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第1566話、わたくし、独断と偏見で夏アニメの覇権作品は『MyG○!!!!!』に決定しますの♡【物語編】

ちょい悪令嬢「──実は、こう言った『奇をてらった音楽アニメ』の最近の代表作こそが、本作の作者が『響け! ユーフ○ニアム』同様に評価している、『ゾンビラ○ドサガ』なのでございます☆」


メリーさん太「……あー、確かにあれ程『奇をてらった』アニメは、存在しないよな」




ちょい悪令嬢「もうね、あの作品を一目見た瞬間、もはや『普通の』アイドルアニメなんか見る気も起こらなくなりましたね。あの作品の素晴らしいところは、ゾンビの特性を『これまでに無い斬新なるアイドルアニメの実現』のためだけに生かして、ゾンビならではのライブの演出や特殊効果、肉親やかつての恋人や親友との、生死や時空を超えた『人間ドラマ』を実現していき、見ているこちらの心は揺さぶられっぱなしでしたよ!」




メリーさん太「『特効《SE》』については、ライブの『グルグルの曲』こと『目覚めRETURN○R』のシーンが秀逸だし、『人間ドラマ』としては、第一期の『ま○お君回』と『最終話』が大感動の嵐だったよな」




ちょい悪令嬢「そうそう、そうなんですよ!………………それでですねえ、本作の作者にとってはむしろ不幸なことにも、この『ゾンビラ○ドサガ』の天元突破級の面白さのせいで、もう他の『アイドルアニメ』がまったく楽しめなくなってしまったのですよ」


メリーさん太「ええっ、そんなにかよ⁉」


ちょい悪令嬢「それこそ、色んなアイドル作品モノを始めとする『音楽アニメ』を片っ端に見たのですが、『正統的な』やつも『奇をてらった』やつも、『ゾンビラ○ドサガ』の足元にも及ばないものばかりだったのです」


メリーさん太「……まあ、そりゃあ、あれだけ突き抜けているやつは、他には無いよな」


ちょい悪令嬢「『ゾンビラ○ドサガ』が素晴らしいのは、何よりも『どっちつかず』では無いことなのです」


メリーさん太「……『どっちつかず』、とは?」




ちょい悪令嬢「あの作品は『アイドル作品モノ』ではあるものの、けして『ゾンビ作品モノ』では無かったのですよ」




メリーさん太「──はああああああああああああああああああああ⁉ 何言い出しているんだよ! 『ゾンビラ○ドサガ』が『ゾンビ作品モノ』じゃ無かったら、一体何だって言うんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「ですから、『アイドル作品モノ』だと」


メリーさん太「いやいや、『アイドル作品モノ』であるのと同時に、『ゾンビ作品モノ』でもあるんだろうが⁉ 何と言っても、ヒロインたちが全員『ゾンビ』なんだし!」




ちょい悪令嬢「だったら、登場人物が全員『ゲイ』のアイドルアニメが有ったとして、各キャラたちがけして、『……今、たかが学生の分際で、何でもするっておっしゃいましたよね?』とか、『この丹精込めて育て上げたキュウリを、ライブの成功の祝いに、おまえの尻ア○にぶっ込んでやろうか⁉』とか言った、いかにも『淫○っぽい』台詞を言わずに、ただひたすら『正統派アイドル』活動をやっていようとも、『ゲイアニメ』だとおっしゃるのですの?」




メリーさん太「──何だよ、『淫○っぽい台詞』って⁉ しかも何だか『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の、祥○ちゃんやむ○みちゃんが言いそうな感じの内容になっているし⁉」




ちょい悪令嬢「と言うことは、どちらかと言うと、『ゲイ』では無く『百合』であると?」


メリーさん太「……そんなことは言っていないけど、あんたの言いたいことは、大体わかったよ」


ちょい悪令嬢「ほう?」




メリーさん太「つまり『ゾンビラ○ドサガ』のヒロインたちは、確かにゾンビでありながら、やみくもに人間を襲ったり、仲間ゾンビをどんどんと増やしたり、巨大なショッピングセンターを襲ったりと言った、『ゾンビ作品モノ』のお約束パターンを、まったくやっていないってことだよな?」




