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第1829話、わたくし、今期春アニメ私的覇権作レース、ラストスパートですの☆(その2)

◎現在最も注目を集めている、今期春アニメ覇権最有力作、『ガールズバ○ドクライ』




【最終回予想】




 ──主人公『ニ○ナ』こと井芹仁○の母校、九州熊○県の某イジメ学校の校庭にて。




「……何よニ○ナ、自分のバンドだけでは無く、『ダイヤモンドダ○ト』とか言う現在人気急上昇中のプロのバンドまで引き連れて、『凱旋帰郷』気取り? まさかそれで、私たちがビビるとでも思ったの? ──お生憎様、別に私たち、あんたの『トゲナシト○アリ』とか言う素人バンドはもちろん、『ダイ○ス』なんて可愛いだけの『お人形さん(アイドル)』バンドなんかに、興味は無いんだから」




 そう言って「ギャハハハハ!」と下品な哄笑を上げる、リーダー格を始めとするイジメグループの女生徒たち。


 それを目の当たりにして、思わずカッとなり、(なぜか)手にしていた大型のシーリングライトを叩きつけようとする、ニ○ナであったが、


 そんな彼女の両肩にそっと手を置き制したのは、現在の『トゲ○ゲ』のリーダーであり、『ダイ○ス』の元リーダーでもある、河原木桃○嬢であった。


「アハハハハ、誤解しないでよ、別に私たち、あんたらをビビらせようとしたり、イジメを糾弾しようとしたり、謝らせようとしたりするつもりは、毛頭無いんだから」


「……何だ、あんたは?」


「この集団の、代表者みたいなものだよ」


「だったらこんな熊○くんだりまで、一体何しに来たんだよ⁉」


「『指導』、さ」


「はあ?」


「何せ聞くところによると、あんたらの『イジメ』って、あまりにも稚拙で話にならないそうだからねえw」


「──何だと、てめえ! 一体何様のつもりだ⁉」







「あれ、知らないの? 私も含めて『ダイ○ス』のオリジナルメンバーは全員、北海道は『旭○市』の出身なんだけど?」







「………………………………………え?」







「ああ、もちろん、いくら旭○市の生まれながらの『イリーガル少年少女』といえども、みんながみんな『私たちみたいな』超無法者ばかりじゃないよ? ほとんどがあんたたちレベルの『普通のイジメ少年少女』でしかないからね。──でも、私たち『ダイ○ス』は、当時から折り紙付きでね、クラスの中でもイケイケで、バンド活動に血道を上げていて、そのことに対して親やセンコーがあまりうるさく言ってきたので、いい加減かったるくなって学校を中退して、何も考えずに衝動的に上京したと言う、自他共に認める『頭のネジが外れた』集団さアw」




「……あ、旭○生まれと言うだけで、『ナチュラルボーンイジメ民族』だと言うのに、イケイケのバンドグループで、学校中退者って、『ガチ』じゃん⁉ ガチの『クズオブクズ』じゃん!」




「うん、クズだよ? そこで『真のクズ』である私たちが、本場旭○仕込みの『イジメの極意』ってものを、あんたらにご教授してやろうと、わざわざこの熊○まで来てやったわけ…………今からその身に直接(物理的に)叩き込んでやるから、しっかりと覚えな!」




 ……その後、ニ○ナをイジメていた生徒たちを始めとして、それを見て見ぬ振りをしていた学校関係者や、全然味方をしてくれなかった薄情な家族どもの姿を、見た者はいなかった。




   ☀     ◑     ☀     ◑     ☀     ◑




メリーさん太「──おいおいおいおい! 何だこの【突発短編】は⁉ あれほど何度も『他人様の作品の最終話を勝手にでっち上げるな!』と言い続けてきたけど、もはやそんなレベルでは無く、内容的にむちゃくちゃ危ねえじゃねえか⁉」




