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第1693話、わたくし、『音楽』ほど、魂を揺さぶり人と人との絆を築ける、『言葉』は無いと断言しますの♬【後編】

ちょい悪令嬢「──あら、『天才と何とかは紙一重』と言うじゃありませんか? 彼女が『やり手の生徒会長』であられるのは、花○川女子学園との『合同文化祭』を見事に成功に収めたことこそが、如実に証明していますからね」




メリーさん太「おお、六○ちゃんが初めて本領を発揮した、即興の(変態な)ギタープレイをご披露したやつか⁉ アレって日○ちゃんが運営していたのか⁉」




ちょい悪令嬢「彼女の『天才性』の恐ろしいところは、ずば抜けた天才であるが故に、彼女が最も愛する人どころか、彼女自身さえも、『不幸』にしそうなったことなのです!」


メリーさん太「え、『天才』で、ちゃんとその実績を示しているのに、『不幸』にもなりかねないだと?」


ちょい悪令嬢「彼女が『お姉ちゃん子』であるのは、よくご存じですよね?」


メリーさん太「……ああ、アニメ版を見る限りにおいては、何かとお姉さんの紗○さんにまとわりついてばかりいるよな」


ちょい悪令嬢「それは幼少のみぎりからずっと同じですが、けして『順風満帆』だったわけでは無いのです」


メリーさん太「と言うと?」




ちょい悪令嬢「お姉ちゃんが好きだからこそ、お姉ちゃんが何かし始めると、すぐにその真似をするのですが、恐ろしいこともに、勉強だろうがスポーツだろうが趣味だろうが──そして何よりも、『音楽』だろうが、その『天才性』を遺憾なく発揮して、後から始めたくせに、瞬く間に姉のことを凌駕してしまうのですよ!」




メリーさん太「──ええっ、紗○さんのほうこそ、いかにも『できる』って感じで、事実あの曲者揃いの『ロゼ○ア』をしっかりとまとめあげているじゃ無いか⁉ それをあの『妹キャラ』そのもののカワイ子ちゃんが、すべてにおいて凌駕するだと⁉」




ちょい悪令嬢「『無邪気なカワイ子ちゃん』とか、『お姉ちゃん大好きな妹キャラ』とか、関係無いのですよ。それが『天才』ならではの、凄まじさと無慈悲さなのです!」




メリーさん太「……それは、まあ、お姉さんとしては、堪ったものじゃないよな」


ちょい悪令嬢「紗○さんてば、一時期は、深刻なノイローゼに陥っていたそうですよ」


メリーさん太「──えっ⁉」


ちょい悪令嬢「そしてその結果、日○ちゃんのほうも、お姉さんに接するのを躊躇うようになって、まさしく『姉妹関係の危機』にまで至ったのです」


メリーさん太「──ええっ⁉」




ちょい悪令嬢「──しかーし、そんな姉妹のピンチを救ったのが、『音楽』であり、『バンド』活動だったのです♬」




メリーさん太「──‼」




ちょい悪令嬢「ただ単に、『ピアノを習い始めた』とかだったら、これまでの繰り返しだったでしょうが、『バンド』とは文字通りに『集団の力』に拠るものであり、一人だけ『超天才』がいても仕方なく、バンドと言う『総体』として、どれだけ素晴らしい『音楽』を実現できるかが勝負であり、そもそも他と比較するものでも無いのです! ──そしてすでにご存じの通り、『ロゼ○ア』と言う、妹同様に『化け物級の天才』揃いのバンドにあって、紗○さんはその『まとめ役』として無くてはならない存在となっており、もはや妹への──つまり、『天才へのコンプレックス』に悩む必要は無くなったのです!」




メリーさん太「──なるほど! いかに『天才』揃いといえども、自分がいなければバンドとして機能できないことを痛感した彼女にとっては、もはや『天才と言ってもダメ人間はダメ人間じゃん?』と言う、『真理』に気づいたわけだ⁉」


ちょい悪令嬢「よって、日○ちゃんが自分を頼っているのは、『天才性』なんかに関係無く、ただ単に『妹がしっかり者のお姉さんを頼っている』だけの話で、そこにコンプレックス感じる必要はまったく無かったのですよ!」


メリーさん太「……つまりアニメ版て、『和解後の姉妹』のみを描いていたわけか? でもまさか、そんな『深い事情』が隠されていたとは」


ちょい悪令嬢「下手すると、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の『ギス百合』顔負けでしょう?


