第1574話、【scene○】わたくし、『キュ○べえは嘘をつかない』こそ、最大の嘘だと思いますの⁉【補足版①】
ちょい悪令嬢「……ええと、本来なら今回はまったく別の新規エピソードをご用意していたのですが、とても無視できない『重大情報』が発覚いたしましたので、急遽作成した別のエピソードをお送りしたいかと思います」
メリーさん太「おいおい、すでに作品が完成していると言うのに、公開直前になって別のやつに差し替えるなんて、余程のことでも起こったのか?………………って、まさか⁉」
ちょい悪令嬢「『まさか』、何でしょうか?」
メリーさん太「入院中にその病院自体が『新型コロナウイルスのクラスター感染』に見舞われた、本作の作者の父親自身が、ついに感染してしまったとか⁉」
ちょい悪令嬢「──あっ、そうそう、そのことについてもお伝えしなければなりませんでしたわね!」
メリーさん太「やっぱり、そうなのか⁉」
ちょい悪令嬢「いえいえ、むしろ『逆』ですわ」
メリーさん太「『逆』、って?」
ちょい悪令嬢「先日病院のほうから、『クラスターが沈静化した』との連絡があり、それを受けて地域の在宅介護支援センターの担当者様と相談して、病院内で主治医や担当看護師様も交えて、退院後の在宅看護の方針を綿密に話し合った結果、今月の19日に退院することが正式に決まりましたの♡」
メリーさん太「──おおっ、そうだったのか⁉ そいつはめでたいな!」
ちょい悪令嬢「メリーさんはもちろん、読者の皆様にも、大変ご心配おかけしました。クラスター騒ぎ勃発以来久方振りに父親に会ったところ、相変わらず(肉体的には)元気のようでした」
メリーさん太「本作の作者も、一安心てところだな?」
ちょい悪令嬢「……まあでも、退院日までにいろいろと、『受け入れ態勢』を整えておかなきゃならないので、結構大変なんですけどね」
メリーさん太「『受け入れ態勢』、って?」
ちょい悪令嬢「退院後の在宅介護計画についてのより具体的な内容を、19日の退院日当日に作者の実家にて、関係各位を招いて話し合うことになっているのですが、その事前準備として、自宅内の『バリアフリー化』等の改良工事の実施や、一ヶ月ほどほったらかしにしていた庭の草むしり等を始めとする家屋内外の清掃作業、更には現在入院中の病院の専門である『神経科』では対象外の、父親の持病の『心臓血管外科』の専門病院への診療申し込みに、いよいよ全国的に接種が開始された新型コロナウイルスに対するワクチン接種等々と、やることなすことが山積みの状態なのでございます!」
メリーさん太「……うわあ、ホント大変そうだなあ」
ちょい悪令嬢「──おっと、たった今リアルタイムで、在宅介護支援センターの担当者様が、業者さんを引き連れてお越しになったので、玄関の上がり框やベッドやトイレ等の手すりに歩行補助器等のレンタルの斡旋等々、いろいろと打ち合わせを行いましたよ!」
メリーさん太「『実況系Web小説』とは、斬新だな⁉」
ちょい悪令嬢「……何かもう、落ち着いて小説を書いている暇すらありませんよ」
メリーさん太「だったら当然、アニメを見ている余裕も無いよな? そういえばもう本格的に10月に突入したと言うのに、まだほとんど『今期秋アニメ』の考察をやっていないし」
ちょい悪令嬢「アニメの考察?………………ああッ、そうそう、今回の【本題】を忘れるところでした!」
メリーさん太「今回の【本題】? これまでの作者の『近況報告』が、【本題】じゃ無かったのかよ?」
ちょい悪令嬢「違います! 今回も前回と前々回に引き続いて、超傑作魔法少女アニメ『ま○か☆マギカ』シリーズにおける、各種メディアミックス新作についての考証の続きを行うつもりだったのです!」
メリーさん太「……え、何で? 【前後編】二回にわたって語るだけ語り尽くして、いよいよ公開が迫った新劇場版の『ワルプルギス○廻天』についての、最も効果的な【事前予想】のやり方を指南したじゃ無いか?」
ちょい悪令嬢「それは前回のやつですが、今回補足するのは、どちらかと言うと前々回のほうなんですよ」
メリーさん太「前々回と言うと、『ワルプルギス○廻天』では無くて、『scene○』のほうか?」
ちょい悪令嬢「しかも、『言い足りない』と言うよりも、『訂正すべき』ものがあると言いますか……」
メリーさん太「──出た、『訂正』! あんた最近、そればっかりだな⁉」
