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第1627話、わたくし、今期秋アニメ『私的覇権候補作』中間発表ですの☆【その7】

ちょい悪令嬢「──いやあ、『16bitセンセーシ○ン AN○THER LAYER』の最新第8話、あれから何度も見返してしまいましたよ♡」




メリーさん太「イマイチ乗れなかった、今期秋アニメだけど、ようやく『私的覇権候補作品』が現れたって感じだよな」




ちょい悪令嬢「しかも、すでに第1625話でお伝えしましたが、折良く動画配信サイトの『ア○マTV』様が、第8話までの全話を無料配信してくださったので、『復習』に最適でしたわ!」


メリーさん太「『復習』と言うか、『伏線確認』て感じだったけどな」


ちょい悪令嬢「中でも、これまた第1625話の冒頭でご紹介した、最新第8話で最も注目を集めたロリ美少女の『エ○ー2』ちゃんが、実は第3話の【アバンタイトル】において、何の脈略も無くスクール水着で登場するシーンは必見ですわね♫」


メリーさん太「また、『エ○ー2』ちゃんかよ⁉ うちの作者ってば、相当ご執心のようだな?──このロリコンめが!(byバックベア○ド様)」


ちょい悪令嬢「そんなことはありません、本作の作者はあくまでも、第8話の内容こそに、心から共感しているのです!」


メリーさん太「嘘つけ、本作の第1624話において、最新第8話の最大の『テーマ』である『想像力』を、『創造力』だと勘違いして、そのまま執筆してWeb公開したくせにw」


ちょい悪令嬢「──ううっ、二回見直して、やっと気づいたのですが、あれはあれでいいのです! 『創造力』だって、ある意味『正解』なのです!」


メリーさん太「まあ、作品の主旨からして、それ程間違ってはいないよなw」


ちょい悪令嬢「そのように見返せば見返すほど、本作の作者の理解度の浅さが露呈していくと言った、情けない有り様ですが、その中でも特に、もはや言い訳のしようも無いものをご紹介いたしましょう!」


メリーさん太「……何だ、うちの作者ってば、今度は『自虐趣味』にでも目覚めたのか?」


ちょい悪令嬢「ほら、最新第8話に関しては、前回までずっと、『1985エアプ』の面ばかりあげつらってきたではありませんか?」


メリーさん太「──いや、そもそも第8話に対して、リスペクトしたいのかディスりたいのか、一体どっちなんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「それが実は、『1985年』に関して、本作の作者にとって最も肝心な点に関して、ちゃんとフォローされていたのですよ」


メリーさん太「……『最も肝心な点』、だと?」




ちょい悪令嬢「『ベ○タ』の復権で、ございます?」




メリーさん太「…………はい?」




ちょい悪令嬢「ですから、『ベ○タの復権』と」




メリーさん太「……『ベ○タ』って、ひょっとしなくても、大昔の『ビデオデッキの規格』のことか?」


ちょい悪令嬢「ええ」


メリーさん太「つまりあの、ソ○ー様が業界の支配を目論んで自信満々に開発&発売したと言うのに、その後でビ○ター様が開発&発売した『V○S』に、完膚なきまで叩きのめされたやつか?」


ちょい悪令嬢「……ええ(ムカッ)」


メリーさん太「そのベ○タが『復権』て、どういうことだよ? 初期段階であっさりと決着がついた『ビデオ規格戦争』において、『ベ○タ』陣営が優勢だったことなんて有ったか? たぶん、過激なマニアどもが思い余って武装蜂起でもしようとして、官憲に摘発されて、全員『楽園送り』になったと言うのが、関の山じゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「──それは、『エルデ○ア復権派』の話でしょうが⁉」


メリーさん太「まあそれだけ、『ベ○タの復権』なんて、有り得ないってことだよw」




ちょい悪令嬢「ムキィー! そんなことはありませんよ! 何せ1985年は『ソ○ー愛好家』にとっては、『ハイバンドベ○タプロ』発売の、記念すべき栄光の年なのですからね!」




