表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1505/2276

第1505話、わたくし、自作で他の自作をステマしますの⁉

ちょい悪令嬢「──と言うわけで、超傑作なろう系軍記アニメ『幼○戦記』の、全話無料配信は本日正午までですので、どなた様も是非ともご視聴のほどを!」




メリーさん太「……おいおい、すでに何度も見た作品だと言うのに、うちの作者ってば、完全にお熱じゃ無いか?(……ったく、この猛暑だと言うのにw)」




ちょい悪令嬢「ふっふっふっ、素晴らしい作品と言うものは、何度見ても感動できるし、それに何よりも、『学ぶべきところ』も新たに発見できるのですよ!」


メリーさん太「『学ぶべきところ』? 『幼○戦記』で? 今更?」


ちょい悪令嬢「『創作意欲』を刺激されたと言っても、構いませんけど?」


メリーさん太「はあ?」


ちょい悪令嬢「……『はあ?』だと、──何だ貴様、その不抜けた反応は⁉」


メリーさん太「──⁉」


ちょい悪令嬢「そのたるんだ態度は、帝国軍人失格だ! 営倉行きを命じる!」


メリーさん太「す、すみません、小隊長殿! 以後改めますッ!…………って、あたしは『幼○戦記』第1話の、セレブリ○コーフ伍長か⁉」


ちょい悪令嬢「──とまあこんな感じで、思わず『デ○さんゴッコ』を始めるほど、ただ今絶好調に感化されているわけですよ!」


メリーさん太「……おい、またしても他人様の作品で『人形劇』モドキを始めたりしたら、今度こそ本当に各サイトの運営様に怒られてしまうぞ?」


ちょい悪令嬢「大丈夫です、あくまでも『オリジナル作』に対する創作意欲として、刺激を受けたのですから!」


メリーさん太「『オリジナル作』、って?」


ちょい悪令嬢「もう、デ○さんだけが可愛いと言った『末期戦』状態では無く、いっそのこと『航空魔○師』全体を可愛くしてみようかと!」


メリーさん太「……………………………ええと、デ○さんて、『可愛い』か?」


ちょい悪令嬢「──それを言っちゃ、『幼○戦記』というタイトル自体の、全否定になってしまうだろうが⁉ 内容が『アレ』なんだから、せめてタイトルとメインヒロインだけは、『可愛い』ことにしてやれよ⁉」


メリーさん太「いや、そこら辺はどうでもいいだろうが⁉ それよりも、『航空魔○士全員を可愛くする』と言うのは、どういうことなんだ?」




ちょい悪令嬢「例えば、情け容赦なく敵軍を殲滅しようとするのが、箒に乗った可愛らしい『魔法少女』たち──ってのはどうでしょう?」




メリーさん太「──それって、本作の【魔法令嬢編】そのまんまじゃんか⁉」




ちょい悪令嬢「【魔法令嬢編】? いや、それは違うでしょう」


メリーさん太「へ?」


ちょい悪令嬢「確かに『魔法令嬢』と言うのは、わたくしたち『悪役令嬢』の【魔法少女版】みたいなものですが、箒に乗ったりしませんよ」


メリーさん太「……何、だと?」


ちょい悪令嬢「とはいえ、ちゃんと航空戦をやって、敵を殲滅したりしますけどね☆」


メリーさん太「魔法少女が魔法の箒に乗らずに、どうやって航空戦をやって敵を撃墜したり爆撃したりできるんだよ⁉」




ちょい悪令嬢「普通に、最新鋭の『ラムジェット全翼型戦闘機』に乗って──ですけど?」




メリーさん太「え………………………………って、そういえば、そうでした!」




ちょい悪令嬢「ある意味これも、『幼○戦記』のアンチテーゼのようなものですけど、かの作品のアニメ版を見てつくづく思ったのですが、あれが完全にファンタジー世界の物語で、一部の魔法使いしか空を飛べないのならいいのですが、第一次世界大戦レベルの旧式機とはいえ、戦闘機や爆撃機が存在しているのが、どうしても違和感を覚えてしまうのですよ」


メリーさん太「……うん、大規模爆撃作戦とか、どう考えても、航空機が有れば航空機でやったほうが、現実的だよな」


ちょい悪令嬢「しかも遠距離侵攻作戦においては、自力で空を飛べる航空魔○士たちを、大型輸送機で空輸していたりしますしね」


メリーさん太「まあそりゃあ、超長距離遠征等においては、そっちのほうが効率的だろうしな」


ちょい悪令嬢「だったらもう、空戦は飛行機械にやらせて、航空魔○士は偵察や局地ピンポイント攻撃や防御、要人救出や暗殺等々、例外的特殊任務に限定したほうがいいのでは?」


メリーさん太「──『幼○戦記』、全否定じゃ無いか⁉」


ちょい悪令嬢「そこで本作の【魔法令嬢編】においては、両方の間をとって、魔法によって、現実世界でも実用化されていない超最先端軍用機を、実際に飛ばすことにしたのですよ!」