ちょい悪令嬢「一応前々回においても、一部訂正を入れておいたんですけどね。まさしく私の台詞内で、『ま○ゆちゃんも「時間操作系」や「世界改変系」の異能を持っている』と言う記述に対して、『──いやむしろ、「時間操作系」や「世界改変系」の魔法の影響を受けない立ち位置にあるのでは?』と、注意書きを追加しておきました」
メリーさん太「ああ、そういえば、そう言う記述が確かに付け加えられていたよな? それってむしろ、『真逆』なのでは? それに、『ま○マギ』シリーズ的に具体的に言うと、ほ○らちゃんの『時間停止能力』の影響を受けていないって、どうしてなんだよ?」
ちょい悪令嬢「これはいまだ『情報が出揃っていない』現時点における、本作の作者の『当てずっぽうの妄想』みたいなものに過ぎませんが、もしかしてま○ゆちゃんて、『この時代の存在』では無いから、ほ○らちゃんの『時間操作能力』の影響を受けないんじゃ無いかと思うのですよ」
メリーさん太「この時代って、『ほ○らちゃんがま○かちゃんと出会ってからワルプルギスの夜が襲来してくるまでの一ヶ月間』のことか? そんな馬鹿な! 『scene○』は間違いなく、まさにこの『元祖ま○マギにおいて無限に繰り返される一ヶ月』を舞台にしているんだから、当然その主人公のま○ゆちゃんも、この一ヶ月間に存在しているはずだろうが⁉」
ちょい悪令嬢「この時代に存在しているのはあくまでも、ま○ゆちゃんの叔母さんの愛生咲○さんだけで、ま○ゆちゃんは彼女の『影』のようなものに過ぎないのでは無いでしょうか?」
メリーさん太「──な、何だ、何でここでいきなり、魔法少女でも何でも無い、ただのモブの咲○さんが出てくるんだ⁉ それにま○ゆちゃんが、彼女の『影』って……」
ちょい悪令嬢「あの二人って、あまりにも似過ぎているとは思いません? 瞳の色はまったく同じ紫だし、髪の毛は咲○さんのほうが少しくすんだ色をしているけど、最大の特徴である『アホ毛』と呼ばれるくせっ毛が、ほとんど同じ形をしているじゃ無いですか?(※作者追補、特に咲○さんの『中の人』があえて明かされていないのも、むちゃくちゃ怪しいと思います☆)」
メリーさん太「……そりゃあ、実の叔母と姪だしな」
ちょい悪令嬢「いや、普通ゲームやアニメでは、『瓜二つの双子』とか言った特別な設定が無い限り、実の姉妹や母娘でも、明確に差異を設けますよ! これはむしろ、ゲームやアニメにおける、『お約束』とも言えるのです!」
メリーさん太「実の姉妹や母娘でも、明確にキャラデザに差異を設けるのが、『お約束』だと?」
ちょい悪令嬢「ゲームやアニメのような、『シンプルなキャラデザ』で勝負しているメディアにおいては、特に肉親の関係にあるキャラ同士においては、キャラデザに明確な差を設けなくては、我々受け手どころか、制作側においてさえも、ごっちゃになりかねないのですよ」
メリーさん太「──ああっ、それって昔聞いたことがある! 日本から異世界に転移した極平凡な少年が、魔族の国においては『黒髪黒目は魔王様の証し!』と言うことで、王様に祭り上げられるんだけど、基本的に金髪碧眼のみしか存在しない人類の支配領域に侵入する際には、正体を隠すために金髪に染めたりブルーのカラコンを入れたりすると言うのが、原作小説版のパターンだったんだけど、アニメ化された際には、『基本的に同じキャラデザでも、髪と瞳の色を変えたら、まったくの別人に見えるようになる』と言われて、原作者様が大後悔したって逸話が有ったよな⁉」
ちょい悪令嬢「逆に言うと、髪の毛と瞳の色を同じにすると、双子や母娘、下手したら『同一人物』に見えてしまうわけであり、叔母と姪と言う別にそれ程似ている必要の無い関係なら、キャラデザを明確に変えてもおかしく無いのに、あえてそっくりにしたと言うことは、」
メリーさん太「……言うことは?」
ちょい悪令嬢「ま○ゆちゃんと咲○さんは、『同一人物』の可能性が有り、咲○さんのほうだけがこの『無限に繰り返す一ヶ月間』における正当なる存在で、ま○ゆちゃんのほうは十年前後過去の存在と思われるので、ほ○らちゃんの『時間停止能力』どころか、作品そのものの根幹に関わる、『ループ』の影響さえ受けていないのです!」
メリーさん太「──いや何で、過去の人間が、しかも『将来の自分自身』と同時に、同じ時代に存在しているんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「厳密に言えば、ま○ゆちゃんはこの時代には、『存在していない』のですよ」
メリーさん太「──はあ⁉」
(※悪役令嬢の衝撃の言葉とともに、次回に続きます☆)




