第1290話、わたくし、究極の『地球環境主義者』をご紹介いたしますの♡【解説編】
──むかしむかし、ある大陸の東の片隅に、それはちっぽけな半島があり、同じ民族でありながら、北と南とに分かれていがみ合っていました。
そんな時、北の王様が少しでも南北関係を良くしようと、南の大統領に対して、北半島名産の犬の番をプレゼントすることにしました。
南の大統領は大層喜び、国を挙げて感謝の意を表し、いただいた犬たちを、それは大切にしていきました。
しかし、王様と違って大統領は選挙制であったために、これまでとは敵対関係にあった政党の代表が新たな大統領となり、それまでの大統領はただの民間人となってしまったのです。
そうなると、北の王様が直々にプレゼントしてくれるような、お金がかかる血統書付きの犬を飼い続ける余裕なぞ無くなり、近くの動物園に寄付することにいたしました。
それを聞いた北の『人民搾取ロケットゴミュニズム党』の政治局員たちは大層憤慨して、王様に向かって『およそ70年ぶりの南進』を進言いたしました。
けれども意外にも、それに対して王様は大層驚かれて、こう言ったのです。
「……え、あの犬、まだ食べていなかったの?」
そうなのです、半島の南北には古来より、『犬食』の文化が有ったのでした★
メリーさん太「──うおおおおおおいッ⁉ いくら何でも、これは駄目だろ⁉」
ちょい悪令嬢「おやおや、メリーさん、 開幕一発目から『奇声』とは、これはまた斬新ですわねえw」
メリーさん太「『斬新』どころの騒ぎじゃねえだろ⁉ 一体何なんだ、冒頭の【突発掌編】は⁉」
ちょい悪令嬢「何って、別に何の変哲も無い、心温まるおとぎ話ではありませんか?」
メリーさん太「嘘つけ! バリバリの『国際政治事情』だろうが⁉」
ちょい悪令嬢「……しかし、『北の王様』も狡猾ですわねえ。もしも南の大統領がついうっかりプレゼントした犬を食べた場合は、『南北の友好の証しを食べるとは何事か⁉』などと宣って開戦しただろうし、かといっていつまでも食べなかったら食べなかったらで、『せっかくの贈り物を食べないなんて無礼千万!』などと難癖つけて開戦しただろうし、どっちに転んでも南にとっては『詰み』ではありませんかwww」
メリーさん太「いくら何でも『北の王様』は、そこまで考えていないと思うぞ⁉………………あ、あれ? そうなるとうちの作者って、基本的な考え方が、北の王様よりも『狡猾』なわけなの?」
ちょい悪令嬢「……それは大変、ショックですわねえ」
メリーさん太「──あんたが言うなよ、あんたが⁉」
ちょい悪令嬢「まあこの【突発掌編】はあくまでも、今回の【本題】のための『前フリ』のようなものに過ぎないんですけどね☆」
メリーさん太「今回の【本題】って…………ああっ、そういえば忘れていた⁉ 【突発掌編】と言えば、前回のアレは一体何だったんだよ⁉」
ちょい悪令嬢「『肉食拒絶者』ども………ここでは便宜上『豆癌』と呼称しておきますが、こいつらが肉を食わずに野菜ばかり食べていようが、北の王様の愛犬を食おうが、まったく関知するつもりはございませんが、自分たちの主張を他者に押しつけようとする独善的態度は、もはや目に余るものがあり、本作において徹底的に論破しようかと思いましてねえ」
メリーさん太「……ああ、いつもの『全方面にケンカを売っていくスタイル』か」
ちょい悪令嬢「──ちょっと! ケンカを売っているのは、むしろあっちのほうでしょうが⁉」
メリーさん太「はてさて、どうだか……」
ちょい悪令嬢「これは『LGBT』問題も同様ですが、現行の日本国憲法下においては、どんな性癖や偏食をしようが個人の『自由』だし、それに対していかなる『差別』も許されません。──ですので、この時点で『LGBT』も『フェミ』も『豆癌』も、勝手にやりたいようになさればいいだけの話なのに、こいつらって我々一般的な趣向の持ち主に対してまで、『同性婚』や『夫婦別姓』を押しつけたり、『肉食』をやめさせようとしてきたりと、自分たちがさも正しいものであるかのように思い上がって、主義主張をごり押ししてきやがるのです。最近では完全に度が過ぎていますので、ここら辺でキツくお灸を据える必要が有るでしょう」
メリーさん太「……ああ、『ジェンダー』や『ポリコレ』関係は、すでに『完封』しているから、今度は『豆癌』を徹底的にボコろうってことか?」
ちょい悪令嬢「まあ、これに関してはすでに、本作や本作の作者の別作品において、『処理済み』なんですけどね☆」
メリーさん太「──と言うと?」
ちょい悪令嬢「今回冒頭の【突発掌編】と同様の主旨で、以前本作における【ハロウィン特別編】として、半島生まれの幼い美少女が屈強な犬の怪物に山奥に連れ込まれるものの、『生物としての絶対的高位の存在』である少女を前にして、犬の怪物のほうが完全に萎縮してしまい、為す術も無く『食べられてしまう』なんて作品を公開いたしましたが──」
