第1803話、わたくし、ニョロニョロなインチキ糞回線業者は全力で潰しますの(怒)【後編】
ちょい悪令嬢「──そんなこんなの諸事情を考慮すれば、実は今回のような『ネット回線業者の飛び込みセールス』への対応は、『ただ一つ』しか有り得ず、これさえマスターしていれば、どんなド田舎の情弱なお年寄りでも、詐欺的な悪質回線業者に引っかかることが無くなるのですよ」
メリーさん太「はあ⁉ 悪質かどうかはともかく、すべての回線業者のセールスへの対応が、『ただ一つ』に決まっているって、本当かよ⁉」
ちょい悪令嬢「至極簡単な話で、たとえ相手が今回のように、むちゃくちゃ好条件な契約内容を突きつけてこようが、
──キッパリと断れば、後腐れがまったく無く、すべて丸く収まるのです★」
メリーさん太「──はああああああああああああああああ⁉ そんな馬鹿な!」
ちょい悪令嬢「むっ、何が馬鹿なのですか? 馬鹿と言うほうが、馬鹿なのですよ?」
メリーさん太「確かに詐欺は怖いけど、何でも無条件に断っていたら、永遠に回線契約ができないだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「そんなことはありませんよ? 本作の作者は元々セールス業者とはまったく交渉無しに、ちゃんと回線契約を締結できましたしね」
メリーさん太「え?」
ちょい悪令嬢「……いやだからさあ、いきなり不躾に自宅に押しかけてきたやつなんて、端から相手にする必要なんか無く、インターネットを初めてやりたかったり、現在とは別の回線業者に替えたかったりした場合は、まずWeb等で必要な情報を集めて吟味した後に、むしろ自分のほうから業者にアクセスして、いろいろと条件を詰めて、心から納得してから、正式に契約を結べばいいわけじゃん?」
メリーさん太「──あ、そうか⁉ 別に飛び込みセールスなんか相手にせずとも、契約の方法なんて、ごまんと有るんだっけ⁉」
ちょい悪令嬢「よって、うまいことばかり言いつつも、何らかの『落とし穴』が存在し得る、飛び込みセールスなんて、基本的に門前払いしておくのが、『唯一絶対の正解』だと申しておるのですよ」
メリーさん太「……うん、おっしゃる通りでございます」
ちょい悪令嬢「例えば、今回のセールスで気になった点──速度が(業界トップクラスの)20GBも有りながら、なぜか毎月の支払いが安くなって、キャッシュバックまでも有ると言うこと──等々については、ネット上で実際に契約したユーザーさんの生の評価を確認して、納得したら契約を結べば良く、その時に最もお薦めなのは、『Web契約』なのです!」
メリーさん太「……『Web契約』、って?」
ちょい悪令嬢「本作の作者の場合、N○Tさんと何度も電話や郵便でやり取りをすると言う、非常に面倒な作業を要しましたが、Web契約だったら、たった一回きりかつ短時間で、必要事項を入力するだけで済むので、非常に効率的でございます」
メリーさん太「ほう、そうなの?」
ちょい悪令嬢「しかも、先ほど申しました『落とし穴』についても、『可視化』されており、ハマらずに済みますしね♫」
メリーさん太「『可視化』、とは?」
ちょい悪令嬢「さっき『月額料金が下がる』などと申しましたが、それはあくまでも基本料金のみで、契約変更手続きを業者に任せっきりにすると、『要らないオプションサービス』を勝手につけられて、結局月々の料金が、以前までの業者よりも高くつく場合が有り得るのです」
メリーさん太「──『通信回線契約アルアル』だな⁉」
ちょい悪令嬢「それがWeb契約だと、契約画面上にそれらのオプションについても、ちゃんとリストアップされて、『このオプションにも加入しますか?』と聞いてくれるから、過払いをしにくくなるのですよ」
メリーさん太「……え、それって、あの悪名高き『ニョロニョロ』も同じなの?」
