第1608話、わたくし、『進○の巨人』新EDを見て、『デキ猫』は『獣の巨人』だと気づきましたの⁉【解説編①】
メリーさん太「──おいッ、前回の話は、本当なのかよ⁉」
ちょい悪令嬢「え、『前回の話』、とは?」
メリーさん太「『デ○る猫は今日も憂鬱』の巨大猫の『ユ○チ』さんが、『進○の巨人』で言うところの『獣の巨人』に相当し、しかも主人公のエ○ン君の『生まれ変わり』かも知れないって説だよ⁉」
ちょい悪令嬢「……あー、それですかあ」
メリーさん太「もちろん、『進○の巨人』そのまんまじゃ無いとしても、これまで完全に謎だった『ユ○チさんの巨大化』について、何らかの論理的原因を思いついたわけなんだよな?」
ちょい悪令嬢「あ、いえ、違いますけど?」
メリーさん太「へ?」
ちょい悪令嬢「ユ○チさんが巨大化した原因とか、他人様の作品の根幹に関わる設定なんて、わかるはずないじゃないですか? しかもあれって『不条理ギャグ漫画』みたいなものでしょう? 作者御本人ですら、そこまで考えていないと思うよ?」
メリーさん太「──真顔で何てこと言うの、悪役令嬢ちゃん⁉」
ちょい悪令嬢「まあ、あえて最も有り得るとしたら、『エ○ン君の生まれ変わり』と言う部分だけでしょうか?」
メリーさん太「──一番有り得ないやつじゃんか⁉ いやいや、それこそ『別の作品』に『別の作品』の主人公が転生してくるなんて、絶対に有り得ないだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「………え、メリーさんはまだ、ご覧になっていないのですか?」
メリーさん太「見ていないって、何をだよ⁉」
ちょい悪令嬢「今回の【完結編】のためにわざわざ作られた、『進○の巨人』の新規OPとEDですよ」
メリーさん太「……え? 新規のOPとEDだと?」
ちょい悪令嬢「ええ」
メリーさん太「いやいやいや、そんなはずは無いだろう!」
ちょい悪令嬢「……どうしてですか?」
メリーさん太「『進○の巨人』の【完結編】て、それぞれ【前編】と【後編】とで、一時間以上のスペシャル番組として放映されたんだから、各話ごとのOPもEDも無かったろうが?」
ちょい悪令嬢「ああ、やはりメリーさんてば、今回の『ア○マTV』様における、全シリーズ一挙無料配信をご覧になっていないのですね」
メリーさん太「え、いや、少なくとも【完結編の後編】──つまりは、シリーズ全編的な『最終話』は、すでに何回か見たけど、『本編のその後』を描いて話題になった例の『エンドロール』型EDはともかく、新規のOPなんて無かったと思うけど?」
ちょい悪令嬢「【完結編】の前編のほうは、ご覧になっていませんの?」
メリーさん太「そっちは半年前に見たばかりだから、あえて見直そうとは思わずに、放置しているけど……」
ちょい悪令嬢「ああ、私も最初はそう思っていて、初期の劇場版総集編ばかり視聴していたのですけど、ふと『新たにOPとEDが作成された』ことを知って、『ア○マTV』様の番組表を確認したところ、」
メリーさん太「……『したところ』?」
ちょい悪令嬢「何と、【完結編】の前編パートが、いつの間にか三話に分割されていて、それぞれにOPとEDが付いていたのですよ☆」
メリーさん太「ええっ、そうだったの⁉」
ちょい悪令嬢「特に【完結編】の第1話に当たる第88話なんて、時間調整のためなのか、冒頭部はいわゆる『これまでのあらすじ』になっていましたよ」
メリーさん太「放映時とは、内容も異なるのか⁉」
ちょい悪令嬢「おそらくこれって、円盤におけるフォーマットじゃ無いですかねえ?」
メリーさん太「……ああ、なるほど。テレビ放映時ならともかく、円盤においては正真正銘の【番外編】でも無い限りは、円盤第一巻からの『通し番号』が付けられてしかるべきだよな」
ちょい悪令嬢「そうなると当然、それぞれのエピソードに、OPとEDが必要になるわけですよ」
メリーさん太「うん、それに関しては納得したが、そのことがどうして前回の【突発短編】のように、『デ○る猫は今日も憂鬱』のストーリーや登場人物に絡んでくるわけなんだ?」
ちょい悪令嬢「それは当然、『デ○猫だから』に決まっているでしょうが?」
メリーさん太「はあ?」
