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第1787話、わたくし、『響け!ユーフ○ニアム』最新話は、結構脚本が『穴』だらけだと思いますの⁉【後編】

ちょい悪令嬢「……いや、黄○ちゃんたち自身が一年生の時に、オーディションで問題を起こしたのは、他ならぬ現幹部の一員である麗○ちゃんだろうが⁉ 部内のマドンナで人望の厚かった中世古香○先輩に対して、いきなり『実力主義』を持ち込んできて、吹奏楽部員として三年生の最後の晴れ舞台での、『ソロ』演奏を奪い取って、全部員の反感を食らったことを忘れたのか⁉ あの時の上級生たちは、前年の旧三年生たちの『()実力主義の弊害』を覚えていたし、比較的『人格者』ばかりだったから、無事で済んだものの、本当なら陰湿ないじめが発生して、麗○ちゃんを自主退部に追い込んでもおかしく無かった状況なんだぞ⁉」




メリーさん太「──ううっ⁉」




ちょい悪令嬢「ソロパートですら、オーディションによって部内の人間関係を崩壊させる危険性を孕んでいると言うのに、大会に出場できるか否かの『審判ジャッジ』を、三回も行うなんてことになれば、本来仲良しこよしだった同じ楽器パートの雰囲気が、完全にギスギスしてしまうの間違い無しだろうが⁉




 ……おまえ、想像してみろ?




 全国大会出場に導いてくれた、レギュラーメンバーが、


 その後で行われた、『全国大会に出場するメンバー』を選ぶオーディションで、落ちてしまった場合を!


 全部員念願の全国大会出場を果たしてくれた最大の功労者を、最後の大舞台の演奏メンバーから外すなんて、『恩を仇で返す』もいいところで、特に本人としては、怒り爆発で、大量殺人事件を起こして、自分に成り代わった同じ演奏パートの生徒を始めとして、顧問のスケコマシ野郎や、能無し幹部連中を、皆殺しにしてもおかしくは無いだろうよ」




メリーさん太「──うううっ⁉」




ちょい悪令嬢「……ていうかさあ、こいつらレギュラーのことばかり考えていて、『チームも○か』と呼ばれる『控え』の部員たちのことを、舐め腐っているよなあ? 『も○か』たちは別に、『落ちこぼれ』でも『二軍』でも無いんだよ。いったん『控え』に決まったらその時点において、様々な個人的感情を切り捨てて、部全体の大会出場のためにすべてを捧げることを決意した、出場メンバーにとっても無くてはならない、『もう一つのレギュラーメンバー』であり、部の躍進に必要不可欠な、『頼りになる裏方さん』たちなんだよ!




 ──それがまったく考え無しに、アホみたいにオーディションを繰り返したりしたら、


『チームも○か』としても、メンバーがコロコロと入れ替わって、まったくまとまりがつかないだろうが⁉


 特にさっき言ったように、京都大会や関西大会において、部の躍進に大きく貢献しながらも、最後のオーディションに落ちて『控え』に回された部員に対して、周りの『も○か』たちとしたら、何と声をかけてやったらいいんだよ?


 しかもそれは、『一人二人』の問題じゃ無く、結構な人数になるかも知れないんだぜ?


 そんなんじゃ下手すると、『レギュラーたちのサポート組織』どころか、レギュラーや幹部連中に憎悪を抱く、『不満分子』のふきだまりになりかねないだろうが⁉」




メリーさん太「──ううううっ⁉」




ちょい悪令嬢「いや、こんなの、ど素人の本作の作者だって、すぐに気づくよね? おそらくモデルにした強豪校においては、長い年月の間で、様々な問題点を解決していって、現在のオーディション形式に落ち着いているわけで、よその学校がいきなり真似して、うまく行きっこないよね? 何で顧問の先生や幹部連中は、こんな簡単なことにも気づかないんだよ⁉」




