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第1611話、わたくし、『日本国憲法』が適用されるのは、あくまでも日本の『国籍』保有者だけだと断言しますの☆【後編】

ちょい悪令嬢「──それでは、いよいよ【本題】に入りますが、まず最初は某政党の副党首サマが、『我が党の入党条件に国籍は問いません、日本の政治は日本国籍の人のためだけにあるのでは無いのです!』とか、公然と放言なされてしまったことについてです☆」




メリーさん太「…………は? 何言っているんだ、そいつ? いくら消滅寸前の泡沫野党とはいえ、いくら何でも言っていいことと悪いことがあるだろうが?」




ちょい悪令嬢「前半部だけなら、別に構わないんですけどね。たとえ貴党が『犬』を正式に党員として迎え入れようが、『ケモナー』である本作の作者は大歓迎ですからね♡」


メリーさん太「ただし、後半部は駄目だ! 前回の本作の内容をお読みいただければおわかりだろうが、日本の政治はおろかその根幹をなす『日本国憲法』自体が、究極的には『日本国籍保有者』にしか、適用及び拘束しないんだからな」




ちょい悪令嬢「別に、『日本人』とか『アメリカ人』とか『中国人』とか『朝鮮人』とか言った、『人種』によって差別をしようというわけではございません。要は『日本国籍』を取得して帰化すればいいのです! そうすればどのような人種の方であろうが、世界一平和で最も自由権が認められている日本国憲法が適用されて、一生兵役に就くこと無く、あらゆる自由が保障されるのですから♫」




メリーさん太「よって正しくは、『我が党の入党条件に国籍は問いませんが、日本の政治はあくまでも日本国籍を有している方のためにありますので、もしもこれからも日本に住み続けて、完全に平等の扱いを受けたかったら、日本国籍を取得されることをお勧めします』──なんだよな」




ちょい悪令嬢「さもなくば、この副党首って事もあろうに、『党を挙げての反日活動宣言』をしているようなものなんですよね」




メリーさん太「日本に住んでいて、本当に平和かつ平穏に暮らしたいのなら、何よりも『徴兵制』が絶対に適用されない、日本国籍を取得すべきだしな」




ちょい悪令嬢「つまり彼らは、まさにその日本の平和かつ平穏を、『破壊しよう』と目論んでいるのですよ」


メリーさん太「……何だと?」




ちょい悪令嬢「日本に潜伏している某国人民解放軍兵士が、本国の指令に基づいて武装蜂起を行ったとして、作戦が頓挫して自衛隊及び在日米軍に身柄を拘束された場合、某人民共和国籍の正規兵士の場合は、ジェネーブ条約等国際協約が適用されて、最低限の人権は守れますが、すでに日本国籍を取得していた場合は、単なる『テロリスト』──つまりは、『犯罪者』として取り扱われ、しかもいくら某人民共和国政府が助け船を出そうとしても、『こいつはあくまでも日本人なのだから』と、『内政干渉』として突っぱねられてしまうし、下手したら『外患誘致罪』として、極刑に処される可能性も大アリですからね」




メリーさん太「──つまりは、頑なに日本国籍を取得しようとしない、常日頃『反日的言動』を行っているやつらって、『テロリスト予備軍』なわけか⁉」


ちょい悪令嬢「それを促している政党なんて、『お里が知れる』ってものでしょう?」


メリーさん太「……そうか、現在日本在住の外国籍の方は、本国の兵役を逃れるためにも、あらぬ疑いを免れるためにも、日本国籍を取得したほうが、余程身のためなんだ」




ちょい悪令嬢「それはもちろん、現在れっきとして日本国籍を有しながら、無謀にも『独立』を目論んでいる輩にも言えるのです!」




メリーさん太「……日本からの『独立』、だと?」


ちょい悪令嬢「最近沖縄独自の『ヘイト条例』に関して、自称『有識者』どもによるセミナーが開かれたのですが、そこで論じられたことがまさしく噴飯極まりなかったのですよ」


メリーさん太「……そもそも、『沖縄ヘイト条例』自体がおかしいよな? 日本において『沖縄県民』と言うだけで、差別されるようなことが有り得るか?」


ちょい悪令嬢「差別されているのは、『沖縄県民』では無く、『琉球人』だそうですw」


メリーさん太「はあ⁉」




ちょい悪令嬢「あいつらに言わせると、『「琉球人」はれっきとした独立した「民族」であり、けして一律に「日本民族」に組み入れるものでは無く、「琉球人」を独立した民族として認めないのは差別である!』そうですよ?」