ちょい悪令嬢「今回の新規EDって、全編『デフォルメ調』となっていて、むちゃくちゃ可愛いミ○サちゃんが出ずっぱりで、見る人を癒やしてくれるのですよ♫」
メリーさん太「──はああああああああ⁉ 『デフォルメ調』に『可愛いミ○サちゃん』て、何ソレ⁉」
ちょい悪令嬢「……『何』って、言葉通りですけど、何か問題が?」
メリーさん太「問題大アリだよ! むしろ、問題しか無いよ! 『進○の巨人』アニメ版の、それも【The Final Season】において、『デフォルメED』とか『可愛いミ○サちゃん』とか、完全に『解釈違い』じゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「『解釈違い』って、だったらどんなのが、『解釈通り』なんですか?」
メリーさん太「そりゃあもちろん、いかにも前衛的な神聖かま○てちゃん氏の『僕の戦○』や、特にEDならヒ○チアイ氏の『悪魔○子』とかじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「『ED』がデフォルメされたと耳にしただけで、その取り乱しようなら、新規『OP』を実際に見た時の反応が楽しみですわね☆」
メリーさん太「……うん、確かに後数話で全編の終了だと言うのに、今更OPを新規作成するなんて、むちゃくちゃ興味が湧くよな」
ちょい悪令嬢「それではここで、すでに公式様が公開なされている、『ノンクレジットOP』をご覧いただきましょう!」
メリーさん太「──何じゃこりゃあああああああああ⁉ よりによって、『Linked H○riz○n』だとおおおおおおお!!!」
ちょい悪令嬢「ねえ、『大方の予想通り』と言うか、『視聴者のニーズにしっかりと応えてくれた』と言うか、やはり最後の『トリ』は、リン○ラ様だったと言うわけですよ♫」
メリーさん太「いやいやいや、曲調といい、新規に作られた映像といい、完全に『W○T版進○の巨人』じゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「何か、曲の冒頭におけるエ○ン君てば、弓矢なんて射たりして、『W○T版』の最初のOPの『紅○の弓矢』を意識しているんでしょうかねえw」
メリーさん太「まるで君は完璧に、無敵の『主人公』サマじゃん⁉」
ちょい悪令嬢「……そりゃあ、エ○ン君は、『進○の巨人』の主人公ですから」
メリーさん太「──そう言う意味じゃ無いよ⁉ このOPの描き方が、いかにも『逆境にも負けず闘い続ける主人公』って感じじゃ無いか⁉ むしろ【完結編】の彼こそは、全人類を逆境に叩き落とした、『ラスボス』サマだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「そうですよ、それはこのOPだって、ちゃんとそうなっているじゃ無いですか?」
メリーさん太「……あ、本当だ、最終的にはエ○ン君てば、ちゃんと『終尾○巨人』になって、ミ○サちゃんたちから討伐されそうになっているぞ? だったらどうして、【完結編】のOPだと言うのに、冒頭部ではいかにも『W○T版』そのものの、エ○ン君として描かれていたんだ?」
ちょい悪令嬢「それは実はこれが、『完結編限定のOP』では無い、からですよ」
メリーさん太「──はあああああああああああ⁉ あんた言っていることが、完全に矛盾しているじゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「そんなことありませんよ? こう言うのってむしろ、最終回のEDにおいて、よく見られる手法じゃ無いですか?」
メリーさん太「最終話の、『OP』では無くて、『ED』って………………ああっ、そうか、そういうことか! いわゆるアニメ作品やその視聴者にとっての、『走馬灯演出』か!」
ちょい悪令嬢「そうです、『最終話』だからこそ、シリーズ全話のハイライトシーンをEDに流すのなんて、むしろ『お約束』みたいなものでしょうが?」
メリーさん太「……つまり『進○の巨人』の【完結編】においては、それをEDでは無く、あえてOPでやったわけか?」
ちょい悪令嬢「──それも単に、シリーズのストーリーの変遷だけでは無く、エ○ン君自身の『人生』そのものでもあるわけなのです☆」
(※次回に続きます)




