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第1814話、【ユーフォ】わたくし、久○子ちゃんと真○ちゃんは理想的な名コンビだと思いますの【前編】

ちょい悪令嬢「──今期の『ガールズ「音楽」ラブ』アニメがギスギス過ぎて、異世界のやつら(なろう系アニメ)がまるで相手にならないんですが⁉」




メリーさん太「──禁止! 開幕『即死チート』ぶっぱ、禁止!」




ちょい悪令嬢「いやもう、最近の春アニメにおける、音楽アニメと言うか、ぶっちゃけ百合系アニメは『ギスギス三昧』で、胃に穴が開きそうですわ(泣)」


メリーさん太「……一応『百合系Web小説』のメインヒロインが、何言っているんだよ」


ちょい悪令嬢「うちの作品は、そんなにギスギスしていないし! 最近のトレンドは、某国共産党政権と、それにすっかり洗脳された反日人民を、紛う方なき正論で『ボコボコ』に叩き潰すことだし!」


メリーさん太「それはそれで、どうなんだ⁉………………まああそこは、そのうち経済的にも、周辺国との不協和音的にも、『崩壊待ったなし』って感じだけどなw」


ちょい悪令嬢「……『スターレ○ル』の母国だけに?」


メリーさん太「一部のマニアしかわからないような、ネタはよせ!」




ちょい悪令嬢「まあそれはともかく、先週は今期『ギスギスアニメ』の代名詞だった『ガールズバ○ドクライ』が比較的抑え気味だったので、すっかり油断していたところ、このところ『和気♡あいあい』路線だった『夜のク○ゲは泳げない』の、突然の超弩級の『ギスギス化』に引き続いて、『……当然今回はギスギスするんだろうなあ』とちゃんと覚悟していたと言うのに、その予想を遙かに上回るような『ギスギス』っぷりを見せてくれた『響け!ユーフ○ニアム』最終章と、土日連続の『ギスギス攻め』に、もはや完全に息も絶え絶えですわ★」




メリーさん太「……ああ、うん、確かになあ」




ちょい悪令嬢「『ヨル○ラ』のお母様プロデューサーによる、娘の想い人NTRと言う、さすが熟練の手管に、まんまと乗せられた花○ちゃんがブチ切れて、ま○るちゃんに対して『絶対に言ってはならぬ台詞』を思わず口走る姿は、見ているこっちの心臓がキリキリ痛みましたわ!」




メリーさん太「……しかし何と言っても、本番は『ユーフ○』だよな。まあ、こっちは『キリキリ』と言うよりは、『ピリピリ』だけどな」




ちょい悪令嬢「──ああ、『ユーフ○』はもう駄目だ、いくら何でも、擁護のしようがえ」




メリーさん太「だ、『駄目』、って?」




ちょい悪令嬢「作中の印象的な台詞としてSNSのトレンドにも上がったやつに、『部長失格』と言うのが有ったけど、あれは間違いだ。本当なら──」


メリーさん太「本当なら?」







ちょい悪令嬢「『幹部失格』、と言うべきだろうが?」







メリーさん太「──ッ」







ちょい悪令嬢「自分たちにとって最も親愛なる幹部の一人が、『ソリ』から外されたからって、幹部が感情的になって仲違いしてしまったら、もうおしまいだろうが? 吹奏楽部全体が(人間関係的に)危機的状況にある今だからこそ、自分自身の感情を押し殺して、あくまでも『客観的』かつ『大局的』立場に立って、幹部一丸となって、部員の取りまとめに全力を注ぐべきじゃないのか⁉」




メリーさん太「──うっ⁉」




ちょい悪令嬢「何が悪いって、アニメ版の各キャラの描き方が悪い! 一応今のところ原作の最終章を読んでいないから、あれが『アニオリ』かどうかはわからないけど、メインキャラの誰もが『駄目』にされ過ぎ! 新キャラの黒江真○ちゃんなんて、『人間らしさ』なんてまったく無しで、ただ単に『トラブル発生装置』にされているし、高坂麗○ちゃんの『タ○先生崇拝度』なんか、『背信者』は問答無用でガス室に送りかねない『ゲシュタポの鬼将校』みたいになっているし、たとえ久○子ちゃんが全力で殴ったり罵倒しても怒りそうに無かったあの『温和の権化』の塚○君が、最新話ではヤケに感情的になっているし、か○でちゃんはか○でちゃんでいつの間にかすっかり『久○子ちゃん狂信者』になっているし、そのせいで最新話においては、み○りちゃんや葉○ちゃんの『常識人』度が際立って、むしろこの二人を(去年のW川先輩のように)部長と副部長にすれば良かったんじゃ無いかと、思い始めるほどでしたわ」