ちょい悪令嬢「そうです、変に『どっちつかず』にせずに、ゾンビであることをあくまでも、『アイドル作品モノ』として『これまでに無いオリジナリティ』を発揮するためだけに役立てているところに、非常に好感を持てるのです!」




メリーさん太「……そんなふうに言うと、どこかに『どっちつかず』な作品が有るみたいじゃ無いか?」


ちょい悪令嬢「そりゃあいっぱい有りますよ、ここで作品名を挙げてみましょうか?」


メリーさん太「──だから、そう言ったむやみやたらと角が立つようなことは、ヤメロって言っているだろう⁉」


ちょい悪令嬢「ああ、大丈夫です、あくまでも『純粋な音楽アニメ』とは呼べないだけで、作品として傑作なものは多いですから」


メリーさん太「……例えば、どんな?」




ちょい悪令嬢「やはり何と言っても、『少女☆歌劇 レヴュースタ○ライト』でしょうかねえ」




メリーさん太「ああ、なるほど、それが有ったか⁉…………いや何で、それが『音楽アニメ』として評価されないわけ?」


ちょい悪令嬢「もちろん『音楽アニメ』としても上質な部類に含まれますが、本作の作者としては何と言っても、『ループSF』として惚れ込んでしまいましたからね」


メリーさん太「……うんまあ、あのすべての前提をぶち壊すような、『衝撃の事実の発覚』は、ある意味『ま○マギ』や『シ○タゲ』レベルと言っても過言では無いよな」


ちょい悪令嬢「よって、作者の個人的な音楽アニメのベスト作品は、正統派は『響け! ユーフ○ニアム』であり、奇をてらったやつは『ゾンビラ○ドサガ』と言う、二大作品が不動の地位を占めていたのです!」




メリーさん太「それが今回の夏アニメにおいて、その二作品に匹敵すると認められる、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』が現れたってわけか?」




ちょい悪令嬢「しかも『バン○リ!』と言う、既存の長寿メディアミックスシリーズからですよ⁉ あまりにも予想外で、びっくり仰天いたしましたわ!」


メリーさん太「元々うちの作者は、『バン○リ!』シリーズ自体、あまり評価が高く無かったんだよな」


ちょい悪令嬢「それこそ初めて『ゾンビラ○ドサガ』を見た直後に、『──もしかして、これまで避けてきたけど、女の子がアイドルやったりバンドやったりするアニメって、予想外に傑作が多いのでは⁉』と張り切って、色んな音楽アニメに手を出したのですが、『バン○リ!』シリーズをも含めて、どうにも『イマイチ』だったのですよ」


メリーさん太「そりゃあ、『ゾンビラ○ドサガ』のようなぶっとんだ作品が、そんなに有っても困るからな」


ちょい悪令嬢「よって結局『正統派』の極致である、『ユーフ○』に落ち着いたのですけどね」


メリーさん太「……それで、どうして同じ『バン○リ!』シリーズだと言うのに、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』に関してだけ、そんなに評価が高いんだ? それにそもそも、これって『正統派』に分類されるの? それともある意味『奇をてらった』作品ヤツなの?」




ちょい悪令嬢「基本的には『正統派』に分類されるでしょうけど、『バン○リ!』シリーズにおいては、十分『奇をてらって』いるからこそ、素晴らしいのですよ!」




メリーさん太「へ?」




ちょい悪令嬢「運営様直々に、放映直前のSNSでの告知において、『今度の「バン○リ!」の新作は、百合ファン必見ですよ!』と衝撃的なことをおっしゃったのですが、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』が実際厳密に『百合』かどうかは別にして、これって運営様自ら、()()()()()()()『バン○リ!』を実現して、自ら『変わろう』としたわけじゃ無いですか?」




メリーさん太「なるほど、誰もが知っている一大『メディアミックス』シリーズだと言うのに、それを自ら変えようなんて、非常に勇気の要る挑戦であり、だからこそうちの作者が最も好きなパターンなんだよな!」




ちょい悪令嬢「もちろん、ただ『変える』だけじゃ駄目ですよ? 当然『バン○リ!』シリーズを更に盛り上げるためであるべきであり、そして何よりも、『より良い音楽アニメ』を実現しなくてはならないのです!」




メリーさん太「──なっ⁉ 『より良い音楽アニメ』、だと⁉」







(※次回【scene(ゼロ)編】に続きます)

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