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第1528話、わたくし、今期夏アニメ『覇権候補作品』中間報告ですの♡【その4】

ちょい悪令嬢「──さて、今回はお約束通り、現在における今期夏アニメの『覇権候補作品』の暫定ベスト1である、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の、その驚くべき『作品構成』について詳細に述べたいかと思います!」




メリーさん太「──うおい、いきなり『手抜き』から始めるのはやめろよ⁉ ほとんど前回の冒頭部と同じじゃ無いか!」




ちょい悪令嬢「……だってやることは同じなのに、文章を変えることも無いではありませんか?」


メリーさん太「どうして今回と前回とで、やることが同じなんでしょうねえ⁉」


ちょい悪令嬢「実はこの文章を載せることで『フラグ』となって、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』について、いつまでも語れなくなったりしてw」


メリーさん太「──この【座談会】の司会者のくせに、責任放棄するなよ⁉」


ちょい悪令嬢「まあまあ、今回こそはそんなことにならないように、さっさと本題に入りましょうよ☆」


メリーさん太「一体誰のせいだと思っているんだ?…………………まあいい、本題に入るのは、諸手を挙げて大賛成だ。──それで、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』が『驚くべき作品構成』ってのは、どういうことなんだ?」




ちょい悪令嬢「ああ、これって皆さんすっかり騙されていますが、実は『二つの作品』が同時に並行して進行していて、今回はあくまでも『BanG Dre○m!』シリーズのうち、『ITS MyG○!!!!!』がメインなので、いかにも重要そうに見せかけている『もう一つの作品の登場人物』のことは、完全に無視しても構わないのです」




メリーさん太「……え、何ソレ? 『二つの作品が同時に進行している』って」




ちょい悪令嬢「わかりやすく言うと、SF小説の『都市と都○』みたいな感じです」


メリーさん太「──そんなマニアックなSF作品出してきて、一体どこがわかりやすいんだよ⁉ 『都市と○市』とか、タイトルから意味不明じゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「かいつまんで内容を御説明しますと、ヨーロッパの架空の地域において、二つの都市が重なり合って存在しているのですが、一方の都市の住民は、もう一方の都市やそこに住んでいる住民のことを『認識できない』と言うか『認識すると処罰される』とか言った状況にあって、二つの都市の住民が『お互いを存在しないもの』としながら、それぞれ日常的に活動しているのです」




メリーさん太「……いや、全然意味がわからないんですけど? その原作者の頭が非常に心配になってくる小説と、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』が、一体どういった関係が有ると言うんだよ?」


ちょい悪令嬢「ですから、実は『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』は、まさしく『都市と都○』同然の状況にあるのですよ」


メリーさん太「はあ⁉」




ちょい悪令嬢「端的に申しますと、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』の主要登場人物メインキャラクターは、現バンドのメンバー五人だけで、旧バンドの『CRYCH○C』のみ所属のメンバーや、その他のいかにも『重要人物気取り』で、メインキャラに絡んできている方々は、モブどころか『別の作品の登場人物』として、完全に無視してOKなのです」




メリーさん太「──はああああああああああああああああ⁉ そんな馬鹿な!」




ちょい悪令嬢「むっ、『馬鹿』とは何ですか、『馬鹿』と言うほうが、馬鹿なのですよ?」


メリーさん太「小学生の言い争いかよ⁉ 現バンドのメンバー以外がモブどころか『別の作品のキャラ』って、そんなことあるはず無いだろ⁉ 事実、祥○ちゃんなんて、ストーリーにとっても、あんたの言う『メインキャラ』たちにとっても、『超重要人物』じゃ無いか⁉」


ちょい悪令嬢「それって、制作スタッフの皆さんから、騙されているだけですよ。彼女は今回の『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』のメインストーリーとは、まったく無関係です」


メリーさん太「いやいやいやいや、そもそも現在の複雑に錯綜している状況の元凶って、彼女が自分自身で創った『CRYCH○C』と言うバンドを、突然解散させたからじゃ無いか⁉」


