第1275話、わたくし、W杯日本代表の皆様に、心からの感謝を捧げますの♡【前編】
ちょい悪令嬢「──ありがとう」
メリーさん太「──ありがとう」
ちょい悪令嬢メリーさん太「「──すべての『善良なる日本国民』を代表して、ワールドカップカタール大会『日本代表選手』の皆様に対して、心からの感謝を捧げます♡♡♡」」
ちょい悪令嬢「……いやあ、おしかったですねえ」
メリーさん太「『後半戦巻き返し』が今大会におけるセオリーの日本代表が、前半戦でいきなり先取点を入れたことにも驚いたけど、真の勝負は結局のところ、後半戦でクロアチアに同点に追いつかれてからになったよな」
ちょい悪令嬢「その結果延長戦終了まで勝負がつかず、『PK戦』にもつれ込んでしまうことになりましたけどね」
メリーさん太「つまり、前回のW杯準優勝のクロアチアに、互角の勝負を成し遂げたわけだ、もうその時点で大健闘だよ!」
ちょい悪令嬢「とはいえ、PK戦までに勝敗を決められ無かったのは、やはり痛かったですわね」
メリーさん太「もうこうなると、技術とか策略とか抜きに、選手個人の戦いになるからな。スペインやドイツとかの超強豪との地力の差を、選手たちのチームプレイや監督の鬼謀的超戦術で乗り越えてきた日本としては、どうしてもPK以前に勝負を決めたかったよな」
ちょい悪令嬢「──それでも、今回のW杯における日本代表の大健闘に対して、悪し様に罵るような『善良なる日本人』は、ただの一人とていないことでしょう!」
メリーさん太「現在まさにこのPKに関して鬼の首を取ったかように日本代表叩きを行っている、悪質アフィリエイトサイトが幾つかあるけど、それってほとんどが日頃から『反日ムーブメント』カマしているところばかりだしな」
ちょい悪令嬢「もちろん個人的にネット上で罵詈雑言をほざいているやつらも、狂喜するあまりついうっかり『本性』を現してしまった『危険分子』として、『公安要チェック』ですわ!」
メリーさん太「釣れる釣れる、爆釣りだぜ! あはははははは、バカどもが調子に乗りやがって、もうてめらの明日は無いぞ、『反日分子』どもが!」
ちょい悪令嬢「現在も『5ち○んねる』東亜版で、おそらく日本在住の『頭K印国籍』と思われるやつらが、『日本ざまああああああ!!! かつて(買収と不正で)ベスト4入りを果たした頭K印サイコおおおおおおおお!!!』などと、(醜悪極まる)雄叫び上げておられますけどね」
メリーさん太「──え、ちょっと待って、現在リアルタイムにおける、カタール大会の韓国戦って、」
ちょい悪令嬢「ええ、ブラジルが前半戦で早くも、三点目を奪取いたしましたわ☆」
メリーさん太「──完全に、『虐殺』コースじゃんか⁉」
ちょい悪令嬢「……ったく、せっかく日本代表がGLでスペイン代表やドイツ代表を『ジャイアントキリング』で下して1位で勝ち抜けて、決勝トーナメントにおいても前回準優勝のクロスチア代表と互角の熱戦を繰り広げて、『もはやアジア勢はサッカー後進国では無い!』と、広く世界に認められようとしていたと言うのに」
メリーさん太「いくら相手が、自他共に認める『元祖サッカー王国』のブラジルとはいえ、まさかここまで一方的な情けない試合をしやがるとは……」
ちょい悪令嬢「これでは、『やっぱりアジアは、ラテン系強豪国の敵では無いわ!』と侮られても、仕方ありませんわね」
メリーさん太「……畜生、『死の組』とまで言われたGLを誰もが予想だにしなかった大逆転劇によって、結局第1位で勝ち抜けた日本の大健闘が、水の泡だぜ!」
