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第1809話、わたくし、東京の人間は『人としての価値』が非常に低いと思いますの☆【後編】

ちょい悪令嬢「……東京には『人間』なんて、それこそ掃いて捨てるほどいるのです。公共交通機関としても、何の努力もしないでも──それどころか、『殺人級の痛勤電車』と言う劣悪な環境であったとしても、どんどんと『奴隷サラリーマン』どもが利用してくれるんだから、別に金や労力をかけてまで、現在の状況を改善する必要は無いでしょうが?」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「もちろんそれは、映画館でもコンサート会場でもコ○ケでも、その辺のチェーンの居酒屋や喫茶店やファミレスでも、同様で、黙っていても客が来るんだから、別に劣悪なサービス状態でも構わず、お客なんてただ単に『数と金の単位』に過ぎず、『人間扱い』なんてまったくする必要が無いのです」




メリーさん太「……ぐ、ぐぅ、何たることかッ⁉」




ちょい悪令嬢「それに比べて、圧倒的に人口が──すなわち『お客様』が少ない、ド田舎においては、すべての企業や商店や交通機関が、一人一人を『神様』扱いせざるを得ないのですよ。都市部のやつらには信じられないでしょうが、コンビニやファミレスすら、常にアットホームな雰囲気で、懇切丁寧に様々なサービスをしてくれるくらいですからね♫」




メリーさん太「あの無愛想の代名詞の、コンビニやファミレスまでかよ⁉…………でも、圧倒的に人口が少ないド田舎なら、確かに有り得そうだな?」


ちょい悪令嬢「むしろ、お互いに『顔見知り』だったりしてね☆」


メリーさん太「……ああ、アメリカ映画でお馴染みの、田舎町のダイナーでの、酔いどれ客とウエイトレスの関係のようなものか?」




ちょい悪令嬢「──もちろん、どんなに人口密度が高くて、結局すべてにおいて不便になろうが、人間自体の価値が低かろうが、東京には他には無い『優位点メリット』が有るのも、また事実なのですよ」




メリーさん太「──何ソノ、いきなりの手のひら返しは⁉……………うんまあそりゃあ、何と言っても国家的お役所や大企業の本社が集中しているので、就職したり、そういったのを相手にした商売を始めたりするのに、これ以上の好環境は無いよな」


ちょい悪令嬢「後は、それこそ小説家や漫画家になったり、芸能関係の仕事をしたりとか?」


メリーさん太「うん、あらゆる意味での、『チャンス』を掴みやすいよな?」




ちょい悪令嬢「──残念ながら、それこそが『時代遅れの考え方』、ってものですよ」




メリーさん太「…………は?」




ちょい悪令嬢「『機会』を得るには、まず何と言っても、その『機会を得る』ための『情報』が必要なのは、言うまでも有りませんよね? ほんのこの前まで東京こそが『最大のアドバンテージ』を誇っていたのは、他とは比較にならないほどの『情報の得やすさ』故だったのです。──何せ、すべての情報は『東京に集まってくる』と言っても、過言ではありませんからね」




メリーさん太「それこそ、役所も大企業もエンタメ関係も、東京に集中しているんだから、『口コミ』だけでも大したものだろうな」


ちょい悪令嬢「でもそれも既に、『過去の話』なのですわ」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「だって今や、インターネットが世界中に張り巡らせられて、誰もがスマホ等の情報端末を手にしているので、日本中──どころか、世界中の最新情報が、いつでもどこでも瞬時に入手できるようになっているのですからね☆」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「この『事実』を踏まえても、異常に人間が集中しているために、何事においても『劣悪な状況』に耐え続けなければならない、東京なんぞに住み続ける意味が有りますでしょうか?」




メリーさん太「で、でも、『一人一台スマホの時代』だからって、誰もが使いこなせているわけじゃ無いだろうが⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、何よりも大切なのは、本人の『やる気』なのです! やる気さえ有れば、田舎だろうが東京だろうが、何ら変わらず、どんな夢でも実現できるようになっているのです! ──さあ、SNSなんぞで愚痴を言っている暇が有ったら、まさに今手の内に有るスマホを使って、古今東西のありとあらゆる情報収集に乗り出して、自分の力で夢を全力で叶えていくのです!」













ちょい悪令嬢「…………ええと、方向性は若干異なりますが、やはり『現代日本の病巣』をそのまんま象徴したトレンドを新たに発見しましたので、ここからはそれについて語りたいかと思います」




メリーさん太「せっかく綺麗にまとまったと言うのに、あえて追加するネタって、一体何なんだよ?」


ちょい悪令嬢「下手すると、すべての日本人の健全たる育成の阻害──ひいては、生命の危機にすら至りかねない、由々しき問題です!」


メリーさん太「──むちゃくちゃ深刻な問題じゃ無いか⁉ それって、一体⁉」




ちょい悪令嬢「『女子小学生に対する、男性医者による身体検査』に、『女性身体障害者に対する、男性介護人』問題のことですよ」




メリーさん太「…………は? 何ソレ、それのどこが一体、『問題』なんだ?」




ちょい悪令嬢「国内の『一部の勢力』が、女性の身体検査や介護を男性がするのは、『性的虐待でアルヨ!』とかほざき始めやがったのです!」




メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」


メリーさん太「………」


ちょい悪令嬢「………」




メリーさん太&ちょい悪令嬢「「──もういっそ、いっぺん死んどけや、カスどもがッ!!!」」




メリーさん太「本作の作者はかつて病院に勤めていて、それこそ産婦人科や泌尿器科の『看護日誌』を、一人一人の患者さんごとに詳細に熟読したけど、患者さんにとっての異性の医者や看護婦が診療や看護をしたからって、虐待どころか文句をつけた患者さんなんて、『皆無』だったぞ⁉」


