第1568話、わたくし、いかにも無難な『原作付きアニメ』でも、原作自体が『ぶっとんで』いれば、イケると思いますの☆
ちょい悪令嬢「……ええと、前回まで長らく続けてきて、やっと一区切りがつきました、今期の夏アニメ──否、本年度の全アニメにおける『真の覇権アニメ』たる、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の【徹底考証】シリーズですが、今回早々と訂正及び謝罪をしなればならなくなりました」
メリーさん太「──はああああああああああああああああ⁉ 何だそりゃあ!」
ちょい悪令嬢「おや、何か『誤り』が有れば、ちゃんと自らの非を認めて、頭を下げることができるのは、本格の作者の数少ない『美徳』ではございませんか?」
メリーさん太「それにしても、いくら何で『手のひら返し』が早過ぎるだろうが⁉ あれだけ『今年の覇権アニメ決定!』とか言っておいてさ⁉ だから何度も言ったじゃんか、せめて『秋アニメ』の本放送を待てって!」
ちょい悪令嬢「……そうですねえ、ちょっとばかし『秋アニメ』の顔ぶれを、舐めきっておりましたわね」
メリーさん太「いやさあ、そもそも『舐める』も何も、うちの作者のような単なる『一般人』が、どうしてそうも『上から目線』なの?」
ちょい悪令嬢「まったくおっしゃる通りで、秋アニメの現時点の『覇権候補』作品のほとんどが、漫画とかWeb小説とかソシャゲとかの『原作付き』だからと、高をくくって舐めくさっておりましたが、そもそもその原作自体が、『天元突破的に常識外れ』でぶっ飛んでたら、当然アニメ版のほうも『面白くなる』かも知れませんしね☆」
メリーさん太「……へ? 『天元突破的に常識外れ』の、『面白さ』、だと?」
ちょい悪令嬢「ほら、本作の作者ってば、『推○の子』のアニメ版の放映&配信に合わせるようにして、原作の漫画版も購入するようになったでしょう? あれって、なぜだかわかりますか?」
メリーさん太「ええと確か、アニメ版自体を気に入ったのは当然として、珍しく原作まで手を出すのを決定づけたのは、まだアニメ化していない部分において、『気になるキャラ』が登場したからだっけ?」
ちょい悪令嬢「そうなんですよ! 見た目には幼い女の子なのですが、なぜか主人公たちの『転生の事実』を知っているの始めとして、何かと訳知り顔で思わせぶりなことを言いながら、ア○ア君やルビ○ちゃんにちょっかいかけてくる、本編随一の謎の人物なのです!」
メリーさん太「……あああの、『カラスの化身』か、『運命の神様の使い』かって、感じのやつか? ──それにしても、うちの作者、『幼女キャラ』好きだな⁉」
ちょい悪令嬢「そうじゃ無かったら、この私のように、『悪役令嬢』を幼女にしたりはしないでしょうw」
メリーさん太「まあ、うちの作者が『ロ○コン』なのは今更だけど、その幼女の『人外キャラ』が、一体どうしたんだ?」
ちょい悪令嬢「今週発売の雑誌媒体の最新話において、いよいよ本格的にア○ア君に接触してきたのです!」
メリーさん太「──なっ⁉ 先週号においては、現在親代わりになってくれている事務所の社長さん夫婦が、『現在他の誰よりもア○アこそが、心身共に危険な状態にあるのでは⁉』って、むちゃくちゃ心配していた矢先にかよ⁉」
ちょい悪令嬢「『悪魔』の類いは、人間が弱っている時にこそ、つけ込んでくるのですよ」
メリーさん太「……ああ、やはり『神様の使い』と言うよりも、『悪魔の手先』って感じなのか?」
ちょい悪令嬢「どちらにしろ、『本質は同じ』ようなものですしねw」
メリーさん太「……いやでも、精神的に完全に追いつめられている現状において、そんな異形の存在につけ込まれたりしたら、さすがのア○ア君だって耐え切れず、彼女に意のままに操られるようにして、破滅の道をひた走って行ってしまうんじゃ無いのか?」
ちょい悪令嬢「幼女のほうは、そのつもりで現れたのでしょうね」
メリーさん太「そ、そんな⁉」
ちょい悪令嬢「──そのように自信満々に現れたはいいけど、むしろ反対にア○ア君に散々ぱら煽られるや、まったく耐性無しに手玉に取られて、あれよあれよと言う間に、単なる『子役』として、現在進行中の、ア○ア君の母親である『星野ア○』さんの生前の姿を描いた、新作映画に出演することになりましたとさ☆」
メリーさん太「──はああああああああああああああああ⁉ 何だそりゃあ!」(二回目)
ちょい悪令嬢「もうね、すべての読者は言うまでも無く、現在ネットにおいても、話題騒然ですよ!」
メリーさん太「そりゃあ、みんな騒ぐよ⁉ 『都市伝説』であるあたしだって、びっくり仰天だよ⁉ 何がどうなってあの『謎の幼女』が、映画に出演することになったんだ⁉」