メリーさん太「──何言っているんだ⁉ それってむしろ自分たちから、現在まったく存在しない『差別』や『民族分断』を、生み出そうとしているようなものじゃないか⁉」




ちょい悪令嬢「ですから申しているでしょう、口先だけで『平和主義』を騙るやつらこそ、『争い』を生み出そうとしていると」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「あいつらを論破するのは簡単なんですよ、沖縄の活動家どもは自分たちの行動原理として『平和主義』を騙っていますが、究極的目標にして、スポンサーである某人民共和国共産党中央政治局からの『厳命』である、『琉球独立』こそは、この日本において最も『平和から程遠い』ものでしか無いのですからね」




メリーさん太「……何で『琉球独立』が、平和に反するんだよ?」




ちょい悪令嬢「『進○の巨人』全編において、徹底して描かれていたじゃ無いですか? 『結局人間と言うものは、争い合わずにはいられない』──と。それを踏まえて、先の大戦で大敗した日本は心から反省し、まさしく『進○の巨人』における『不戦の契り』よろしく、『平和憲法』の制定により、すべての日本国民に対して、強制的に国際的武力行使から身を退くことを厳命したのです。これによって『日本国籍』さえ保持していれば、無理やり戦争に行かされて犬死にすることは有り得ず、まさに『世界最高民族』たる日本人の理性と知性の勝利と申せましょう! ──それなのに、万が一にも『琉球国』なるものが独立してしまえば、どうなるでしょうか? もはや人間の本性としての『戦争』を止める手段なぞあり得ず、何の罪も無い沖縄の子供たちは、某人民共和国隷下の『新生琉球国』の一部の権力者のためだけに、幼い頃から軍事訓練を強要されて、自分の意思に反して戦場に叩き込まれて、何の恨みの無い外国人を殺し、自分自身も殺されていくだけなのです!」




メリーさん太「──沖縄の活動家が常日頃喧伝している、『平和主義』とは、むしろ真逆じゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「そりゃあ現在の『琉球独立派』の首謀者どもにとっては、『平和』そのものでしょうね、事が成就した暁には、某国共産党中央政治局の幹部扱いが約束されているのでしょうからね。──まあ実のところは、『新生琉球国』が某人民共和国の支配下に入り次第、『粛正』されてしまうのが『お定まり』でしょうがねwww」




メリーさん太「『進○の巨人』を顧みるまでも無く、現在のウクライナやガザ地区の有り様を見れば、『人間同士の争い』はけして無くなることが無いんだから、『平和憲法』に守られて、『戦場で犬死にする』可能性が皆無な、『日本国籍』保有者は、むしろ『例外』的存在とも言えるよな」




ちょい悪令嬢「そのような、人類史上希に見る幸運なる時代に日本に生まれたと言うのに、まさにその『真の理想郷』に対してあれこれと文句をつけたり、あまつさえ独立しようとするなんて、まったくもって正気の沙汰ではございませんわ」




メリーさん太「そんなに日本が嫌で、他の国がいいのなら、大人どもだけで勝手に亡命でもすればいいんだよ! 自分たちの勝手な野望のために、沖縄の子供たちを巻き添えにするんじゃ無いよ⁉」




ちょい悪令嬢「やっぱ、あいつらに対しては、『嫌なら出ていけ!』と言うのが正しかったですわねw」




メリーさん太「……おいおい、それって今や『ヘイト発言』らしいぜ?」


ちょい悪令嬢「……まったく、自分たちの『反日言動』を正当化してやりたい放題するために、それに反する正当な意見をすべて『ヘイト認定』するなんて、姑息なことで」


メリーさん太「しかし、現在の風潮がそうなっているんだから、仕方ないじゃんか?」




ちょい悪令嬢「だったら、言い換えましょう。『──もしも現在の日本にご不満が有るのなら、ご自分の祖国でも理想の国にでも今すぐお行きなられて、一部の権力者のためだけに徴兵されて、子々孫々どうぞ犬死にしてください♡』とかは、どうでしょうか?」







メリーさん太「──確かに『出ていけ!』よりも丁寧かつ婉曲な表現になっているけど、より辛辣になっているように思えるのは、絶対気のせいじゃ無いよな⁉」

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