第百二十五話、わたくし、『ちょい悪令嬢』になりましたの。【PV30000アクセス達成記念特別編】
ちょい悪令嬢「──何と本作もついに『小説家になろう』様において、めでたくもPV30000アクセスを達成いたしました! よって今回はこれを記念して、本作の成り立ちやこれまでの経緯についてはもちろんのこと、これからの展望についても熱く語り合おうかと思っております、『ボイスチャット座談会』特別編を、私こと『ちょい悪令嬢』を司会に、いつもの量子魔導チャットルームより、いつものメンバーでお送りいたします!」
ちょい悪令嬢以外の全員「「「わーわーわー! ドンドンパフパフ! パチパチパチ!!!」」」
かませ犬「いやあ、ついにPV30000アクセス突破だよ!」
メイ道「何と言っても、作者自身のWeb活動全体において、初の快挙ですからね!」
真王子様「しかもPV20000アクセスを達成したのが第92話あたりだったのに対して、それから32話ほどで更に10000アクセスを加算したんだから、PV数の増加速度が明らかに上がっている証拠だよな」
ジミー「2月に入って早々、やはり『小説家になろう』様において、ユニークアクセスにおける10000名様達成やパソコンユーザ様のみでのPV20000アクセス達成に引き続き、更にはスマートフォンユーザ様のみでPV10000アクセス達成を目前にしているというこの時期に、記念すべきPV30000アクセスを達成するなんて、いやあ、めでたいことは続くものだねえ」
妹プリンセス「もちろん、いまだにほとんど初心者同然である作者が、本人初のオリジナル書き下ろしシリーズを、ここまで続けてこられたのも、ひとえに読者の皆様の、過分なるご支援ご声援のお陰に他なりませんわ♡」
ちょい悪令嬢「──ありがとう、皆様、本当にありがとう! 作者に成り代わって主人公かつメインヒロインである、私ことホワンロン王国筆頭公爵家令嬢、アルテミス=ツクヨミ=セレルーナが、心より御礼申し上げますわ♡」
ちょい悪令嬢以外の全員「「「読者の皆様、本当に本当に、ありがとうございます!!!」」」
ちょい悪令嬢「……それにしても、すでにこの座談会でも何度か触れましたが、この一月ほどの間は、本当に大変でしたねえ」
かませ犬「ああ、1月の終わりから2月の初めにかけて、『なろうこん7』と『カクヨムコン4』の、エントリー作品の最終受け付けの締め切り日が続いたからなあ」
メイ道「まず1月31日の『カクヨムコン4』の短編賞の締め切りに始まって、2月4日には『なろうこん7』全体の締め切り、そして2月7日には『カクヨムコン4』の長編賞の締め切りという、超過密スケジュール!」
真王子様「その間において完全新作として、短編を2本仕上げるとともに、長編シリーズについても2本も立ち上げるという、無謀な試みを、完全に成し遂げるとは」
ジミー「しかも引き続いて、建国記念日を中心にしての三連休と、Web作家としては一年を通じての最大級の、新規読者様獲得チャンスである、ヴァレンタインデーもあったから、怒濤のような新作ラッシュを続けていく有り様」
妹プリンセス「……本作の作者って、一体いつ眠っているのでしょうねえ?」
ちょい悪令嬢「──そんな努力の甲斐もあって、新シリーズ2本ともが絶好調の状況にあっての、今回の本作のPV30000アクセス達成なのですから、いやあ、現在の作者ってば、人生史上最大級にノリまくっていますねえ!」
かませ犬「新シリーズって、作者には珍しく、『小説家になろう』様と『カクヨム』様とで、それぞれ別々の『オンリー』作品として、公開しているんだっけ?」
メイ道「そうですね、『小説家になろう』様のほうが『なろうの女神が支配する』で、『カクヨム』様のほうが『転生法』です」
真王子様「これはまたどちらとも、『異世界転生』に深く関係していることを窺わせる、タイトルだよなあ……」
ジミー「うん、内容自体も、まさにその通りだよ?」
