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第1534話、わたくし、『デ○猫』は猫の『進○の巨人』だと思いますの⁉【石○結衣さん♡スペシャル】

ちょい悪令嬢「──いきなり突然ですが、『進○の巨人』の最終回後に、ミ○サさんが寂しさを紛らわせるために、一匹の黒猫を飼い始めたりして☆」




メリーさん太「……おいおい、今回は開幕から、何をわけのわからないことを言い出しているんだ、こいつ?」




ちょい悪令嬢「まあまあ、最後までお聞きになれば、『世界の真理』へと到達することになっておりますので、どなた様もご静聴のほどを☆」




メリーさん太「──またデカく出たもんだな⁉ 何だよ、『世界の真理』って!」


ちょい悪令嬢「それは読んでからの、お楽しみと言うことで♫」


メリーさん太「……いや、どうせ間違いなく、しょうもないことだぜ」


ちょい悪令嬢「(無視スルー)このようにして、猫と暮らし始めたミ○サさんですが、結構いろいろと『物入り』であることに気がつくのです」


メリーさん太「あー、実は猫って、餌代や温度管理等の環境整備に、予防接種等の体調管理等々、いろいろとお金がかかるんだよな」


ちょい悪令嬢「そこで彼女は、最近王都で設立されたばかりの、『ヒ○ズル国』との貿易会社に勤めることにしたのです」


メリーさん太「──へ、ミ○サさんてば、OLになったわけ⁉」


ちょい悪令嬢「縁故採用ですけどね、何せ社長さんが、本家筋に当たるリヴ○イさんだし、そもそも最大の取引相手が、彼女の実家みたいなものですしね」


メリーさん太「……世知辛い話だな? ──いや、リヴ○イさんが社長って、その会社大丈夫なのか?」


ちょい悪令嬢「心配御無用、専務にジ○ンさんや、部長にアル○ン君と言ったふうに、優秀な常識人を配しているので、結構堅実経営だったりしますから」


メリーさん太「──それって、調○兵団の中で比較的常識人てだけで、世間一般では十分異常だからな⁉」


ちょい悪令嬢「まあそんな感じで、勤め先においてもミ○サさんてば、飼い猫の名付けて『諭○』込みで、相変わらず直属の上司であるアル○ン君と家族付き合いを続けているのですよ」


メリーさん太「うんまあ、あの二人は、昵懇の幼馴染みだからな…………いや、ちょっと待て、『ユ○チ』、だと?」


ちょい悪令嬢「そうなんですよ、最初は手のひらに載るような子猫だったんですが、みるみる巨大化して、今では熊に見紛うほどの大きさになっていて、仕事以外はズボラな生活能力(ゼロ)のミ○サさんに代わって、家事一切を取り仕切っていると言う」


メリーさん太「──完全に、『デ○る猫は今日も憂鬱』の諭○さんじゃねえか⁉」


ちょい悪令嬢「事ここに至って、さすがにアル○ン部長さんも、おかしく思うわけなんですよ」


メリーさん太「そりゃそうだろうな⁉」


ちょい悪令嬢「彼はミ○サさんに、こう言ったのです、『……おかしいよ、ミ○サ、これってどう考えても、おかしいよ!』と」


メリーさん太「うん、もっともなご意見だな!」




ちょい悪令嬢「『これって軽く見積もって、普通の猫の十倍以上の大きさじゃ無いか⁉ ──つまり人間にたとえれば、『巨人化現象』そのものじゃん!』」




メリーさん太「あ」




ちょい悪令嬢「それでアル○ン部長が『諭○との出会い』について問いただしたところ、エ○ン君の生首を埋葬した例の大木の根元に丸くなっているのを見つけたと言うではありませんか」




メリーさん太「──よりによって、未来において再び『巨人化』を引き起こすことを暗示している、いわくありげな木の根っこにいたなんて、完全に『特○呪物』並みに、危険物決定じゃんか⁉」







ちょい悪令嬢「──危険物? いいえこれこそは、『巨人化能力』を秘めている『ユ○ルの民』が、他の種族と『安全』に生きていくための、『進化の形態』の一つと言えるのです!」







メリーさん太「は? 猫が諭○さんみたいに巨大化するのが、『進化』だと?」




ちょい悪令嬢「そうですね、話をよりわかりやすくするために、これよりは『ニーア オート○タ』(ただしアニメ版)で例えたほうが、よろしいかも知れませんねえ……」


メリーさん太「──あっ、わかったぞ⁉」


ちょい悪令嬢「──おお、早速理解してくださるなんて、恐るべし、『ニーア オート○タ』!」


メリーさん太「違うわ! 何であんたが、『デ○猫』と『進○の巨人』に続いて、『ニーア オート○タ』を持ち出してきたのか、その()()()()意図がわかったと言っているんだよ⁉」


ちょい悪令嬢「え? 何のことでしょう」


メリーさん太「とぼけるな! 『進○の巨人』のミ○サさんに、『デ○猫』の幸○さんに、『ニーア オート○タ』の○B嬢と、三作品のメインヒロインの中の人が全員、石○由依さんじゃねえか⁉」