ちょい悪令嬢「余程彼女が、『煽り耐性が低い』のか、それとも余程ア○ア君が、『煽りの天才』なのか……」
メリーさん太「そう言う問題なの⁉」
ちょい悪令嬢「私はどちらかと言うと、後者だと思いますがねw」
メリーさん太「そう言う問題なの⁉」
ちょい悪令嬢「いやあ、ア○ア君の『人たらし』と言うか、『スカウト能力』と言うか、彼独特の『ユニークスキル』を、甘く見ておりましたわ。もはや『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の祥○ちゃんはおろか、『ゾンビラ○ドサガ』の巽幸○郎さんにも匹敵するでしょう!」
メリーさん太「ユニークスキルが、『人たらし』や『スカウト能力』って…………それに、何でここで、祥○ちゃんや幸○郎さんの名前が出てくるんだ?」
ちょい悪令嬢「ご存じの通り、祥○ちゃんの『スカウト能力』は、ある意味『推○の子』を意識していると思うのですよ」
メリーさん太「──いや前も言ったけど、『M○Mちょ』さんと『に○むち』さんは、別の人物だからな⁉」
ちょい悪令嬢「それだけではございません! 自分自身はすでに没落していると言うのに、かつてのコネを生かして、有名芸人の娘さんや、現役のアイドルグループのボーカルや、インディーズのトップクラスのベーシストを、言葉巧みな交渉術を駆使して、自分のバンドに引き入れるなんて、とてもただの女子高生とは思えないし、もはや『新生B○町』復活にも匹敵する偉業とも申せましょう!」
メリーさん太「ああ、まあ、確かな……」
ちょい悪令嬢「──だがしかし! 何とア○ア君のほうが、『一枚上手』だったのです!」
メリーさん太「……何だと?」
ちょい悪令嬢「彼はむしろ、『ただの人間』によるアイドルグループなんかじゃ無く、まさしく『フランシ○シュ』を結成した幸○郎さん同様に、『死者を甦らせる』ことこそを目指しているのです!」
メリーさん太「死者って…………ああ、今生の母親であり、前世の『推し』である、『星野ア○』さんのことか?」
ちょい悪令嬢「これって以前も申した通り、伝説のアイドルグループの不動のセンターの『○野アイ』って、まさに『ゾン○ガ』の水○愛ちゃんそのものだし、かつての天才子役の有馬か○ちゃんて、星川リリ○きゅんを彷彿とさせるし、己自身生前に(『推しアイドル』等の共通の話題で)身近で触れ合っていた、(クラスメイトや担当の患者の)女の子の生まれ変わりと言う意味では、星野ルビ○ちゃんは源さ○らちゃんそのものだし──と言った感じで、ア○ア君がまとめ上げた新生『B○町』は、『フランシ○シュ』とかなり共通点を見いだすことができるのです!」
メリーさん太「──いやそれってほとんど、『こじつけ』だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「でも今回ア○ア君てば、正真正銘『人外の存在』をスカウトしてきたのですよ? もはや祥○ちゃんなんかのレベルでは無く、幸○郎さんに匹敵すると申しても過言では無いのでは?」
メリーさん太「──ッ」
ちょい悪令嬢「いやあまさか、いかにも物語のすべてを知っているかのような、『黒幕的人外』の幼女までも、手なずけてしまうとは⁉ 恐るべき『チート級の女たらし』ですわね♫」
メリーさん太「何だよ、『チート級の女たらし』って⁉」
ちょい悪令嬢「考えてみれば、元天才子役のカ○ちゃんに、超人気インフルエンサーのM○Mちょさんだけでもすごいのに、『転生者』のルビ○ちゃんに、本作で言うところの『集合的無意識のアクセス能力』を有しているんじゃ無いかとも思われる、超完璧な調査能力と他人への完璧なる『なりきり』を実現する、黒川あ○ねちゃんと、これまでア○ア君がオトしてきた女の子たちって、とんでもないバックグラウンドやスキル持ちばかりではありませんか!」
メリーさん太「い、言われてみればッ⁉」
ちょい悪令嬢「それに加えて、ついに今回は、下手すると『神様』級の人外幼女まで、たらし込んだのですからね⁉ いやいやいや、これは本作の作者も完全に予想外でしたよ!」
メリーさん太「……予想が外れたと言うのに、いやに嬉しそうだな?」
ちょい悪令嬢「そりゃあもちろん、うちの作者は『予想外の展開』こそ大好物ですからね!」
メリーさん太「そ、そういえばッ⁉」
ちょい悪令嬢「やはり私の目に狂いは有りませんでした! 『推○の子』は超傑作であり、赤○アカ先生は希代の『鬼才』であられました! これをお読みの皆様の中で、『推○の子』を食わず嫌いして未読の方がおられましたら、現在Web上で無料公開されている分だけでも、是非ともお読みになることをお薦めいたしますわ♡」




