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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
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一也の思惑

一也視点


「チーフ何考えているんですか?死と破滅の神ガルンダをこんな序盤で!幸い勇者と可能性を持つ者にプロゲーマーが総出で対処をしてくれていますがコレは敗北イベントではないしラーアとしての介入できないし神剣と神盾は送れませんよ。」

『気にするな。それにまだアイツはアレを創造していない。まあしないと思うが。』

原子爆弾。ガルンダと同じく死と破滅を呼ぶ兵器。確か過去には4回ほど用いられたはずだ。

第二次世界大戦中に広島と長崎に。次は20年前にイスラム教徒を抑制する為。

そして1年前朝鮮消滅時。美波さんの誘拐と亮哉のダンジョン無断侵略。誘拐の方は暴力団のみだったが万物の勇者が視たモノで一瞬で資金提供者が朝鮮連合(北朝鮮と韓国の連合国で世界の軍事バランスが大きく変化した日。また錬金神として覚醒し創造できないモノは無いとまで評価されたあの日。

各国が日本の秘密兵器であると勝手に想像されたモノを破壊する為に発射されたがメニューを使い原子爆弾を原子レベルで構造を理解した亮哉の原子爆弾がロシアに落とされ全てが決定された日。アイツは今日がその日だと知っているのだろうか。

想像。その物の進化は望めば純物でして作れると言う事。亮哉はこれによりとんでもない額の富を得ている。

まあ1年前の全てを終わらせた人間が宝石細工なんてしているとは思わないよな。


『大丈夫だ。アイツはまだ本気でもフルスペックでも何でもない。』

コレを知っているのは亮哉以外では俺だけ。何故亮哉がそんな事をしているかなんて俺は聞いていない。まあアイツの力は神をも超え新しい世界を作る為の創世神の上が作り上げた対邪神戦とその後の為の神造兵器。


「えっ!何ですかこの超出力。ラーアギアと同等レベルまで加速処理が行われていますよ。」


遂に始まったかまあアイツの目は誤魔化せないし魂胆魔法もばれている以上。現実の自分の魔力をギアに流し込むとか普通考え付かないよな。


『やっぱり使うか。まあレベルが上がらなかった最大の理由があの力だなんて今だに信じ切れないしそもそも破界までまだ時間はある。』

それまでにはリーン達と仲良く過ごして欲しい物だ。


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