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第1521話、わたくし、日本のアニメこそが真の『女性解放』を実現できると断言しますの♡【後編】

メリーさん太「──あ、そうか、個人契約者にまったく関係無いとはいえ、大口契約者である各中古車屋において事故や故障が増えれば、当然損保会社の全体的な契約更新料に影響が及んでくるわけか⁉」




ちょい悪令嬢「そうなのです、某ビ○グな中古車屋を始めとする、『手下』どもの犯罪行為によって、むしろ元締めの損保各社のほうが、『濡れ手で粟』そのものでウハウハってことですよ」




メリーさん太「……しかも、損保会社同士で『カルテル』を結んでおけば、顧客が別の損保に鞍替えするメリットが無くなり、『カモ』を永遠に繋ぎ止めることができるってか?」


ちょい悪令嬢「ね、完全に『計画的犯行』でしょう?」


メリーさん太「むちゃくちゃじゃん⁉ 車買って損保会社と契約するだけで、事故も故障も起こさず、タチの悪い中古車屋ともまったく関わらずとも、年間数万円も無駄にむしり取られ続けなければならないのかよ⁉」


ちょい悪令嬢「軽く見積もっても、『地獄』でしょう? これが現政権与党をのさばらせてきた、戦後日本の『末路』なのですよ」


メリーさん太「……『革命』を起こさなければ、ガチで『革命』を起こさなければっ!」


ちょい悪令嬢「まあまあ落ち着いて、確かに現政権与党は撲滅しなければなりませんが、現在の日本の支配システム自体に関しては、もう少し猶予を与えることにいたしましょう」


メリーさん太「と、言うと?」




ちょい悪令嬢「さっきも申したでしょう? 現在公取が取り調べを開始していると。この国において『令和の御一新』を行うか否かは、その結果待ちってことですわ」




メリーさん太「それって前にも言っていた、この国における『自浄作用』が、働いてくれるかも知れないってことか?」


ちょい悪令嬢「……さあどうでしょうねえ、いつものパターンだと、大した処置も行わずに、『なあなあ』で済ます可能性大ですけどねw」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」


ちょい悪令嬢「まあ、『革命回避』のギリギリのラインは、損保各社の保険料のインチキ更新によって被害を被った、完全に善意の契約者に対する契約料の原状回復に、これまでの不正な取り分の全額返却──って、ところですわね」


メリーさん太「そりゃあ、別に事故も故障も起こしておらず、クソ中古車屋ともまったく関わっていないのに、不当に保険料を取られているんなら、返してやらないとおかしいだろうが、それを実際にやるとなると、莫大な金額になるんじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「不当な収入なんだから、返して当然でしょう? ──まあもっとも、すでに海外に送金していたり、懇意の政治家どもに献金していたりしたら、不可能でしょうけどねw」


メリーさん太「……ああ、やっぱり、この国の現支配層である、政財界も無関係ってわけじゃ無いのか?」


ちょい悪令嬢「どこまで捜査のメスが入るのか見物ですが、到底無理でしょうね」


メリーさん太「──結局庶民は『泣き寝入り』かよ⁉ どこまでクソなんだ、この国って!」


ちょい悪令嬢「ですから、最終的には『国連』頼みにすればいいのですよ。某『アイドル事務所』問題をもう少しつつけば、この国の現支配層である政財界は、一巻の終わりですからw」


メリーさん太「……何せ政府の最高幹部が、『()()()()()()、国連サマ、()()()おおおおお!!!』って、必死にごまかしていたからな」




ちょい悪令嬢「どこかの大学の、経営陣そのまんまじゃんw」




メリーさん太「──ああ、あれもひどいよな⁉ 言うに事欠いて、『自首するのを待っていました』とか言いやがって! ………いいか、犯罪者を匿って許されるのは、『肉親』だけだぞ⁉ 犯罪を犯したことが確実な人間を匿ったら、それ自体が『犯罪』なんだぞ! 警視庁は日○経営陣をすぐさま逮捕しろよ⁉ 逮捕しなかったら『法治国家』の全否定だぞ! 変な『忖度』はするなよ⁉ 下手したら日本はこのまま、何でもアリの『犯罪天国』になってしまうぞ!」




ちょい悪令嬢「……何が『隠蔽と言う言葉をやめろ』だ? いいだろう、隠蔽で悪かったら、『かくしごと』と言い換えてやるよ。おまえ小説家だから、『かくしごと』はお手の物だろうが、『○家インペー』さんよおw」


