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第1716話、わたくし、赤○アカ先生の『作風のルーツ』を突き止めましたの☆【前編】

ちょい悪令嬢「──ここでいきなり、『超重大発表』です! 何と今をときめく超人気漫画家(&原作者)であられる、赤○アカ大先生の、作風の『元ネタ(ルーツ)』が判明いたしました☆」




メリーさん太「──はあああああああああ⁉ 開幕早々何言い出しているの⁉」




ちょい悪令嬢「おや、それ程びっくりするようなことですか?」


メリーさん太「そりゃあ驚きもするけど、それ以上に『ヤバい』だろ⁉ 仮にもオリジナル作家さんの『元ネタ』とか、滅多なことを言うんじゃ無いよ⁉」


ちょい悪令嬢「もちろん、確たる証拠も無しに『パ○リ』だとか言っているわけでは無く、あくまでもこれは本作の作者における『印象インプレッション』と言うだけの話です」


メリーさん太「……まあ、その程度なら構わないと思うけど、あまり現在の超人気作家様を、敵に回すようなことはしないでくれよな?」


ちょい悪令嬢「大丈夫ですって、うちの作者だって、赤○作品の大ファンなんですから!」


メリーさん太「──それは何の『免罪符』にもならないことを、いい加減学べよ⁉」


ちょい悪令嬢「でも、一視聴者としての『感想』を、Web上において述べるくらいなら、許されるのでは?」


メリーさん太「……まあいい、とにかく言ってみろ」




ちょい悪令嬢「このことに気がついたのは、つい先日まで全話一挙無料配信がなされていた、『か○や様は告らせたい()~天才たちの恋愛頭脳戦~』と言う、微妙に『?』付きのアニメ版第2期を見ていた時なのですが、例の作中きっての感動エピソードである、石○優君をメインに据えた『体育祭』回において、過去のある事件によって彼が学園の中で、主に同級生の間で孤立してしまっていることが、赤裸々に描かれていたのですよ」




メリーさん太「……うわあ、基本的にコメディ作品なのに、いきなりシリアス展開をやったりしたら、視聴者は退いてしまうんじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「なんかアンチの皆様は、いまだにネタにしているようですわねw」


メリーさん太「……本作の作者自身は、どうだったんだ?」


ちょい悪令嬢「『か○や様』は同じ赤○先生の超ヒット作の『推○の子』とは違って、コメディ主体で、しかもそれがむちゃくちゃ面白くて、突然の『シリアス』展開──それも、本作の作者が一番嫌いな『いじめ』や『孤立』系だったので、正直戸惑いましたが、ちゃんと『救い』が有ったのが、さすがと思いました」


メリーさん太「……同学年のほぼ全員からハブられている、文字通り『毎日が針のむしろ』状態なのに、『救い』とは?」


ちょい悪令嬢「マリー=アントワネット様いわく、『同級生がダメなら、上級生がいるじゃ無い?』」


メリーさん太「──『マリー様』は、そんなこと言わない!」




ちょい悪令嬢「おや、お忘れですか? 同学年の生徒ほぼ全員どころか、教師までもが、彼のことを半ば『犯罪者扱い』しているのですよ? それなのにどうして、全校生徒のお手本とも称されている、『生徒会メンバー』に選ばれたのでしょうね」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「実は石○君は、事件の後結局ずっと引きこもることになったのですが、そんな彼の許に訪れたのが、白○御行生徒会長だったのです」


メリーさん太「……それはやはり、全学年的に問題を起こして引きこもった生徒を、生徒会長の職務として登校を促しに来たってことか?」


ちょい悪令嬢「わたくしも最初はそう思ったのですが、それどころでは無かったのですよ」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「石○君自身も、大方そんなところだろうと思って、『……やれやれ、生徒会長も大変だなあ』とすっかり油断していたところ、会長さんてば何と開口一番、




「──石○、君は、生徒会に入るつもりは無いか?」




 などと、宣ったのです!」




メリーさん太「──いやいやいやいや、どうしてそうなるんだよ!」




ちょい悪令嬢「実はこのシーンを見ることによってこそ、本作の作者においては、この作品の『本質』と『ルーツ』に、気づくことができたのです!」


メリーさん太「……『ルーツ』はともかく、『本質』って、副題サブタイトルに『恋愛頭脳戦』って明示されているように、一応『ラブコメ』だろ?」


ちょい悪令嬢「いえいえ、真に重要なのは、『天才たちの』のほうだったのです!」


メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「わたくしも最初はこの『天才』の意味を、『本当はお利口さんなのだけど、すっかり恋愛脳になってしまった男女が、狐と狸の化かし合いそのままのことを繰り返す』と言う、作品のパターンを表しているものと思い込んでいたのですよ」




メリーさん太「……つまり、そうでは無かったと?」


ちょい悪令嬢「はい、確かに白○会長を含む、生徒会執行部の皆さんは、天才たちの集まりでした!」


メリーさん太「どうして、そう言い切れるんだよ?」




ちょい悪令嬢「当然のごとく、いきなり『生徒会入り』を打診された石○君自身も驚きを隠せず、『あんたは事件のことを知らないのか⁉』と問いただすのですが、会長さんはさも当然のようにして、『もちろん知っているさ、事件の真相も、君が全然悪くなく、君のストーカー被害に遭ったと言う女生徒を、むしろ助けようとしていたこともね』──とおっしゃったのです」




メリーさん太「──なっ⁉ それって石○君しか知り得ない、ガチの『真相』じゃんか⁉」


ちょい悪令嬢「そうなんですよ、もちろん石○君自身も、これまで一切口外しなかったからこそ、こうして学園から犯罪者扱いを受けて、自宅に引きこもっていたのですし、もはや文字通り『驚天動地』の心境だったでしょう」


メリーさん太「本人が口外していないなら、どうして会長さんは事実にたどり着けたんだ⁉」


ちょい悪令嬢「ですからそれは、会長やか○や様が、正真正銘『天才』だからですわ☆」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「何なら『馬鹿では無い』と、言い換えてもよろしくてよ? 生徒会長と言っても現実にはほとんど『馬鹿ばかり』で、ただひたすら教師に言われたことに盲従するのみの、『内申点稼ぎ』ばかりだけど、白○会長やか○や様はちゃんと『自分の考え』を持っていて、名探偵に必要な『まずすべてを疑ってかかる』を信条としているので、教師や他の生徒の言い分や、目の前の現状すらも、『鵜呑み』にはせずに、まず何よりも自分の直観としての、『違和感』や『疑問』を疎かにしないのです」




メリーさん太「石○君の事件に関する、違和感や疑問とは?」




ちょい悪令嬢「彼は事件に関してほとんど黙秘しているのですが、これはどう考えてもおかしくて、有象無象の教師や生徒ごときでは無く、真に『頭のいい者』なら、無視できないのですよ」


メリーさん太「いや、被告人なら、自分な不利な件について黙秘するのは、当然じゃ無いの?」


ちょい悪令嬢「『不利な点』ならね。──でも、石○君て、自分に有利になりそうな証言や言い訳も、ほとんど行っていないんですよね」


メリーさん太「──そ、そういえばッ⁉」




ちょい悪令嬢「それに引っかかった会長たちは、こう『仮説』を立てたのですよ。石○君が正直に自分に有利になる『真相』を告白すると、誰かが不利になったり傷ついたりするんじゃないか──と。例えば、事件の被害者である、女生徒その人とかね」




メリーさん太「──‼」







(※次回に続きます)

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