第1646話、わたくし、『ナウ○カ』の続編アニメ制作の実現性がいきなり高まって、ビビっておりますの⁉
ちょい悪令嬢「──皆様、もうご存じですか? 日本のアニメ界を震撼させかねない、超ビッグニュースが飛び込んで参りましたよ!」
メリーさん太「な、何だ、冒頭いきなり、一体何事だ⁉」
ちょい悪令嬢「『プ○フェッショナル 仕○の流儀』ですよ、「『プ○フェッショナル 仕○の流儀』』! メリーさんは、ご覧になっていないのですか⁉」
メリーさん太「……ああ、現在公開中(?)の『君たちはど○生きるか』に絡めての、『宮○駿監督を中心にしたスタジオジ○リ』特集だったっけ? 何か新しい動きでもあったのか?……………………まさか、監督ってば性懲りもなく、『次回作の構想』を発表したんじゃねえだろうな?」
ちょい悪令嬢「……何ですか、『性懲りもなく』とか、失礼な言い草は?」
メリーさん太「失礼も何も、あれだけ『引退するする詐欺』をされたんじゃ、言い草もクソも無くなるよッ⁉」
ちょい悪令嬢「──うぐぅ⁉(CVほ○ちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ‼ ホアーッ‼)」
メリーさん太「それで、今度は一体どんな『観念的』作品を、お創りになる予定なんだ?」
ちょい悪令嬢「どうして『観念的』だと決めつける⁉ ──いや、それどころじゃ無いんですってば!」
メリーさん太「それどころじゃ無いって、それ程予想外の作品案でも、発表したのか?……………………『君たちはど○生きるか』みたいな、『おためごかし』作品では無く?」
ちょい悪令嬢「『おためごかし』言うな! 「君たちはど○生きるか』は、現在全米でヒットを飛ばしている、超一級のエンターテインメント作品です!」
メリーさん太「すげえ必死に、訂正しやがるな? ──それで、まさか次の新作も、『エンターテインメント系』とか言い出すんじゃ無いだろうな?」
ちょい悪令嬢「もはや『エンタメ系』とか言った、レベルじゃ無いんですよ!」
メリーさん太「……いまいち要領を得ないな、まさか宮○監督が、『エヴ○の新作』を手がけられるとかじゃ無いだろうな? ──実は監督も、『シンエヴ○』のラストに不満が有ったりしてw」
ちょい悪令嬢「──惜しい、順序は逆ですが、ほぼ正解です」
メリーさん太「『正解』? まさか本当に宮○監督が、『エヴ○』の新作をやると言うのか? それに、『順序が逆』って………」
ちょい悪令嬢「庵○秀明監督は、『エヴ○』を作成するに当たって、宮○作品のうちで、特にどれを参考になされましたっけ?」
メリーさん太「……そりゃあ、肝心のエヴ○や使徒の造形や設定に、多大なる影響を及ぼしたと思われる、『巨○兵』が登場する『風の谷のナウ○カ』だろう? ──そもそも、これの劇場アニメ版には、庵○監督自身も参加なされているんだし………………って、まさか⁉」
ちょい悪令嬢「──そうなのです、番組の終了間際に来て突然、画面いっぱいに監督の直筆による、すでに公開された劇場版では有り得なかった、ナウ○カと巨○兵が寄り添っているイメージボードが、これ見よがしに映し出されたのです!」
メリーさん太「何ソノ、いかにも思わせぶりな幕切れは⁉」
ちょい悪令嬢「普通のテレビのアニメ番組だったら、まるで『次回予告』みたいですよね?」
メリーさん太「『次回予告』、って………」
ちょい悪令嬢「そうです、最も親愛なる友人にして、自分以外で唯一才能を認めた同業者でもある、高○勲氏に対する『ラブレター』とも言える、『君たちはど○生きるか』を見事に創り上げて、ある意味氏自身の『アニメ人生』にケリをつけた今、唯一残された『懸案事項』である、アニメ版『風の谷のナウ○カの続編』に、いよいよ手をつけられたともとれるのです!」
メリーさん太「ネット上でまことしやかに噂され続けてきた、俗に言う『ナウ○カ2』のことか⁉ ──いやいやいや、まさかこの期に及んで、『ナウ○カ』は無いだろう⁉」
ちょい悪令嬢「……どうしてですか?」