メリーさん太「…………『ハイバンド』?…………しかも、ベ○タ『プロ』だと?」




ちょい悪令嬢「そうなのです、それまであくまでも『家電シロモノ』に過ぎなかった家庭用ビデオデッキを、ついにソ○ー様が名実共に、マニア向けの『AV機器』へとランクアップさせたのです!」




メリーさん太「なっ⁉………『マニア』向けの、『AV』だと?」




ちょい悪令嬢「──てめえ、わかっていて言っているだろうが⁉ ここで言う『AV』はあくまでも、『オーディオ&ビデオ(あるいはヴィジュアル)』の略称なんだよ!」




メリーさん太「ぶはははははっ! つまりは一般庶民を相手にした規格戦争で勝ち目が無くなったので、『いつものソ○ー』様らしく、マニア向けに特化したわけか? 後は緩やかに滅亡していくのみだな!」




ちょい悪令嬢「──やかましい! 『事実陳列罪』で逮捕するぞ⁉」




メリーさん太「しかしソ○ー様ってば、『ゲハ戦争』以外でも、『規格戦争』をやっていたのか? そういや、『大正義App○e様』に対しても、パソコンやMp3プレイヤー(スマホの御先祖様みたいなもの)等の分野でケンカを売って、てんで相手にされずに惨敗していたよな? キャンキャン吠えるしか能の無い小犬の癖に、ケンカ癖の有る厄介なペットかよ?」




ちょい悪令嬢「──ソ○ー様だって、世界が認めるほどの技術力も収益も実現しているよ! 何かと規格競争をしがちなのも、常に業界の主導者リーダーの一角を占めているからだし!」




メリーさん太「でも、ビデオ規格戦争に関しては、ぐうの音も出ないほどの完敗だったよねw」


ちょい悪令嬢「う○○っ⁉(※「うぐうっ⁉」から『ぐうの音』を省略してみましたw)」




メリーさん太「それにそもそも、『ハイバンド』とか言っても、それ程『ハイ』では無く、画質面においてはすぐ後に出た、『SーV○S』にあっさりと追い抜かれて、『プロ』とは言っても中途半端で、もっと充実したダビング編集機能を搭載した各社のV○Sマシンが続出して、完全に話題性が無くなったしな。むしろ完全デジタル規格である『DV』へと移行する前段階の、突然変異的な最後の『徒花』みたいなものだったのでは?」




ちょい悪令嬢「結果的にそうなったかも知れませんが、何よりも重要なのは、ソ○ー様が業界の先頭に立って、『革命』を起こしたことなのです!」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「それ以前は、家庭用ビデオの『画質』なんて誰も気にしておらず、むしろどんなに画質が劣化しようと、録画&再生時間が長いほうが売れるような状況でした。──しかし、1985年に『ハイバンドベ○タ』を発売するや、完全に劣勢だったはずのベ○タの売り上げが予想以上に伸び、すでに『余裕の勝ちいくさ』だったV○S陣営においても、『画質向上』へと重い腰を上げることを促したのです。その結果『SーV○S』と言う、真の意味で画質に優れた規格が生み出されて、世界中の人々に受け入れられることになり、更には次世代の『DV』では、当然のごとく『画質向上』こそが最大の『ウリ』となったのです」


メリーさん太「……完全にデジタル規格の『DV』が、画質にまさっているのは当然なのでは?」


ちょい悪令嬢「そもそも『DV』が、家庭用ビデオとして商品化されなかった『世界線』も、十分有り得たのですよ」


メリーさん太「──はあ⁉ そんな馬鹿な!」




ちょい悪令嬢「何せ『DV』の画質及び音質の規格レベルは、当時のテレビの放送規格に対して、あまりにもオーバースペックで、一般家庭においてはその実力を十全に発揮することはできず、完全デジタル規格は、それこそソ○ー様が牛耳っていた放送業界のプロユース製品において、他社が市場奪還のための『切り札』として活用することのほうが、妥当なあり方だったのですよ」




