過去との回顧 そして
「ここは・・・・噴水か?いや違うな。高い。」
意識を取り戻したら俺は宙に浮き動きが封じられる。
まさかグルカルトか?いや違うような・・・・もしかして過去か?ゲルマンがいるし。
というかこれはミミアが殺される場面か・・・。
「亮哉・・・駄目逃げて。」
「逃げれる訳ないじゃん。何でミミアが、来い????」
眼下では火が飛び交いとても荒れている。そこには懐かしくてとても愛おしく思うミミアの姿もある。俺は確かこの時は神武器は無く錬成で作り上げた二振りの刀で敵を圧倒していたがレベルの差でダメージが通らずに苦しんでいた。あの時は俺自身に枷があるとは知らずに我武者羅に動いていた付けだろう。魔族をいくら狩っても全然成長していなかったものだから。
俺の不出来の所為でミミアが死んだ。それも今聞き取れなかった何らかの武器を十全に使いきらなかったからだ。でも何でこんな過去を今?
「亮哉ソレはダメ。人間じゃなくなる。」
確かアレは禁呪を発動する場面だったか。ミミアが連れ去られると感じ俺自身が死んでもという想いがただひたすらに成功のみを祈り発動させ大精霊に好かれキャナーホーンなどの魔法や精霊王と言う種族、など今の俺を形成する大切な一部だ。
「そんな事は関係ない。????」
あの頃は少し無茶し過ぎと言うか無謀だったしな。本当に皆に迷惑をかけたよな。
「っ!聖絶 テイク 聖女スキル」
本当に何をやっていたんだろう、あの頃は。というかミミアは何で俺に聖女スキルを譲渡したんだ?
「何をしているんだ!お前は死にたいのかミミア!」
本当に何言ってんだ、俺は。ミミアの厚意に気付かずそのまま見殺しにしてしまったというのに。馬鹿か。
声と視覚で俺に訴えて来る。俺自身対して。俺は本来既にこの世に居ない存在だとかあんたの所為で家格がさがったやら、勇者の面汚しなどグルカルトの住民の俺に対する暴言が無数に聞こえる。でも俺は手に掛けたホムンクルスの技術で生き返らせると決めた。だから・・・
「俺は俺で全ての過去を受け入れる。過去やトラウマから破壊するお前の攻撃は通じないぞ!ガルンダ。来い 聖剣 ミミローア」
青い光を纏い左手に彼女が託してくれた聖剣が出現する。
「生命の回天」
青い光が収束し闇を打ち払う。
「ウェンイジストリーム 」
ガルンダの精神攻撃から解放された俺は最速で12連撃をガルンダに叩きこむ。
「俺の怒りの対価は重いぞガルンダ」
そう睨みを利かし俺は三度コイツに特攻を仕掛ける。