メリーさん太「──ううっ⁉」




ちょい悪令嬢「もちろん最大の問題は他でも無く、主人公の黄前久○子部長殿であります! これまでの頑張り屋で、他人の(秘められた)本心を見抜く慧眼の持ち主で、お節介ながらも頑なな他人の心を解きほぐせることに、定評が有ったと言うのに、まるでTV版第2期までの彼女のお姉さんそのままに、自分の本心を常にごまかしつつ、他人の話もまったく聞かず、口を開けばヒステリックにわめき散らすか、人を小馬鹿にすることばかり言い放つか──と言った感じで、とてもこれまでの久○子ちゃんと同一人物とは思えない有り様!」




メリーさん太「──うううっ⁉…………た、確かに、あの(特に)真○ちゃんに接する時の『嫌な感じ』は、往年のお姉さんを彷彿とさせるものが有るよな⁉」




ちょい悪令嬢「それに何よりも最悪なのは、今回のラストで久○子ちゃんが意を決して、タ○先生に直談判しようとしているところでございます!」


メリーさん太「な、何で? ここまで部内の人間関係が拗れているんだから、顧問の先生に相談するのは、部長として妥当な判断だと思うけど?」




ちょい悪令嬢「──アホか! 少なくとも久○子ちゃん『個人』としては、今絶対にやってはならないことだろうが⁉ このタイミングでの直談判は、まるで自分が『ソリから外された』のが、不満であるみたいじゃんか⁉」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「それに『部長』としても、『戦○大失格』なのですよ! タ○先生はタ○先生で、ご自分のこれまでの経験に基づいて判断を下したのであり、重大な欠陥でも無い限りは、部員としては全面的に従うべきであり、そしてそれを現場で指導していくことこそが、他ならぬ久○子ちゃんたち『幹部』の役目じゃ無いですか? ──タ○先生もおっしゃっていましたよね、『私が全国大会に連れて行くのでは無く、あなたたち自身が行くのです』って」




メリーさん太「……た、確かに」




ちょい悪令嬢「しかもとことん始末に負えないのは、そもそもこれはすべて、久○子ちゃんたち幹部自身が招いたことなのですよ」


メリーさん太「──と言うと?」




ちょい悪令嬢「だって三回もオーディションをやるとか言い出したのは、久○子ちゃんたち幹部自身ですよね? 何でその際に一人くらい『反対意見』や、せめてもの『慎重意見』を出さなかったんでしょうね? ど素人の本作の作者だって、『スケジュール的に無理が有る』とか、『人間関係が悪化する』とか、『何よりメンバーをコロコロ変えたりすれば、演奏自体がガタガタになる』とかと、問題点をいくつでも列挙できるのにねえ」




メリーさん太「そういや、むちゃくちゃ乗り気だったよな、あいつら⁉ 何で今頃になって仲違いとかしてんの⁉ こんな『当然の結果』が予想できないほど、(音楽)馬鹿なの⁉」




ちょい悪令嬢「でね、最も信じられないのは、これってほとんどの皆様が予想しているように、全国大会行きが決定してからの本番直前のラストのオーディションで、久○子ちゃんが逆転勝利して、晴れて麗○ちゃんとソリを任されるってオチなんだろうけど、そこが一番有り得ないと断言できるのですよ!」


メリーさん太「ど、どうして?」




ちょい悪令嬢「仮にあなたがタ○先生だった場合、関西大会を上位で突破することに最大限の貢献を果たした、ソリのユーフ○奏者を、全国大会の本番で外したりできるかあ? むしろその超絶技巧の演奏を遺憾なく発揮させて、今度こそ全国大会で『金』を獲得しようと考えるのが自然だし、そうで無くても『北○治を全国大会に導いてくれた最大の功労者』をソリから外すなんて、人情的にできっこ無いだろ?」




メリーさん太「──言われてみれば、まさにその通りじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「て言うか、3番目のオーディション自体が、行う必要がまったく無く、強行すれば今回よりも更に人間関係を壊して、演奏自体もガタガタになりかねないのですよ」




メリーさん太「──言われてみれば、まさにその通りじゃん⁉(二回目)」







ちょい悪令嬢「それどころかむしろ、タ○先生は部長である久○子ちゃんを全面的に信頼して、彼女の意見を最大限の尊重したからこそ、今回のオーディションの結果になったとも言えるのですよ?」







メリーさん太「……え、それって一体」




(※次回に続きます)

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