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第1736話、わたくし、たった五千円で『まったく新しい二台目の』M○cを手に入れましたの♡(その1)

ちょい悪令嬢「──うおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」




メリーさん太「──来たあああああああああああああああッ!!!」




ちょい悪令嬢「──皆さん、土曜日に放映された、『ミュージックフ○ア』六十周年通算三千回記念の、『矢○永吉特集』は、ご覧になられましたかあ⁉」


メリーさん太「いやあ、さすがに番組側と矢○さんサイドが、全力で取り組んだだけあって、30分間ずっと、神演奏&神演出だったな⁉」


ちょい悪令嬢「番組側としたら、下手したらもう二度とは無い周年記念に、三千回記念までもが重なっているんだから、絶対にコケるわけにはいきませんからね、意気込みが違いますよ!」


メリーさん太「矢○さんのほうも、二年越しで念願のデビュー50周年を記念した、『日本武道館公演150回』を達成なされたばかりですからね、番組を盛り上げる気満々ですよ!」


ちょい悪令嬢「それぞれの曲を演奏する舞台ステージも、むちゃくちゃ凝っているんですよね!」


メリーさん太「まず最初は、矢○さんのオフィシャルショップである『DIAM○ND M○○N』を舞台にしての、『But N○』と『ラ○ト・シーン』で、ロケットスタートですよ!」


ちょい悪令嬢「いの一番に、渋い『But N○』を持ってくるなんて、相変わらず選曲セトリのセンスがいいですね☆」


メリーさん太「続いては、番組用のスタジオセットでの、『A D○Y』。これは抜群の安定感と、さすがの貫禄でしたな」


ちょい悪令嬢「この曲って、矢○さんにとっては最初期の作品の一つなのですが、全バラードの中でも珠玉の逸品で、歌詞&曲共にサイコーなんですよね!」


メリーさん太「今回は更にこれまでに無いアレンジが施されており、非常にレアな音源となっていました」


ちょい悪令嬢「そして続いての、まさしく番組のクライマックスである4曲目は、場所を横浜が誇る老舗中の老舗、『ホテルニューグラ○ド』に移しての、その名も『ニューグラ○ドホテル』の、どこか映画仕立てのライブシーンと相成ります!」


メリーさん太「この曲って、夢の中で思いついたと言う逸話が有るんですよね」


ちょい悪令嬢「矢○さんによると、『──早く起きなきゃ、録音して、お金に換えなくちゃ!』と、夢の中で焦りまくったそうですw」


メリーさん太「しかもこの『ホテルニューグラ○ド』って、GHQ時代には一時マッカーサー総司令の執務室が置かれたことも有ると言う、歴史的名門ホテルだったりします」


ちょい悪令嬢「そのような格式の有る豪奢なホテル内で、ツアーメンバーを従えてのディナーショー風のライブや、MV風の凝った演出の独演ソロパートを見せてくださり、ファンなら超必見の名場面のオンパレードでございました」


メリーさん太「……この一曲を収録するだけで、どれだけの費用コストがかかっていることやら」


ちょい悪令嬢「──なに世知辛いことを言っているのですか⁉ 六十周年記念なんだから、そりゃあお金に糸目をつけずに盛り上げるでしょうよ!」


メリーさん太「そして最後はスタジオライブへと舞い戻って、これまたアレンジがたっぷりと施された、『背中ごしのI L○VE Y○U』ときたもんだ」


ちょい悪令嬢「……ホント今回は、最初から最後まで、選曲が渋かったですね」


メリーさん太「一般的に認知度が高いのは、かつて『刑○貴族』のエンディング曲だった『ラ○ト・シーン』くらいなものだしな」


ちょい悪令嬢「だけど、そのすべてが、イケイケのロックにしろ、スローなバラードにしろ、一度聞けば虜にならざるを得ない、名曲の数々と言う☆」


メリーさん太「更には映像的演出によって、むちゃくちゃ見応えたっぷりだったよな」


ちょい悪令嬢「これは前回(わたくし)が申しました、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』はアニメだからこそ、演奏がエモーショナルに映えるのだ──と、同じような理由によるものでしょう」


メリーさん太「一発取りのライブでも、何回も取り直しができてCG等で加工もやり放題のMVでも無く、その中間的で、現実ライブ感を残しつつ、物語ドラマ性をも加味するってやつか」