ちょい悪令嬢「ええ、営業が悪質な『ニョロニョロ』こそ、そのサービス内容に納得して正式に申し込む場合には、Web契約にすべきですわね」
メリーさん太「あ、『ニョロニョロ』が、絶対駄目と言うわけじゃ無いんだ?」
ちょい悪令嬢「今回の、薄汚い詐欺セールスのやり口に怒髪衝天したうちの作者は、金輪際『ニョロニョロ』と契約するつもりは有りませんが、頭ごなしに否定したら、一企業に対する単なる誹謗中傷であり、営業妨害として訴えられるやも知れませんで、あくまでも中立的立場として、『速度20GB』だの『キャッシュバック』だのと言ったサービスが気に入った方は、自己責任でWeb契約等をなされることを、あえて止めるつもりはございません」
メリーさん太「──こ、こいつ、相変わらず最後の最後で、取って付けたように取り繕いやがった⁉」
メリーさん太「……だったらさあ、『ニョロニョロ』以外で、お薦めの回線業者やプロダイバは、いないのかよ?」
ちょい悪令嬢「そりゃあ当然、いるに決まっているでしょ?」
メリーさん太「──いや、そういうことこそ、本文で語れよ!」
ちょい悪令嬢「だって、言うと途端に、『ステマ』臭くなりますもの」
メリーさん太「はあ、何で?」
ちょい悪令嬢「現在における最もお薦めなのが、『N○T』さんの『フレ○ツ光』だからですよ」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「………」
メリーさん太「………」
ちょい悪令嬢「──ほら、完全に疑いの眼で見てるじゃん⁉」
メリーさん太「だって、あんたさっき(前回)、N○Tグループの最高のサービスでも、上り下りとも1GBしか無いとか言っていたじゃ無いか⁉ それが何で20GBの超高速を誇るニョロニョロよりも、お薦めなんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「……ッたく、本作の作者が回線契約を行ったのは当然のごとく、こうして実家に帰って年老いた父親の介護を始めた、文字通り数年前の話で、日進月歩の通信環境も、大幅にアップデートしているんだよ⁉」
メリーさん太「あ」
ちょい悪令嬢「現在最も注目は、N○Tさんの新サービスである『フレ○ツ光クロス』であり、これは公称10GBですが、ユーザーさんにおける実際の計測速度においても、何と公称20GBの『ニョロニョロ光』をぶっちぎり、本当に10GBに迫る超高速をたたき出したそうなんですよ!」
メリーさん太「──何で20GBが、10GBに負けてしまうんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「実はユーザー側だけでは無く、通信会社サイドのボトムネックの関係上、現在最大10GBで頭打ちになっているのですわ」
メリーさん太「──それってつまり、公称20GBと10GBとが、理論上『同格』ってことじゃないか⁉」
ちょい悪令嬢「そう言ったことも有り、今のところプロや業者が使用する際にも、公称10GBの通信サービスで、まったく問題無いのです」
メリーさん太「……しかも、N○Tなんだから、絶対の信頼性が有るしな」
ちょい悪令嬢「でも、こういったもののパターンとして、既に大都市圏ではサービスが始まっており、現在発表されている事業計画においても、本作の作者の実家の隣町の繁華街は指定されておりますが、実家のある地域そのものについては、計画の俎上にも載ってないと言う」
メリーさん太「──駄目じゃん⁉」
ちょい悪令嬢「いえ、むしろそのほうが、好都合だったりするのですよ」
メリーさん太「何で?」
ちょい悪令嬢「先ほど(前回)も申しましたように、ユーザー側においては使用中のパソコン環境がボトルネックとなりますので、どうせならサービス開始とタイミングを合わせて、パソコンを買い換えれば良く、それまでは現在まったく不満を感じていない、ネット通信環境とパソコン端末環境を、大いに使いこなしていればいいのですよ♡」