ちょい悪令嬢「まあまあ、このことについては後で詳しく述べるとして、実は現在、非常にまずい状態になっているのですよ」




メリーさん太「……な、何だよ、まずい状態って?」


ちょい悪令嬢「それと言うのも、以前お約束していたように、現在話題沸騰中の『ガールズバ○ドクライ』について、ようやく全話通して視聴する機会を得たのです!」


メリーさん太「そういや一昨日あたりに、『ア○マTV』様で、期間限定の全話一挙無料配信が行われていたよな」


ちょい悪令嬢「それで当然本作の作者においても、喜び勇んで見たわけですが、」


メリーさん太「『ですが』?」




ちょい悪令嬢「全部見終わった現時点でおいて、『ガル○ラ』と、『夜のク○ゲは泳げない』こと『ヨル○ラ』との、区別がつかなくなってしまったのですよ!」




メリーさん太「──いやいやいや、いくら何でも、それは無いだろ⁉ 確かに世界観設定やキャラ配置には、似通ったところも有るけど、それはあくまでも最初期段階の話で、お互いにこれだけストーリーが進んだ今となっては、もはや完全に『別物』だろうが⁉」




ちょい悪令嬢「だったらお聞きしますけど、主人公の女の子が、一番親しい金髪頭の年長者に対して、『──あなたは私のことを、かつて夢見ていた「理想の自分」の身替わりにしているだけでしょ⁉』と食ってかかったのって、どっちの作品でしたっけ?」




メリーさん太「そ、それはもちろん、『ヨル○ラ』のほう……………あれ? 『ガル○ラ』のほうだっけ?」


ちょい悪令嬢「ね、どっちがどっちか、ごっちゃになるでしょう?」


メリーさん太「……確かに、どっちも主人公が金髪年上ヒロインと、最もタイトな関係にあるだけでは無く、その確執の仕方までそっくりそのままだから、どうしても混乱してしまうよな⁉」


ちょい悪令嬢「これじゃそれぞれの作品に対して、正当な評価を下せなくなったじゃありませんか⁉」


メリーさん太「まあ、そこのところは、一番肝心な『最終話』で判断すればいいんじゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「でも、最新話を見ていて、『……あれ、この二人って、絶交状態じゃなかったっけ? いつ仲直りしたんだろ?』てな感じのことが何度も有って、ストーリーがちゃんと頭に入らないんですけど⁉」


メリーさん太「……ホント、偶然とはいえ厄介だよな。主人公の相方の『金髪年上ヒロイン』って、バンドだかアイドルグループだかの『過去の顛末』にしろ、外見や性格にしろ、そっくりそのままだからなあ」


ちょい悪令嬢「まあ、いつまでもグチグチ言っていても始まりませんから、そろそろ『ガル○ラ』シリーズ全体に対する講評を始めることにいたしますか」


メリーさん太「そういや、待望の初視聴が叶ったんだよな? 第一ファーストイン印象プレッションとしては、どうだったんだ?」


ちょい悪令嬢「……うう〜ん、現在ネット上における、今期春アニメ最大の話題作だけあって、普通に『良作』レベル以上はあると思いますよ?」


メリーさん太「何だその、いかにも奥歯に物が挟まったような言い方は?」




ちょい悪令嬢「ぶっちゃけますと、新作の『ガールズバンド』作品としては、イマイチ『パンチに欠ける』と言わざるを得ないのです★」




メリーさん太「──いやいやいやいや、あのぶっとんだ『狂犬』主人公にしろ、文字通り『トゲトゲしい』ストーリー展開にしろ、むしろ『パンチばかり』なのでは⁉」




ちょい悪令嬢「確かに『破壊力』は抜群だと思いますが、それは『先駆者』が無い場合であればこそ効果的なのであり、結局『二番煎じ』は効果半減にならざるを得ないのですよ」


メリーさん太「え、それってどういうこと?」




ちょい悪令嬢「当【座談会】にて何度も何度も申しましておりますように、音楽アニメにおいては、『正統派』では『響け!ユーフ○ニアム』が既に殿堂入りしており、『邪道派』では『ゾンビラ○ドサガ』が既に殿堂入りしており、そして昨年においては新たに、『ギス百合派』として『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』が殿堂入りを果たしておりますので、これらとジャンル被りを行っている限りは、正当な評価は得られないのです」




メリーさん太「具体的には『ガル○ラ』は、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』と被っているって言いたいのか? 何でそれだと駄目なんだ? 内容的に『MyG○』を上回ればいいじゃんか?」




ちょい悪令嬢「そりゃあ、誰もが認めるくらいに『上回れば』いいですけど、そんなこと不可能ではありませんか? そもそも『評価』なんて、人それぞれなんだし」




メリーさん太「……つまり、既に誰かがやっている『方向性』に頼るのでは無く、自ら新たなる『ジャンル』を開拓していく気概こそが、何よりも重要ってわけなのか?」







(※次回に続きます)

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