無駄な動き』が目についたよな」


ちょい悪令嬢「これは脚本と言うよりも、演出や編集の仕事ですけどね。ぶっちゃけ『CGの悪いところだけを煮詰めた作品』と言っても、過言では無いでしょう」


メリーさん太「ほう、うちの作者って意外にも、『専門的な見識』をちゃんと持っていたんだな」


ちょい悪令嬢「いや、見ていてむちゃくちゃ気になりましたもん、あの『駄目CGアニメ』ときたら⁉」


メリーさん太「と言うことは、『ガル○ラ』については、少なくとも本作の作者による『私的覇権作品』には、ふさわしく無いってことか?」




ちょい悪令嬢「『覇権』にふさわしいのはむしろ、『ヨル○ラ』のほうですわね☆」




メリーさん太「え、あっちはあっちで、ネット上の評価は、あまり芳しくないようだけど?」


ちょい悪令嬢「……ですから、『先入観に囚われるな』って、言っているでしょうが? 実際に最終話を見たところ、普通に良かったし、普通に感動いたしましたわ」


メリーさん太「あ、そうなの?」


ちょい悪令嬢「特に、前回冒頭でご紹介した、主人公たち『JEL○E』のライバルアイドルバンド『サンフラワード○ルズ』のプロデューサーさんの、有り難きお言葉なんかねw」


メリーさん太「──それって、某五流脚本家に対する、『風評被害』になりかねないのでは?」


ちょい悪令嬢「他には、『サンフラワード○ルズ』の中心人物である、ツインテールのの、最後の最後に来ての、思わぬ見せ場ですわね☆」


メリーさん太「こっちも、最重要ライバルキャラが、ツインテールなのかよ⁉ ホント、『ガル○ラ』と紛らわしいよな⁉」


ちょい悪令嬢「やはり、ライバルバンドとの『対バン』形式で行われた、公式初ライブでのことなんですが、」


メリーさん太「もういちいちツッコみたくないんだけど、一体どこまで設定が被っているんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「例の『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の初ライブ時のと○りちゃんよろしく、最初はまったく声の出なかったボーカルの花○さんですが、それを励ましたのが相方で主人公のま○るでは無く、最も因縁の有る元のバンドのツインテール少女と言うのが、むちゃくちゃ粋な演出はからいでしたわね♫」




メリーさん太「……元バンド仲間のボーカルの窮地に発破をかける、ツインテール少女って、ホンマに『MyG○』そのまんまじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「とにかく、まさに『ヨル○ラ』こそ、現時点においては『わんだふるぷりき○あ!』と並んで、今期春アニメの私的覇権作の、最有力候補に躍り出ましたね!」




メリーさん太「そんなに高評価なの⁉ ──つうか、いつの間に『わん○り』が、最有力候補になったの⁉」




ちょい悪令嬢「……それもすべては『響け!ユーフ○ニアム』と言う、どんなことが起ころうが絶対に覇権間違いなしと思われていた最有力候補が、どこかの五流脚本家のせいで、たった一話で評価が地の底に沈んでしまったからですよ!」




メリーさん太「──そういえば、そうでしたッ! 大変失礼、いたしましたッ!」




ちょい悪令嬢「実はこのエピソードを執筆中の現時点においては、まだ『ユーフ○』の最終話を見ていないのですが、もしやうちの作者の評価を逆転し得るほどの、感動のフィナーレを迎えたりはしていませんかねえ……(※結果は前々回を参照(泣))」




メリーさん太「……どうだろうねえ。あんな『原作大改悪』をしでかしておいて、たとえ全国大会で金賞を獲ったとしても、素直に祝福できないし、それに何よりも、これまで第12話(と某五流脚本家)を散々ディスってきたからには、そう易々と手のひら返しはできないのでは?」




ちょい悪令嬢「ただですねえ、まさしく第1期の最終話のように、神懸かりなまでの演奏シーンをご披露していただければ、ひょっとして本作の作者の評価も激変する可能性も否定できないのですよ」




メリーさん太「……ああ、なるほど、あれはホントに凄かったからな」


ちょい悪令嬢「本作の作者が『ユーフ○』の大ファンになったのも、あの演奏シーンが切っ掛けですからね(※それ以上に凄いのが、劇場版『誓いのフ○ナーレ』の劇中曲、『リ○と青い鳥』のフル演奏シーンだったりします☆)」




メリーさん太「う〜ん、どうだろうねえ? 現在の『京都アニメーシ○ン』様に、あの当時と同等の演奏シーンを実現する『体力』が有るのか、はななだ疑問だけどなあ」




ちょい悪令嬢「何と言っても、この第3期においては、これまでまともな演奏シーンがまったく無かったのが、非常に不安であり、同時に、『一縷の希望』を見いだせるところでもあるのですよ」




メリーさん太「むしろ、『最も大切な最終話のために、スタッフの力を温存しているんじゃ無いのか?』──って説か? かなりの『希望的観測』かと思われるところだけど、『京ア○』の皆様にとっての、『意地の見せ所』であるのは間違い無いよな」




ちょい悪令嬢「演奏シーンを主導しておられた方が、『某重大事件』において不幸に見舞われましたからね。その方へのせめてもの手向けにと、『ユーフ○』を最高の演奏シーンによって、幕を閉じたいと思われていることでしょうしね☆(※そのお気持ちも良くわかるから、後日実際に放映された最終話に対して批判的意見を述べるのが、非常に躊躇われるんですよねえ……)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