メリーさん太「……あーなるほど、ソ○ー様が『ハイバンドベ○タ』規格で、『画質競争』を家庭用ビデオの世界に持ち込んできたものだから、当時の地上波ではあまりにもオーバースペックな画質を誇る『DV』についても、十分に『売れる』見込みが立つようになったわけか」


ちょい悪令嬢「まさしく、『ソ○ー』で有りながら、『開拓者パイオニア』でもあったわけですw」


メリーさん太「──わかりにくい例えだな⁉」




ちょい悪令嬢「とにかく、うちの作者ときたら、こう言った『革命家』や『開拓者』が大好きですからね。特に『ベ○タ』のように完全に『負けいくさ』を続けながらも、技術的に『革新的マシン』を投入する心意気は、是非とも見習いたいところです!」




メリーさん太「……あいつが『林○信者』である理由が、良くわかったよ」




ちょい悪令嬢「それで、本題の『16bitセンセーシ○ン AN○THER LAYER』の最新第8話なんですが、外観に比べて広大な内部空間を誇る、『エ○ーソフト』の店内においては、そこかしこに『ベ○タ』の存在を確認できるのです!」


メリーさん太「あ、そうなの?」




メリーさん太「まず、何よりも印象的な無数に積み上げられたCRTモニターですが、あれはソ○ー様のチューナー無しの、ベ○タ(やソニー製のLD再生マシン)観賞特化用のモニターである、『プロフィ○ル』シリーズの最新作にして、その名も『プロ』であり、むしろあのように多数積み重ねて使用することを前提に設計デザインされており、当時のテレビ番組や美術館等での前衛的『(文字通りの)ディスプレイ』演出として多用されて、よく似た光景を目にしたものです(※ただし『プロフィ○ルプロ』の発売は、翌年の1986年だったりします)」




メリーさん太「あんな何の変哲も無いモニターを見ただけで、『ベ○タ専用』だとわかるのかよ⁉…………こええ、『ソ○ー信者』、こええええッ」




ちょい悪令嬢「だって、あの画面に映っていた映像を再生していたビデオデッキって、リアルに一秒ごと再生時間を表示していたではありませんか?」


メリーさん太「……それがどうした? そんなものビデオデッキとしては、当然の機能だろうが?」


ちょい悪令嬢「いえいえ、そんなことができるのは『リニアタイムカウンター』機能が搭載されているベ○タだけで、V○Sのほうはただ単に四桁の数字が示されるのみで、現在の再生時間がどうなっているのか、厳密に知る手段は無かったのですw」


メリーさん太「──それって、むちゃくちゃ不便だろ⁉ そんなんで何で、V○Sのほうが売れていたんだ? 再生時間がわかるかどうかって、結構重要なことだろうが⁉」


ちょい悪令嬢「何せV○Sの三倍速モードでは、二時間用テープの中に六時間も録画できたのですからね。下手すると、どのテープに何を録画したかわからなくなったりしてね。──まあ、下等なV○Sユーザーどもが、ポンコツ機械を使っていていくら困ろうが、知ったことじゃ無いんですけどねw」


メリーさん太「──出たあ、得意の選民思想! だからソ○ー信者や林○信者は嫌われるんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「あと、何と言っても、これ見よがしにそこかしこに置いてあった、独特のサイズと形をしたビデオテープは、間違いなくベ○タ用のやつでしたし、『エ○ーソフト』──と言うよりも、アニメ版制作スタッフの皆様が、『ソ○ー信者』としてうちの作者の『同志』であることは、ほぼ間違い無いでしょう!」


メリーさん太「……と言うよりも、いかにも『マニアック』であることを演出することで、うちの作者のような『ガチのマニア』を呼び込もうとようとしているだけじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「それでいいんですよ、要は『他とは違うこと』や『これまでに無い革新的なこと』を、実行する勇気が有るかどうかなのです! これって言うは易いですが、実際に行うとなるとむちゃくちゃ勇気とリスクが必要なので、皆さん躊躇しがちであり、それ故に『16bitセンセーシ○ン AN○THER LAYER』第8話における大英断は、手放しで褒め讃えざるを得ないわけなのですわ♡」

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