ちょい悪令嬢「……ちっ、気づきやがったか」


メリーさん太「気づかないでか⁉」


ちょい悪令嬢「まあいいでは無いですか、説明がわかりやすくなるのは間違いありませんので」


メリーさん太「説明?」


ちょい悪令嬢「巨人化能力を持つユ○ルの民に引き続いて、にっくき敵である宇宙からの侵略者の地球攻略用兵器たる、『機械生○体』が、人類に受け容れられる『真に理想的な方法』についてですよ」


メリーさん太「ユ○ルの民──すなわち、巨人や機械生○体が、人類に受け容れられるだと⁉」


ちょい悪令嬢「ユ○ルの民におけるアル○ン君のような『協調派』同様に、機械生○体においても、最も進化した『特殊個体』であるア○ムさんやイ○さんのように、己の創造主である宇宙人よりも、人類のほうに興味を持ち、自分自身人間になろうとするくらいに、親愛の情を持った場合、一体どうすれば『最適解』になると思います?」


メリーさん太「……そりゃあ、ユ○ルの民は原作通りに巨人化能力を失い、機械生○体もア○ムさんのように進化して、『人間そのもの』となることじゃ無いかなあ?」




ちょい悪令嬢「──そんなあなたに、碇ゲン○ウさんの名言中の名言である、『人間の敵は人間だよ』を、お贈りいたしましょう☆」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「例えばメリーさん、これまで敵だった『機械の兵士』が、いきなり人間の姿になって、『HEY! 俺たちはおまえらをリスペクトし過ぎて、おまえらそのものになっちまったぜ! これから仲良くやろうな!』とか言ってきたら、受け容れることができますか?」




メリーさん太「──何で『陽気なアメリカン』な口調なんだよ⁉ それにそもそもこんな質問を、『人間を模した人形の都市伝説』である、あたしに聞いてくるなよ⁉」


ちょい悪令嬢「確かに『メリーさん』が普通の女の子になって迫ってきた場合、受け容れる人間の男の子なんていないでしょうねw」


メリーさん太「……いやそれがさあ、結構昔の話だけど、間違いなくあたしをモデルにしたような『人形の都市伝説』が人間化したヒロインを、ガチで受け容れる主人公をフィーチャーした、ライトノベルが有ったはずだぞ?」


ちょい悪令嬢「──美少女だったら、都市伝説が人間になったような、『不気味の谷』そのものでも受容できるのかよ⁉ 恐るべし、萌えラノベの主人公!」


メリーさん太「まあでも、あんたの例え話は良くわかったよ。ユ○ルの民にしろ、機械生○体にしろ、突然『我々も何の変哲もない人間そのものになりました』とか言ってきても、にわかに信じられないよな」




ちょい悪令嬢「──そこで、かつて偉人はおっしゃいました、『猫と和解しろ』と!」




メリーさん太「は、はい?」




ちょい悪令嬢「人間と本当に寄り添いたいと思うのなら、人間そのものになろうとしても駄目なのであり、いっそのこと『猫』になるべきなのです!」




メリーさん太「……おまえは一体、何を言っているのだ?」




ちょい悪令嬢「猫だと、『警戒レベル』が極端に下がって、むちゃくちゃ受け容れやすくなるではありませんか?」


メリーさん太「はあ?」




ちょい悪令嬢「ユ○ルの民を受け容れた後で、何かの間違いで『巨人化能力』が復活したんじゃ堪ったものではありませんが、そこら辺の普通の猫が『巨人化』したところで、せいぜい『デ○猫』サイズになるくらいで、それ程『脅威度』は高く無く、うまく行けば家事なんかを押しつけることができて、むしろお得では無いですか?」




メリーさん太「──おおっ、(家事うんぬんは別にして)確かに!」




ちょい悪令嬢「機械生○体のほうも、人類やその手先のアンドロイドが気づかないうちに、全機とも猫に変化メタモルフォーゼしてしまえば、最初は警戒されるかも知れないけど、危険性が無いと判断されれば、おそらく最終的にはペット等として受け容れられることでしょう」




メリーさん太「まさしく、WinーWinの関係だな⁉ そうか、真に人間と寄り添おうと思えば、むしろ人間以外の『形態』をとるべきだったんだ⁉」




ちょい悪令嬢「ねえ、うちの作者ならではの、常に『常識的考えを逸脱する』思考のほどは、大したものでしょう?」




メリーさん太「まあた、自画自賛かよ? ──でも確かに、いろいろな作品を構想するに当たって、普通なら『人間』にするところを、あえて『猫』にするだけで、むちゃくちゃアイディアの幅が広がるよな!」




ちょい悪令嬢「この前は、実は悪役令嬢の『前世が猫』だった作品なんて、試作してみましたしね」


メリーさん太「そういえば、そんなこともあったな⁉」


ちょい悪令嬢「あと、異世界に転移した自衛隊が、なぜか全員『お○ねこ』になってしまうと言う話とかもw」


メリーさん太「た、確かに……」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、この『転生したら猫だった』シリーズは、これからも何らかのエピソードを考えつき次第、作品化して公開する予定ですので、特に猫好きの同志であられる渡○草一郎先生におかれましては、どうぞご期待のほどを♡」










メリーさん太「──何で呼びかける対象が、ピンポイントなんだよ⁉」

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