ちょい悪令嬢「実はその件については、それ程重要では無いのですよ。要は現バンドのメンバーに『不協和音のタネ』さえ生じさせれば、何でも良かったのです」


メリーさん太「な、何でも良かった、って……」




ちょい悪令嬢「その証拠に、絶対の前提条件として真っ先に語られるべき、『バンド解散の理由』が、なぜだかいまだに全然語られようとしないではありませんか?」




メリーさん太「──ッ」




ちょい悪令嬢「もうすでに終盤の第10話にもなって、まさにあなたの言うようにすべての元凶である『解散理由』について、まったく語られないなんて、あまりにも異常でしょう?」


メリーさん太「……そ、それは、その理由こそが、祥○ちゃんと言うキャラや作品自体の根幹に関わる、『重大なる秘密』なもんで、そう易々と明かすことができないのでは?」


ちょい悪令嬢「何が『易々と明かせない重大なる秘密』ですか、視聴者の皆さんは、すでにすっかり『承知の助』ですわよ」


メリーさん太「え、そうなの⁉」




ちょい悪令嬢「祥○ちゃんて、いかにも『いいとこのお嬢様』みたいだから、親にバンド活動を止められたか、或いはまさしく、その裕福な家自体が没落したか──の、どちらかでしょうね」




メリーさん太「あ、有り得る」




ちょい悪令嬢「なのになぜ、こんな誰でもわかることを、後生大事に秘密にし続けるのか、実はそれも当然のことで、祥○ちゃんはあくまでも別の作品のキャラであり、当然彼女の抱える秘密も、そっちのほうで明かされることになるので、今回の『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』では触れられないわけなのですよ」




メリーさん太「……でもなあ、あれ程がっちりストーリーに関わっていると言うのに、祥○ちゃんがモブどころか、『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』専属のキャラでは無いなんて、信じられないよなあ」


ちょい悪令嬢「もちろんそれは、祥○ちゃんだけでは無いのです」


メリーさん太「……ああ、『現バンドのメンバー以外』と言うことは、旧バンドである『CRYCH○C』の残りの一人である──」


ちょい悪令嬢「そうです、む○みちゃんもです」


メリーさん太「……うん、そっちについては、ある意味納得だわ。あの下手したら『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』随一と言っても過言では無い、超絶美形キャラデザでありながら、まったく『掘り下げ』が無いなんて、不自然すぎると思っていたんだ」


ちょい悪令嬢「特に父親が、高名なる『お笑い芸人』だと言うではありませんか? そんな美味しい『属性ネタ』がまったく活かされないなんて、普通有り得ませんよ」


メリーさん太「……つまり、む○みちゃんが本領発揮するのは、くだんの『別の作品』においてであると?」


ちょい悪令嬢「残る三人は、祥○ちゃんとも関わりのあるアイドルユニット『sum○mi』の二人に、何かとリ○キーにウザ絡みしてくるやり手のベーシストの同級生の子でございます」


メリーさん太「あー、なるほど、確かに彼女たちの誰もが『主役級』のキャラデザや立ち位置でありながら、なぜだかいまだに『掘り下げ』がまったく無いよな」




ちょい悪令嬢「実はですねえ、ネタバレになるので詳しくは言えないのですが、祥○ちゃんを始めとしてこの五人も、新たに『変態○面』のようなバンドを結成するのですよ☆」




メリーさん太「………………………………パードン(もう一回)?」




ちょい悪令嬢「ですから、この主役級の超絶美少女五人組で、『変態○面バンド』を──」


メリーさん太「──いや何だよ、『変態○面バンド』って⁉」




ちょい悪令嬢「だって五人とも、顔にパンテ○ーみたいな仮面マスカレードを被って、怪しげなバンド活動を始めるのですもの」




メリーさん太「…………何がッ…………本当に、何がッ…………祥○ちゃんの身の上に起こったんだ⁉」




ちょい悪令嬢「それは『BanG Dre○m! ITS MyG○!!!!!』終了後に、改めて『別の作品』が始まってからのお楽しみと言うことで♡」




メリーさん太「──うわあああああ、むちゃくちゃ気になるううううう!!!」

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