勇者爆誕
チュンチュン。
小鳥のさえずりが聞こえ俺は目が覚める。
俺の頭は何か柔らかい物の上にあるらしく動かすのを憚れる。もうひと眠りする事にしよう。俺はそっと無詠唱でスリープのデバフ効果を持つ闇魔法を使い再び眠る。
だがそれは何故か発動せず俺はその痕跡を消し俺は起き上がる。
「う・・・・お早う御座います。」
「?うん、おはよう」
目を開けるとユンが俺を覗き込んでいる。ひょっとしてコレ膝枕?
「リョー何してんの?」
「いや起きてこの状況で如何しろと?」
「今度リーンさんに刺されても知らないわよ?」
「それはまじめに止めてくれ。」
「リーンさん?」
ユンの目のハイライトが消え虚ろになっていく。もしかしクーデレでツンデレでヤンデレでもあるの?この子。何そのデレ系属性のコンプリート。と言うか後方二つはあまり得意ではないのだけど。
「一応リョーの婚約者だね。現妖精王の箱入り王女だよ。」
「それに魔法は凄いからね。魔工学も優れているし。」
「いつも二人の甘い雰囲気には耐えれないぐらいラブラブだったしね。」
「お前等死にたいのか?というか人のリアル、ネタバレ済んなよ!と言うかアイツの前で一応とか言うなよ。」
そうでないと俺が死にかねない。リーン・・・リーングランディア・K・フォーン。俺の第一夫人と言う立場だ。何故という立場と表現したかと言うとそんな風に序列を表すのが好きではないからだ。面倒だし第一夫人より先に他の夫人が孕むといろいろと面倒になるしね。まあリーンもヤンデレなのでいろいろと辛い。お陰で精神の能力値が高いのだけど、夜寝ているとダガーを持って部屋に入って来る時がありその時は顔が火照るくらいの言葉を並べるか気絶するまで愛し合うと言う方法しかないのだ。
そんな事はともかく俺はそっと離れ体を動かす。やはり完全に封印を解いている。だが能力値を抑える事は出来るみたいだ。更に神の権能である創界は使用不可である。更に創造はシステムで禁止になっていた。まあチートだし。だが代わりに
ユニークスキル 制限無し
勇者 聖剣召喚 揺るぎない目 レギオン指揮
という新たなスキルが追加されていた。