ちょい悪令嬢「もうね、長年のファンとしては、この上なき『贈り物(サプライズプレゼント)』をいただいたって感じで、感無量でございますよ!」


メリーさん太「是非とも、円盤化やサブスク化をしてもらいたいほどの、クオリティだったしな」




ちょい悪令嬢「……だからこそ、悔やんでも悔やみきれないのは、当【座談会】において、この超必見の記念番組を、事前に告知していなかったことであります★」




メリーさん太「あ、そういや、そうじゃん? いつもはあんなに『矢○さん、矢○さん』ってうるさいのに、一体どうした?」


ちょい悪令嬢「……これまた前回お伝えしましたけど、それこそ矢○さんの『武道館公演150回達成記念』の円盤やムックを買い求めたり、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の円盤を予約したり、愛機の『M○c mini』の全面的ブラッシュアップをするのに忙しくて、つい忘れてしまったのですよお〜」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、そろそろ【本題】に移りたいかと存じます☆」




メリーさん太「……へ? 【本題】、って?」


ちょい悪令嬢「ですから、たった今申した通り、本作の作者の愛機のM○c mini(Late2014)の、全面的ブラッシュアップについての、一部始終の詳細レポートですわ☆」


メリーさん太「えっ、あれって、本当にやるつもりだったの⁉」


ちょい悪令嬢「……何でやらないと、思ったのです」


メリーさん太「だってあいつって、これまで長年使用し続けてきたM○c miniだと言うのに、OSのヴァージョンアップすらしたこと無かったから、おそらくはこのまま使い潰して、新品を購入するものと思っていたんだけど?」


ちょい悪令嬢「失礼な、購入してすぐ、デフォルトのOSである『Sier○a』を、『High Sier○a』にヴァージョンアップしておりますわよ」


メリーさん太「──それもすでに、七年前の話だろうが⁉」




ちょい悪令嬢「だって、ほんの一万円ほど投入するだけで、新品同様のM○cを手に入れることができると聞いては、チャレンジせざるを得ないではありませんか?」




メリーさん太「……………………待て、確かに今回のサブタイトルにそう書いてあるし、しかも金額が一万円から五千円にディスカウントされているけど、そんなことが本当に可能なのか?」


ちょい悪令嬢「お疑いでしたら、『M○c mini(Late2014) 高速化』で、Web検索してみれば?」


メリーさん太「Webに書かれていることを、全面的に信じられるわけが無いだろうが⁉ うちの作者が実際にチャレンジしたのなら、その『結果』がどうなったのか、まず最初に言ってみろ!」


ちょい悪令嬢「……う〜ん、それが、『微妙』なんですよねえ」


メリーさん太「──ほうら、Webの情報を鵜呑みにしたやつの、当然の末路だな⁉ たとえ五千円だろうが一万円だろうが、金をドブに捨ててしまった気分はどうだい?」




ちょい悪令嬢「何早とちりしてやがるんだ、この『都市伝説』⁉ 人の話は、最後まで聞け! ──それに、たとえ今回のチャレンジがまったくの失敗に終わろうとも、五千円が無駄になることは、絶対に無いんだよ!」




メリーさん太「え、どうして?」


ちょい悪令嬢「今回のチャレンジは大雑把に言えば、現行のM○c miniのOSを、ヴァージョンアップしたわけなのですが、メリーさんが疑問をいだかれたように、これまであんなに及び腰だった本作の作者が、どうして今回あっさりと実行したのか、不思議に思いませんか?」


メリーさん太「……まあな、OSのヴァージョンアップなんて、下手したらこれまでの小説作成データを全部消失したり、パソコンそのものがハングアップしたりする可能性も、けして無いとは言えず、かと言って膨大な量のデータをすべてバックアップするのも面倒だしで、余程必要性が無い限り、手を出そうとは思えないよな」


ちょい悪令嬢「つまり今回、ある程度の『必要性』が生じたわけですが、それよりも何よりも、作成データもパソコン本体も、完全に問題が生じない、ヴァージョンアップの仕方を見つけたのですよ」


メリーさん太「……『常に最悪のトラブルが突然起こることを前提にしろ』をモットーにする、本作の作者らしからぬ話だな? 『絶対にデータが飛んだりはしない』なんてことが、本当に有り得るのか?」


ちょい悪令嬢「いやむしろ、ヴァージョンアップ自体が失敗して、データどころか記録媒体そのものがクラッシュしても構わない、超『裏技』的やり方を採用するわけなのです」


メリーさん太「──はあ⁉」




ちょい悪令嬢「実は今回のヴァージョンアップは、パソコン本体のOSそのものをアップデートするのでは無く、新たに買ってきた大容量のSSDストレージを外部接続して、その中に新規インストールする形をとるのですわ☆」







(※次回に続きます)

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