メリーさん太「──ちょっw いきなりw ワラかすなよwww それって久○田康治先生を始めとする、漫画家様(&落語家様)全体に対する風評被害だろうが⁉」




ちょい悪令嬢「ホント、この学○サマって、『フェミニズム』に関して一家言があるそうだけど、もうこれ以降絶対に、『大学の幹部に女性を増やせ!』とか、『国会議員に女性を増やせ!』とか、言い出すんじゃねえぞ! 言ったやつはぶち○すからな⁉ これ以上『かくしごと〜☆』とか『エッフェル塔〜☆』とか、ふざけたことをほざき出す馬鹿女に、能力にそぐわない社会的地位を与えて、日本の民度を下げて堪るか!」




メリーさん太「……うん、完全に『日本におけるフェミニズム運動の敗北』決定だよな? むしろフェミニストこそ、こいつらのことを殺しても殺したりないんじゃ無いのか?」




ちょい悪令嬢「それにしては、この件に関して、フェミ界隈が沈黙し続けているのは、どうしてなんでしょうかねえw」


メリーさん太「そりゃそうだよ、例のマンモスアイドル事務所問題に関しても、いつもは何かとうるさい『LGBT』界隈のやつらだって、頑なに口を閉ざしているじゃんか?」


ちょい悪令嬢「……やはりすべては、『国連』頼みってことですかねえ(※とか何とか言っているうちに、何と『アメリカ』に飛び火したみたいですよ! やつらは『忖度』なんかしないから、どうぞお覚悟のほどを☆)」


メリーさん太「いやだから、何でも外圧に任せては駄目だろう! ちゃんと日本独自の『自浄システム』を構築しなければ!」







ちょい悪令嬢「──そこで日本が誇る、アニメや漫画の出番てわけですよ♡」







メリーさん太「………………………………は、はい?」







ちょい悪令嬢「何と、あのイスラム国家の中でも最も戒律が厳しいと言われてきた、サウジアラビア王国において、これまで絶対的に禁じられていた、女性における全面的な『顔出し』やそれ以上の『露出』が、『日本製のアニメのコスプレ』に関してのみ、フルオープンOKとなりました!」




メリーさん太「………………………………パードン(もう一回)?」




ちょい悪令嬢「ですから、現在サウジアラビアにおいては、事実上の政治的リーダーであられる、某王子殿下が主導する『国策』によって、空前の『日本製アニメブーム』がわき起こっていて、支配層である石油王の皆さんから下々の若者に至るまで完全に熱中していて、アニメに関することは何でもOKってことになっているんですが、アニメには当然『コスプレ』が付き物であるのは、言うまでもありませんよね⁉」




メリーさん太「──パードン⁉ パードン⁉」




ちょい悪令嬢「そこでサウジアラビアの男性陣満場一致で、『イスラムにおいて女性がセクシーな格好をするのは、断じて許されない。──しかし、コスプレをしている間は、それはあくまでも(日本の)アニメキャラであり、現実の(サウジの)女性では無い! つまりコスプレをしている間は、どんなセクシーな格好をしていても、何も問題は無いのだ!』と言う、結論に至ったそうですわ♫」




メリーさん太「──パードン⁉ パードン⁉ パードン⁉ パードン⁉」







ちょい悪令嬢「……どうだ、糞フェミども、おまえらは何かにつけて、『日本のアニメは女性に対する性的搾取ばかりだ! それに比べてポリコレ優先の外国文化の何と素晴らしいことか! おまえらアニメオタクは日本の恥だ!』とか何とかほざいていたが、世界的に女性の自由と権利が最も束縛されているイスラム国家において、日本の『アニメパワー』こそが、彼女たちの解放を初めて成し遂げたんだぞ! ──これでわかったろう! 『日本のアニメは世界一イイイイイ』なのだ! あらゆる世界の民草は、日本のアニメにただひれ伏していれば、それでいいのだ!」







メリーさん太「なっ、日本のアニメの性的表現の大々的アピールこそが、むしろ『女性の解放』を成し遂げただとおおおおお!!!」







ちょい悪令嬢「どうです、これでまた『表現の自由こそ至高!』を謳った、『完全主権国家シン・ニッポン』の正当性が、国際的に認められたのですよ! ──さあ、アラブの石油王の皆様! 『完全主権国家シン・ニッポン』樹立の暁には、今以上のアニメ産業の振興及び、貴国との『文化交流』の促進を約束いたしますので、我が『シン・ニッポン党』の活動資金への御援助のほど、よろしくお願いいたしますわ♡」













メリーさん太「……すげえこいつ、アラブの石油王までも仲間に引き入れて、『政権奪取』を現時点で盤石なものにしようとしていやがるっ⁉」

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