メリーさん太「うん、確かに『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』は、『バン○リ!』シリーズだわ。別に『突然変異』でも何でも無かったわ」


ちょい悪令嬢「『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』で『バン○リ!』に興味を覚えた方は、アニメ版の過去作だけでは無く、ゲーム版にも手を出されたほうがいいかも知れませんね♬」


メリーさん太「……いやまさか、あの『しっかり者のお姉さん』と『お姉ちゃん大好き妹キャラ』の氷川姉妹に、そんなドラマが有ったとは」


ちょい悪令嬢「もちろん、他のバンドのメンバーたちにも、様々なドラマがご用意されておりますわ」


メリーさん太「……なるほど、『ゲーム原作』のアニメならではだな? そうした視点でアニメ版を見直すと、また違った見方ができるかも」


ちょい悪令嬢「『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』においても、所々に各バンドのメンバーが顔を出していたり、登場人物の話の中に出てきたりするので、必見かつ必聴ですよ☆」










メリーさん太「……ところで、他にも何か、これと言った『注目点』は無いのか?」




ちょい悪令嬢「ああ、それなら、先ほども申したように、『生徒会長』であることですわね!」




メリーさん太「あ、いや、別に日○ちゃん限定の話じゃ無くて、もっと『バン○リ!』シリーズ全体について、聞きたいんだけど?」


ちょい悪令嬢「そのつもりですけど? ──何せ、各バンドのメンバーに、必ずと言っていいほど、生徒会長本人や、他の役員がいたり、もっとはっきり言えば、作中の学園すべての生徒会長が、ガールズバンドのメンバーで占められているんですからね!」


メリーさん太「──なっ⁉ ホントかよ⁉」




ちょい悪令嬢「ざっと上げるだけでも、日○ちゃん(羽○女子学園・パス○レ)を始めとして、白金燐子さん(花○川女子学園・ロゼ○ア)、その先代の鰐部七菜鰐部七○さん(花○川女子学園・グリ○リ)、次代のミッシ○ルくんこと奥沢美○ちゃん(花○川女子学園・ハロ○ピ)、羽沢つぐみちゃん(羽○女子学園・アフターグ○ウ)等々と、枚挙に暇がありません」




メリーさん太「──すげえ、ホントにほとんどのバンドを網羅しているじゃんか⁉」


ちょい悪令嬢「こうなると、最新作の『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』も、期待大ですわね!」


メリーさん太「……はあ? あの『問題児』ばかりの『ITS MyG○!!!!!』(バンド名)では、生徒会長は無理だろ?」


ちょい悪令嬢「──何言っているんですか、千早あ○んちゃんは中学時代に生徒会長を務めていたんだから、すでに現時点で『ノルマ達成』しているのですよ?」


メリーさん太「そういえば、そうでした!」


ちょい悪令嬢「それにこれからだって、外面の良さに定評があるそ○さんや、『学園のマスコット』として意外に人気の有ると○りちゃんが、それぞれの学園で生徒会長になることだって、けして無いとは言えないでしょうが?」


メリーさん太「……た、確かに」




ちょい悪令嬢「なんかこう言うと、いかにも『御都合主義』的に、作中のメインキャラたちばかりを優遇しているようですが、これにはちゃんとした理由が有るのです!」




メリーさん太「ガールズバンドのメンバーが生徒会長やその他役員になりやすいのに、一体どんな理由が有ると言うんだよ?」


ちょい悪令嬢「『バンドのメンバー』、だからこそですよ」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「バンドをやるってことは、何よりも『行動力と仲間との絆』が必要であり、それこそがまさしく、学園の生徒たちのかなめであり指導者リーダーである『生徒会長』としてふさわしく、何よりも『人気バンドのメンバー』なら、選挙活動においても俄然有利ではありませんか?」




メリーさん太「──むちゃくちゃ腑に落ちた!」




ちょい悪令嬢「そうなんですよ、『絆』なのです。先ほど例に挙げた氷川姉妹を始めとして、各バンドにおいてもメンバー間で様々な確執が生じつつも、結局は何らかの落着を見ることができたのは、バンドならではの『絆』を強さのために他ならないのです!」




メリーさん太「……そこら辺は、最新作の『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』に至るまで、けしてブレること無く一貫しているよな」




ちょい悪令嬢「──そういうわけで、現在もなお絶賛無料公開中の、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』全話一挙配信を是非ともご覧になって、読者の皆様におかれましても、何よりも『人と人との絆』の大切さを、今再び実感していただきたいかと存じますわ♡」

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