ちょい悪令嬢「そりゃあそうでしょう! 医療や介護と言うものは、そう言うものなんだから! 医療従事者や介護従事者にとって、その聖なる職務の対象は、あくまでも『何をさておき心を込めて介抱する相手』であり、そこに人間的な邪な感情なぞ発生する余地が無いのは、古今東西における全人類の共通認識でしょうが⁉」




メリーさん太「……それを今頃になって、問題提起して、社会を大混乱に陥れようなんて、一体『どの勢力』なんだ? 最近何かと話題になる『救命器具《AED》』問題なんて、下手すると『生命の危機』を招きかねないぞ? そもそも昨今の『ジェンダーフリー』の風潮からして、このように『男か女かにこだわる』こと自体、完全に矛盾しているんじゃ無いのか?」







ちょい悪令嬢「──そんなもの、まさにその『強引なるジェンダーフリー化』の担い手である、『共産主義者』を始めとする、『レフトサイド』どもに決まっているでしょう?」







メリーさん太「え? 『共産主義』って………………もしかしてこれって、第1806話と第1807話の【前後編】の、続きだったりするの?」


ちょい悪令嬢「ですから今回と前回は、『日本の病巣』について述べると、申したではないですか?」


メリーさん太「……うちの作者にとっては、『病巣=共産主義』なのかよ⁉」


ちょい悪令嬢「そうですよ?」


メリーさん太「──いやいやそれはあくまでも、中国等の、既に共産主義者が政権を獲得して、実際に独裁的全体主義支配を行っている場合の話だろ⁉ 日本の共産主義者を始めとするレフトサイドの活動は、一応(比較的)理性的なのでは⁉」


ちょい悪令嬢「『理性的』に見せかけているだけですよ、中国のような強権的なやり方をしては、国民の支持を得ることができませんからね」


メリーさん太「……何だと?」


ちょい悪令嬢「今回取り上げた件も、そうでは無いですか? これっていわゆる『ジェンダーフリーの視点を絡ませることで、メクラマシ的に国民の賛同を得ようとする』姑息なやり方ですよね? ──これって別に、今更珍しい手法じゃ無かったりしてね☆」


メリーさん太「──ま、まさか⁉」




ちょい悪令嬢「そうです、『夫婦別姓』を始めとする『男女平等』や、『同性婚』を始めとする『LGBT』なんかと、根っこのところは同じなのですよ。こう言ったのって一見『いいこと』のように思えて、国民が賛同しやすいですけど、この手の『現社会体制』や『日本の伝統』を破壊し尽くそうとしているやつらって、なぜか『レフトサイド』の息のかかった団体ばかりとは思いません?」




メリーさん太「──そういや、あまり問題意識の無い中道的な『普通の人々』が、こう言ったことに積極的に意見を述べないのはもちろん、現在の性急過ぎる『ジェンダーフリーの推進』に危機感を覚えて反対意見を述べているのが、主に(うちの作者のような)保守勢力であることを踏まえれば、なぜかむやみやたらと『ジェンダーフリー』をゴリ押ししようととしている輩は、当然のごとく(消去法的に)『レフトサイド』界隈ってことになるよな⁉」




ちょい悪令嬢「自称『百合作家』であり、ある意味『当事者』とも言える本作の作者が、現在の『ジェンダーフリー活動家』どもに、本能的な嫌悪感をいだいていたのは、何のことは無い、あいつらの正体が『ジェンダーフリー』を隠れ蓑にした、外国工作員的『左翼勢力』だったからですよ」




メリーさん太「……つまり、このままなし崩し的に『ジェンダーフリー思想』の浸透を許せば、『共産主義』自体の浸透を許すことになりかねないわけか?」


ちょい悪令嬢「各種『ジェンダーフリー』団体や、『エセ障害者』団体等々が、既にかなりの『発言力や権力』を獲得している現状を顧みるに、既に由々しき事態となっているとも申せましょう」


メリーさん太「──むしろ日本こそが、『台湾』レベルの危機的状況になっているじゃ無いか⁉」




ちょい悪令嬢「皆さん誤解なさっていますが、いかにも共産主義者等レフトサイドは、現行の日本国憲法を尊重しているように見せかけていますが、いったん共産主義者の支配下に置かれれば、憲法の保障している、自由も平等も基本的人権すらも、大幅に制限されてしまいかねないのです! あいつらの『ジェンダーフリー』等の綺麗事にけして騙されずに、日本の平和憲法を──主権者たる国民の自由と権利を、全力で守って参りましょう!」




メリーさん太「前々回までに口を酸っぱくして申したように、『共産党による国家支配』においては、たとえ他国とはいえ自分たちと同じ民族や、下手したら自国の民衆すらも、平気で虐殺できることを訴えてきましたが、この問題についても同じなのです! どうして『女子小学生』と言う、現在の日本において非常にデリケートな存在を、年に一度は上半身裸にして検査しなければならないかと言うと、異常な思想に染まった頭の狂った親から『虐待』されているかどうかを、確認するためでもあるのです! ──そう、一度『共産主義政権』になれば、同一国民同士どころか、同じ家族の中でも、(共産主義に疑問を有する不穏分子に対しては)虐待や密告等をすることが奨励される、『この世の楽園』ならぬ『この世の地獄』になってしまうのです!」




ちょい悪令嬢「……あと、同じ民族の隣国に、汚物入りの風船を送り込んだりしてな★」




メリーさん太「──小学生かよ⁉」

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