妹プリンセス「……と言うことは、これまで本作が担っていた部分を、それぞれの作品の主旨に合わせて、肩代わりしてくれるわけなのでしょうか?」
ちょい悪令嬢「基本的にはその見解でOKですが、別に本作の内容が制限されてしまうなんてことはなく、これまで通りに『何でもアリ』をモットーにしていくつもりであって、言わば三作間の間で『適材適所』がはかられる程度の話でしかありませんので、けして本作の荒唐無稽さが無くなり、こじんまりとした作風になったりはいたしませんから、読者の皆様もどうぞご安心を」
かませ犬「何せ他の二作のほうも、『何でもアリ』をウリにしているくらいだからな」
メイ道「『転生法』のほうはわかりやすいですよねえ、おそらく『異世界転生』に関するトピックスを、時には愉快に時には辛辣に、語っていくといった内容で、極力ドラマ性を排した感じになるのではないでしょうか?」
真王子様「それに対して『なろうの女神が支配する』のほうは、主に『異世界転生』に関するトピックスを扱うのまでは同じだが、別に体系立ったシリーズにすること無く、『異世界転生』に関して何か思いついたネタがあったら、どんどん投入していくといった路線だろう」
ジミー「とはいえ、三作ともはっきりとした境界線を設けることなく、作者が何かネタが浮かんだ時にそのつど、適当に場合分けしていくといった感じに、最初に器を作っておいて、後でどんどんと適切な中身を入れていくといった、ざっくばらんなやり方をしたいんじゃないかな?」
妹プリンセス「型にはめることで、むしろ今まで以上に自由な発想での作品づくりを実現していこうという、何とも天邪鬼な本作の作者らしい、ひねくれたやり方ですわよね」
ちょい悪令嬢「ええ、でもこれって、特に本作にとっては、是非とも必要なことだったのでしょうね」
かませ犬「……ああ、最近の本作って、こういった座談会以外は、ほとんど番外編みたいなストーリーばかりだったし、下手したら、この作品とはまったく関係の無いキャラばかりが出てくるエピソードがあったりしたからな」
メイ道「特に90話から92話あたりが、そうでしたよねえ」
真王子様「これからはそういった作品は、主に『なろうの女神が支配する』のほうに、投入されていくってわけなんだな?」
ジミー「これによって、『何でもアリ』が行きすぎて、少々収拾がつかなくなり始めていた本作が、これまでより方向性のはっきりした作品になれるのなら、大いに結構な話だよね」
妹プリンセス「うふふ、クラリスお姉様ったら。つまりその最初の成果こそが、この座談会の直前に行われていた、例の『交換百合』編(仮称)なのですわね?」
ちょい悪令嬢&ジミー「「──‼」」
かませ犬「あー、確かにそうだな♡」
メイ道「すべてを仕組んだ私が言うのも何ですが、あれって久方ぶりに、本作にとっての『王道』的展開でしたからね♡」
真王子様「それも、主に『百合作品』という意味においてな♡」
妹プリンセス「ほんと、見ているこっちのほうが、恥ずかしくなるような、ラブラブゆりゆりな、一品でしたわよね♡」
ちょい悪令嬢&ジミー「「何でみんなして、語尾に♡を付けているんだよ⁉」」
ちょい悪令嬢「……ま、まあ、あのシリーズについては、前回の冒頭部において、メイ道さんと『なろうの女神』様との会話で述べられていた通り、Web小説における百合作品の『新機軸』を打ち立てたと言っても、過言ではないでしょう」
かませ犬「SF的というかファンタジー的というかの設定として、『人格の入れ替わり』イベントを絡めているんだよな」
メイ道「しかも先行作品のほとんどを占めている『男女間の入れ替わり』ではなく、『女性同士』というところに独自性を設けていましたよね」
真王子様「それに加えて『年齢差』を付けることで、『おねロリ』テイストをトッピングしていたしな」
ジミー「『おねロリ』って……。まあ、いいけど、真のこの作品の独自性としては何よりも、『実は人格の入れ替わりなぞ起こっていなかった』という、大どんでん返しだよね」