メリーさん太「……ロリに屈強な男が『食べられてしまう』なんて、いかにも倒錯的でエロいよな?」
ちょい悪令嬢「──余計なこと言うなよ、このエロ都市伝説が⁉」
メリーさん太「す、すみません、お話しを続けてください」
ちょい悪令嬢「ったく…………とにかくそのエピソードで申したかったのは、某半島で今も盛んに行われている『犬食』は、別に批判すべきことでは無く、いかなる食文化もお互いに認め合おうと言うことなのですよ」
メリーさん太「……なるほど、いかにも『特亜嫌い』のようでいて、理屈の通らない批判や差別はけして行わないところは、相変わらず一本筋が通っているよな」
ちょい悪令嬢「他国や他民族の食文化にケチをつけ始めたら、自分に跳ね返ってくるだけですからね」
メリーさん太「そう言った『極当たり前な感覚』の持ち主であるうちの作者としては、自分たちだけ菜食主義を貫くのならともかく、他国や他民族が肉を食べているのを文句言ってくるなんて、絶対に許せないだろうな」
ちょい悪令嬢「あいつら二言目には、『動物だって心を持っているのです! 動物だって痛みを感じているのです! もっと動物の気持ちになりましょう!』なんて、まるっきり偽善的なことほざいているから、いっそのことまさしく『化物には化物をぶつける』戦法として、『食人鬼』に襲わせて、言い出しっぺこそに『エサとして喰われる動物の気持ち』を実際に体験してもらおうかと思いましてねえw」
メリーさん太「……ホント、性格が悪いよな、うちの作者って。しかも少なからず、『猟奇趣味』も入っているし」
ちょい悪令嬢「肉食動物は草食動物しか食べないと言われておりますし、もしも『食人鬼』が実在するとしたら、『草食主義』の方こそが、何よりの『ごちそう』に違いありませんしねw」
メリーさん太「──何でうちの作者は、そんなむちゃくちゃ怖いことを考えつくわけ⁉……………いや、ちょっと待てよ?」
ちょい悪令嬢「おや、何かご不審な点でも?」
メリーさん太「……あのよお、『食べられる動物の気持ち』を知るべきなのは、『豆癌』どもが言っているように、むしろ普通に『肉食』をしている方々のほうであるべきなのでは?」
ちょい悪令嬢「──ああ、それについてもすでに、本作の作者の別の作品において、詳細に語っておりますので☆」
メリーさん太「なっ⁉」
ちょい悪令嬢「『異世界警察は人喰いドラゴンを逮捕できるか?』と言うタイトルの最初期の作品なのですが、『人喰いドラゴン』は『人を喰った』だけでは、けして罪に問うことはできないと言う主旨なのです。なぜならば、人喰いドラゴンが人間を食べるのは、彼らにとっての『生命活動』であり、別に罪を犯しているわけでは無く、もしも絶対に許せないと言うのなら、人間自身も他の生物を殺して食べることは許されなくなるのですよ」
メリーさん太「──‼」
ちょい悪令嬢「つまり、生きていくために他の生物を食べるのなら、自分自身も他の生物に食べられる覚悟を持つべきってことで、さすがに現代社会において『食人鬼』なんていないでしょうが、狼や鮫等の人間を捕食する可能性の有る生物は現に存在しており、だからといって我々は彼らを根絶させようとすることも、何らかの罪に問うことも、一切行っておらず、もし万が一の可能性の話として、自分が彼らに食べられることになっても、最大限の抵抗はするものの、最終的には『運が悪かった』と諦めるかと思われて、どこかの食物連鎖的には完全に狂った存在である『豆癌』どもみたいに、人類から食肉行為を根絶させようなんてすることは、生物として絶対に有り得ず、その過激な思想を絶対に許してはならないのです!」
メリーさん太「……なるほど、考えてみるまでも無く、『捕食行為』とは自らの命を繋いでいくための、『生き物としての当然の行為』であり、『崇高なもの』とも言えるよな。むしろそれを頭ごなしに否定するほうが、『人間として間違っている』と言っても過言じゃ無いぜ」
ちょい悪令嬢「──後補足すると、『異世界警察は人喰いドラゴンを逮捕できるか?』の【裏テーマ】として、馬鹿げた戦争なんかして人を大勢殺すことこそが、食糧として他の生物を殺すことよりも非常に不条理なことであり、もしも戦争をしたいのなら、ちゃんと『死体を食べるべき』であると言う、超論理を展開したのですが、その延長線として前回の【突発掌編】においては、『食人鬼』の兵士からなる軍隊を創設することによって、最も重要な『食糧』を戦場で賄うことで『兵站問題』を解決すると言う、一石二鳥のグッドアイディアだったりいたします♡」
メリーさん太「──どこがグッドアイディアだよ⁉ ホント、うちの作者って、考え方が怖すぎるよ!」
メリーさん太「……とか何とか言っていたら、現在絶賛爆死中(w)の某新作ハリウッド映画が、ガチで日本を名指して『捕鯨』行為をディスってきやがったんですけど?」
ちょい悪令嬢「ええ、これについては、次回以降において、徹底的に叩きのめして差し上げるつもりですわ♫」