メリーさん太「──言われてみれば、まったくその通りじゃん⁉」




ちょい悪令嬢「……おそらくは、このオーディション問題を境にして、黒江真○嬢を中心とした『不満分子』グループと、黄○ちゃんたち幹部を中心とした『主流派』側との、分裂問題がわき起こるかと思われるんですが、もうちょっと『脚本』のほうは、どうにかならなかったのですかねえ? これじゃまるで起こるべくして問題が起こっており、黄○ちゃんたち幹部連中が馬鹿みたいじゃないですか?」




メリーさん太「た、確かに……」




ちょい悪令嬢「まあ、本作の作者はけして『アンチ』では無いので、この辺にしておきますが、ファンであればこそ、もうちょっとストーリー作りには慎重を期していただきたいかと思いますので、これからも心を鬼にして、指摘すべきところは指摘していきたいかと存じます☆」










メリーさん太「──いやいやいいや、ちょっと待ってよ!」




ちょい悪令嬢「……何ですかメリーさん、既に本編も終わったと言うのに、いきなり大声を出したりして?」




メリーさん太「いやさあ、こうして前後編にわたって不平ばかり述べていたけど、あんたの言うように『ファン』であるのなら、最新第5話に関して、『良かった点』についても、述べておくべきじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「あ」




メリーさん太「あ』じゃ無いよ、『あ』じゃ! 本気で忘れていたのかよ⁉」




ちょい悪令嬢「何ぶん指摘することが多くて、つい夢中になってしまって……」


メリーさん太「と言うことは、第5話においては、『良かった点』とか『見所』なんかも、ちゃんと有ったわけなんだな?」




ちょい悪令嬢「『見所』と言えば、麗○ちゃんの豪邸ですわね!」




メリーさん太「……え、何でよりによって、それなの? 確かに、想像以上にご立派だったから、びっくりはしたけど?」


ちょい悪令嬢「何だか、『バン○リ!』みたくていいじゃ無いですか、自宅に専用の音楽スタジオがあるのって!」


メリーさん太「『バン○リ!』って…………いや確かに、『ポ○パ』の市ヶ谷有○ちゃんちや、『Ave Muj○ca』の若○睦ちゃんちには、よく似た『専用スタジオ』が有ったけど」


ちょい悪令嬢「黄○ちゃんや麗○ちゃんたちも、葉○ちゃんやサファ○アちゃんたちにも参加を促して、『北○治カルテット』でガールズバンドを組めばいいのに」


メリーさん太「──おいッ、勝手に作品の方向性を変えるなよ⁉ 本編が終わったからって、言いたい放題だな⁉」


ちょい悪令嬢「いえいえ、これってちゃんと、今回(と前回)の本編に関連しているのですよ?」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「少人数の『ガールズバンド』なら、少々ギスギスしようが、十分修復可能ですけど、吹奏楽部のような大所帯で、一度人間関係が壊れてしまったら、それでおしまいになって、全国大会出場どころか、幹部連中が全員更迭されて、部として活動停止にまで追い込まれたりしてね★」




メリーさん太「──ちょっ、いきなり現実的な視点で語り出すのは、やめてくれない⁉」




ちょい悪令嬢「その点、ガールズバンドはいいですよね、『……一生バンドをしてくれる?』とか、吹奏楽部では簡単には言えないだろうし」


メリーさん太「──だから、『ユーフ○』を無理やり、『バン○リ!』にしようとするなよ⁉」


ちょい悪令嬢「あら、最新話において、麗○ちゃんが似たようなことを言っていたでは無いですか?」


メリーさん太「──うぐぅっ⁉」


ちょい悪令嬢「そもそも鎧○先輩なんて、完全に『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の高○燈ちゃん側の人間だしw」


メリーさん太「──うぐぐぅっ⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、読者の皆様におかれましても、『北○治カルテット』のガールズバンドデビューを、是非とも期待していてくださいね♫」










メリーさん太「──いやそれって既に、脚本の花○十輝先生が、オリジナル作の『ガールズバ○ドクライ』でやっているだろうが⁉」

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