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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
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集う勇者


「ウェンイジストリーム キャナーホン」

本来は剣二本双剣で発動されるウェインジストリームを繰り出しながら大精霊との契約により齎されるレーザー砲撃がモブを焼き尽くし

「再生」

その一言で破棄されたはずの自然が元通りになる。

『何か溜めておったのか?雑魚相手にそんな火力ぶつけて。』

「案外そうでもないぞ。一撃で4体は沈むしそのノックバックで何体か沈むしキャナーホーンに関してはレーザーの砲撃であるので貫くのだ。

結果部位欠損で特種ドロップアイテムが大量大量のウッハウッハである。

『経験値がエグイ事になっている割にはレベルが上がらんのう。』

『それはそうだろ。最終的にダメージは事故死みたいな扱いなんだから。』

「?お前等いつから武器形体でも喋れるように成ったんだ?」

何だかんだで俺がフルスペックをACOで解き放った時から神武器に宿る獣は喋れるようになっていた。でもコーダの2種の神武器は喋らない。

今はそんな事如何でも良いけど。

にしても流石に敵モブが弱過ぎて相手に成らん。というか全滅しねぇ。バッサバッサと敵を斬りつけては?(神杖は杖形体)ノックバックで弾け飛ばしその余波で後ろに居たモブを爆散させ更にモブを集める。故に最初の数体をわざと近づけさせない限り攻撃がされない。一応メイジやシャーマンなどの魔法職もいるのだが弱い上射程が短く後方で爆散した余波でお陀仏している。

しばらくそんな事を続けていると

「よう、リョー今何体ぐらい狩った?」

競争をしているコーダに遭遇した。

「覚えて無いというかノックバックで飛んだモンスターに当たって死ぬ奴が多すぎる。」

ホントどんな紙耐久なんだよ。まあ神武器の攻撃力が高すぎるのもあるんだが・・・。

「お前もかwww.神槌で打つとノックバックがノックバックしてノックバックしたぞ。いやーアレは爽快だった。」


分かりやすく言うと

神槌で殴る。モブは水平にノックバック。でノックバックで吹き飛んだモブもノックバック。更にそのモブが激突したモブもノックバック。と言う事らしい。つまり一体で4体殺している事になる。それと同じく攻撃は受けなかったらしい。まあ神槌は柄の部分が3mはありただ振り回すだけでもそれなりに強い。更にとても重く(約2tはある)偶に失敗して木をもなぎ倒したらしい。

「にしても無尽蔵に湧いてくるな。」

「そうだな。何か魔族の巣みたいだな。」

魔族の巣みたい?確かにこの数のモブを使役出来るのは魔族ぐらいだろう。ビーストテイマーでも精々50匹が限度だ。転移迷宮のことも考えるとあり得なくもない。でも蜘蛛の中いやあれはオートマタ魔力で動く人形だったのかもしれない。

「ふふふ、餌が2匹紛れ込んだようね。それもとびきりの。」

若い女の声が聞こえ俺たちはその方向を向く。その姿は

「!」

「リョー」

体が強張る。衝動とトラウマで動けない。更にフラッシュバックであの光景が・・・

「幻術解除」

懐かしいとまでは言わないがその凛とした声は間違えなくチェルンのものだろう。

「ほう。さらに三匹も来たか。」

チェルンの隣にはクロノそしてクロードが居た。

一目見た時からそんな気はしていたがまさか本当に峻だったとは。

「喰らいなさい。ディストピック」

女が石を投げそこから黒い煙・・・これは瘴気だ、瘴気が渦巻き3首の竜へと変化する。

「アジダハーカ・・・ゲルマンの力の源。」

俺にとっての忌わしき過去の因縁。俺はこの存在を克服できるのか?


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