メリーさん太「今の監督の作品が『観念的』かどうかはともかく、『ナウ○カ』を創っていた時とは、あまりにも『作風』が違い過ぎるだろう⁉」
ちょい悪令嬢「奇しくも来年は、『ナウ○カ』公開から満40周年にあたり、確かにそれ以来『アニメ作家』として積み重ねられてきた『キャリア』は重く、もはや自分の昔の作品を昔の作風で創ることなんて、一見不可能と思われても無理は無いでしょうね」
メリーさん太「──それに監督御自ら、特に自分の愛弟子である庵○監督に対して、『自分の過去作に縛られるな』とか、『いくらヒットしても、その作品ばかりに囚われるな』等々と、口を酸っぱくしておっしゃられていたんだし、事実庵○監督も、『シンエヴ○』を創って大失敗してしまったじゃ無いか?」
ちょい悪令嬢「おいッ、『シンエヴ○』を『大失敗』と、決めつけるのはよせ!」
メリーさん太「少なくとも、常に『前進を続けるべき』クリエイターとしては、『失格』の誹りを免れないのでは?」
ちょい悪令嬢「ですから、もはや宮○監督は、その程度のレベルを超越して、新たなる境地へとたどり着かれたのですよ!」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「先ほど申したではないですか? 監督はすでに『己のアニメ人生にケリをつけた』と。──つまり、これからは完全にフリーハンドで、『これはやるべきでは無い』とか言った自縄自縛に囚われること無く、あえて『風の谷のナウ○カ』と言う、自分の原点的アニメ作品の続編に手を出されることも、けして有り得ないとは言えないでしょう」
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「いやあ、楽しみですねえ、もはや何事にもこだわることの無い、『ガチで本気の宮○駿』が、どんな『ナウ○カ』を──すなわち、どんな『漫画映画』を、創ってくださるのか♫」
メリーさん太「……いやでも、現在の監督のご年齢からして、『ナウ○カ』のような大作を、本当に創り上げることができるのか? もっと小規模な作品を、気軽に創られたほうがいいのでは?」
ちょい悪令嬢「誰が、監督『お一人』だけで創ってくれと、申しましたか?」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「それこそ、庵○監督や押○守監督や細○守監督や新○誠監督等々、宮○監督を慕っている、日本を代表する超天才アニメ演出家の皆様の、御助力を仰げばよろしいのですよ」
メリーさん太「──なるほど! 宮○監督が『ナウ○カ』の続編をやるともなると、演出家のみならず作画マンその他あらゆる業界きっての超天才たちが、我も我もと参加を希望してきても、けしておかしくは無いぞ⁉」
ちょい悪令嬢「そしたら間違いなく、アニメ史上最高の『超娯楽大作漫画映画』が、完成することでしょうね♡」
メリーさん太「……ちょっと待てよ、本作の作者がついこの間、『オールタイムベスト覇権アニメ』と認めた作品て、何だったっけ?」
ちょい悪令嬢「このたび晴れてアニメ版が完結した、『進○の巨人』ですわね」
メリーさん太「──まさしく、『風の谷のナウ○カ』の影響を受けた、代表作の一つじゃん⁉」
ちょい悪令嬢「諫○創先生も、番宣イラストとか、キャラ設定とか、何らかの形で協力なされたりしてw」
メリーさん太「……あ、有り得る」
ちょい悪令嬢「たとえ今をときめく超人気漫画家の先生であろうとも、宮○監督の下で、『ナウ○カ』の新作の制作に関われるなんて、これ以上の名誉はありませんからね」
メリーさん太「そもそも庵○監督が、アニメ業界やマニアの間で注目を浴びたのは、『ナウ○カ』アニメ版の巨○兵の登場シーンを担当したからだしな」
ちょい悪令嬢「──と言うわけで、続編制作の可能性をちょっと臭わせただけで、各方面に多大なる影響を及ぼしつつある、『風の谷のナウ○カ』ですが、本作の作者としても是非とも実現するように、心からお祈りいたす所存であります☆」