メリーさん太「……魔法で軍用機を飛ばす、だと?」


ちょい悪令嬢「そもそも、剣と魔法のファンタジーワールドで、現代日本レベルの軍用機を飛ばすこと自体が、あり得ないじゃ無いですか?」


メリーさん太「うん、それこそ自衛隊が二つの世界を行ったり来たりするような作品以外じゃ、とても不可能だろうな?」


ちょい悪令嬢「そこで、超効率的な未来のエンジンである『ラムジェットエンジン』搭載機を、魔法の補助を加えて飛ばそうって寸法ですよ!」




メリーさん太「……あー、それって何度も本作において言及しているよな? 本来ジェットエンジンて『ただの筒』であるほうが効率的で、飛行機に基本的にただの筒である『ラムジェットエンジン』をつけて高速飛行させておくと、筒の中に取り入れられた空気が勝手に圧縮してくれて、後はその酸素が高密度化した空気の塊を熱せば、超高圧の『ジェット気流』になってくれて、機体を超高速(=文字通りの極超音速)で飛行させてくれるんだよな」




ちょい悪令嬢「そこで問題になってくるのが、そもそもラムジェットエンジンの始動に必要な圧縮空気を得るために、どのようにして高速飛行すればいいのかであり、それと言うのも、原理上ラムジェットと言うものは、飛行機が地上に停止状態にある場合、始動することができないのですよ」


メリーさん太「──駄目じゃん⁉」


ちょい悪令嬢「かつて真剣にラムジェット機を開発していたナチスドイツにおいては、ロケットエンジンで離陸させてから、十分にスピードを稼いだ後にラムジェットに切り換えると言う、苦肉の策を考えておりました」


メリーさん太「──エンジンを起動するのに、別のエンジンを使うって、文字通りの『本末転倒』だろうが⁉」


ちょい悪令嬢「後は、ジェットエンジン自体を、どう『冷却』するかですね。普通のジェットエンジンは、各パーツごとに冷却装置を内蔵すれば事足りますが、ラムジェットは基本的にただの筒ですので、冷却しようが無いのですよ」


メリーさん太「筒全体を冷却すればいいじゃんか?」


ちょい悪令嬢「そうなると、取り込んだ空気を暖めることが難しくなり、肝心のジェット気流が生じしにくくなるのです」


メリーさん太「……とすると、やはり必要な部分だけ冷却したり、加熱と冷却とを交互に繰り返したりと言った、細かな仕組みが必要になるわけか」


ちょい悪令嬢「そこで、魔法の登場ですよ!」


メリーさん太「魔法、って?」


ちょい悪令嬢「要は、筒の中を高速の空気が入り込めばいいのだから、地上で停止中から一定の速度域に至るまでは、『風魔法』等でパイロットの魔法少女がエンジンに空気を送り込めばいいし、エンジンの冷却についても、必要に応じて文字通り『冷却魔法』を施せばいいのよ!」


メリーさん太「つまり、必要最低限だけ魔法を使って、後は『文明の利器』で飛行したり、空中戦を展開するわけか、確かにそっちのほうが効率的かもな」




ちょい悪令嬢「…………と言うわけで、結論として、『幼○戦記』全否定と相成りました☆」




メリーさん太「──いや、マズいでしょ⁉」




ちょい悪令嬢「大丈夫ですって! 今回改めて『幼○戦記』の全話無料配信を見ていて、別の方向に『スイッチ』が入ってしまいましたから!」




メリーさん太「『別の方向』、って?」




ちょい悪令嬢「やっぱ、いたいけな少女が空を飛んで、近代兵器すらも蹂躙して、哀れな敵兵どもをなぶり殺しにしたほうが、いろいろな意味で『絵になる』んじゃ無いかと思い直しまして♫」




メリーさん太「──よりによって、『最悪のスイッチ』が入ってしまったな⁉」




ちょい悪令嬢「そこで思い出したのですよ、そういえば『この手』の作品も、すでに作成()だと言うことを!」


メリーさん太「『この手』の作品? それに作成『中』って……」




ちょい悪令嬢「『小説家になろう』様と『カクヨム』様との両方で連載中の、『ヴァルプルギスの心臓』でございます!」




メリーさん太「──ああ、そうか、あれが有ったか⁉」




ちょい悪令嬢「あれでしたら、まさしく『いたいけな魔法少女が箒に跨がって敵を蹂躙していく』そのまんまのシーンが盛りだくさんですしね!」


メリーさん太「……うん、むしろ『それしか無い』とも言えるよな」




ちょい悪令嬢「──と言うわけで、現在創作意欲がバリバリに高まっておりまして、締め切りまで一週間を切ってしまった『第11回ネット小説大賞』にて、『ヴァルプルギスの心臓』第二章の連載をスタートしたいかと存じますので、読者の皆様におかれましても、是非とも御一読のほど、よろしくお願いいたします♡」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