ちょい悪令嬢「まあまあ、全世界の善良なる人々は、少なくとも日本代表の実力を認めておられて、日本こそが『アジアの雄』であると讃えてくださっていますよ。──それに韓国代表だって、GLの日本代表みたいに、『奇跡の逆転劇』を演じてくださるかも知れませんし!(※これはあくまでも下書き作成時の発言ですwww)」
メリーさん太「……前半終了時点で、四点も取られているのに?」
ちょい悪令嬢「──韓国人の立場に立つ時は、現実を見ては駄目ですよ! みんなで夢と妄想の世界に逃げ込み、目の前の現実や過去の歴史を歪めなければならないのです!」
メリーさん太「いや、現実や歴史を歪めては駄目だろう⁉ ホンマ、頭K印か⁉(正しい用法)」
ちょい悪令嬢「でもお陰で、国の内外を問わず『韓国籍』の方が意気消沈して、ネット上における日本代表に対する誹謗中傷どころで無くなったことが、せめてもの救いですわ♡」
メリーさん太「まあな…………本来ならお隣のライバル国同士、互いにエールを交わし健闘を讃え合う立場にあるはずなのに、どうしてこうも一方的に『日本に対してコンプレックスを抱いて』くるかなあ、頭K印のやつらって」
ちょい悪令嬢「まあまあ、よそ様のことはこのくらいにして、今回は全力で、日本代表選手の皆様に対して、『善良なる日本人』の総意として、更には本作の作者の個人的な想いとして、全幅の感謝の念を伝えることといたしましょう!」
メリーさん太「……うちの作者の感謝の念って、PK戦の結果といえ、負けたのにか?」
ちょい悪令嬢「毎度お馴染み、本作の作者のWeb小説作成における『セオリー』を、現実の国際試合において、見事に示してくださいましたからね!」
メリーさん太「うちの作者のセオリーって、最近何かとアピールしている、日本代表のGLにおける二度の『ジャイアントキリング』に感化された、『──善良なるすべての日本人よ、差別等に負けずに闘い続けろ! おまえの人生の「後半戦」は、まだこれからだ!』──すなわち、誰でも人生においてけして負け続けることなぞ無く、諦めずに闘い続ければ、いつかは勝利を掴み取ることができるってやつか?」
ちょい悪令嬢「いえいえ、むしろ『逆』です」
メリーさん太「逆、って……」
ちょい悪令嬢「スポーツ選手だろうが企業だろうが軍隊だろうが国家そのものだろうが、けして常に勝ち続けることなぞできず、人生とは『勝ち負けの繰り返し』なのだ──でございますわ☆」
メリーさん太「──はああああああああああ⁉ 何ソノ、本当に真逆で、むしろ『ネガティブ』そのもののやつは⁉」
ちょい悪令嬢「これが『ネガティブ』かどうかは、あくまでも本人の捉え方次第なのです」
メリーさん太「……どういうことだよ?」
ちょい悪令嬢「以前この『常に勝ち続けることなぞ絶対に不可能だ』と言うのは、主に第二次世界大戦における日本やドイツの緒戦における連戦連勝を揶揄しつつ、それに対して負けている時はじっと堪え続けて我慢強く勝機を待っていた連合軍側を褒め讃えてることによって、軍事面においても『専守防衛』のような『リスク回避至上主義』こそが最も尊ばれることをアピールしたのですが、実はこれには別の捉え方も有るのです」
メリーさん太「『緒戦を勝っただけで増長することに対する戒め』に、別の捉え方だと?」
ちょい悪令嬢「いかにも常勝の人生を歩んできたと思える、すでに偉大なる功績を上げている者であろうとも、これまでの人生ずっと勝ち続けてきたわけでは無く、むしろ惨敗に次ぐ惨敗で、その悔しさをバネに更に努力を重ねてきたからこそ、現在の地位を獲得しておられるのですよ!」
メリーさん太「──‼」
(※【後編】に続きます)