妹プリンセス「『人格の入れ替わり』を全面的にフィーチャーした作品において、『人格の入れ替わり』そのものを否定するのだから、この作者のひねくれ具合が、よくわかるというものですわ」
ちょい悪令嬢「この『反則技』とも言える演出方法でこそ、メインヒロインでありながらいまだ幼き私を、純真無垢なままに『大人の階段』を登らせるといった、矛盾したことをアクロバッティングな手法で実現するわけですよね」
かませ犬「これによって何と、『ヒロインにもっとエロいことをやらせろ!』という読者勢力と、『ヒロインはいつまでも清らかでいるべきだ!』という読者勢力との、両方のニーズを同時に叶えてやれるという、完璧なるファンサービスっぷり」
メイ道「これぞ、まったく新しい『百合』でありながら、まったく新しい『エロ』でもあるという、Web小説の新たなる表現手段を指し示すことをなし得た、革新的な偉業とも言えましょう」
真王子様「……まあ、やっていることは、エロ風味の百合だがな!」
ジミー「百合のどこが悪いのです⁉ ──そうです、私はBLに続いて、ついに百合にも目覚めたのです!」
妹プリンセス「……ああ、クラリス姉上が、どんどんと壊れていく。さすがは、アルテミスお姉様、『魔性の妖女』」
ちょい悪令嬢「──何か、私にばかり非があるように、言わないでください! それはともかく、皆さん御指摘の通り、今回のエピソードにおいては、得るところが大いにあり、これからの本作に在り方に、大いに影響を与えていくことでしょう」
かませ犬「うん、百合かどうかはともかく、本作がこういったふうに、アルを中心にして、我々主要キャラたちの活躍によって盛り上がっていくところは、非常に好ましいよな」
メイ道「いえいえ、本作にとっては、百合も大切な要素ですよ」
真王子様「キーワードタグの、いの一番に記されているのが、『ガールズラブ』だからな」
ジミー「今回においては、『人格の入れ替わり』現象と絡めたように、これからも、いろんなパターンの『百合物語』が登場していくることに、非常に期待できるね♡」
妹プリンセス「……それを演じるのも、今回同様、アルテミス様とクラリス姉上の、両お姉様だったりしてね」
ちょい悪令嬢「「──なっ」」
メイ道「そういうわけで、PV30000達成を記念して、百合作品としての初心に帰った本作ですが、これからも様々なカップリングにおいて、これまでにない百合作品の在り方を模索して参りますので、百合マニアの方を始めとする、読者の皆様におかれましては、どうぞご期待ください♡」
ちょい悪令嬢&ジミー「その記念すべきPV30000達成イベントの最後の最後が、それかよ⁉」
かませ犬「まあまあ、少しは落ち着けってば」
真王子様「意外と奥が深いと思うぞ、昨今の百合作品って」
妹プリンセス「それなのに、この作品が存在していることで、百合作品全体の品や風格というものを貶めているとしたら、大変申し訳ないところですわ」
ちょい悪令嬢「……う〜ん、確かにその怖れはありますね。」
かませ犬「いや、そんなことなぞ、考えても、意味は無いと思うぜ?」
メイ道「そうそう、人は自分の与り知らぬ場所で、たとえ自分に関することによって、大変な事態が進行していようが、何ら責任を感じる必要は無いのですよ」
真王子様「ネット上においての最低限の礼儀を守っているのなら、基本的にWeb小説においては、『何物にも囚われない、何でもアリの作品づくり』こそが望まれるんだよな」
ジミー「というわけだから、やはりここは一つ何よりも初心に帰ることで、これまでにない『百合の在り方』こそを模索していくべきだと思うの」
妹プリンセス「……今度こそ、この私と、アルテミスお嬢様との、百合百合展開を期待いたしますわ」
ちょい悪令嬢「──などと、何とも危ない台詞が出たところ、いい加減このエピソードのほうも、幕にしたいかと思います。皆さんどうもありがとうございました。次回もよろしくお願い言いたします」
ちょい悪令嬢以外の全員「──本当に本当に、ありがとうございました! では、次回のエピソードにて、引き続いてお会いいたしましょう!」