表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
76/100

イベント 初日 レイドボス攻略 3



「取り敢えず・・・空斬」

精霊王になった事により神武器の効果がいろいろと追加されていた。

その一つが空斬。空間を斬る事が出来る。勿論持続時間を短いしかなり集中する必要がある。

ただ絶妙に施された空斬は火すらも斬り一瞬だがその大きさが図れた。

ただその大きさは火が無いとは言え10mはある。さらに周囲には溶岩が流れておりうかつには近づけない。


「ミィーナ・・・・レイド級のボスって曇からイの大きさが普通なんだ?」

俺は後ろにバックし途中魔法の反動を利用し高速で後退する。

「リョーさん何時の間に此処に?それ以外の人は。」

大体のメンバーが俺の周囲に集まる。

「さっき お前達の体がエフェクトで発光した時には既にいた。アレは明るい方がエンチャントって言って対象者の対象ステータスを上げる事が出来る。で暗い方がカースドで対象の対象ステータスを下げれる。」

俺はさっき此処まで来る時にAGIのエンチャントを施して来た為新手のモンスターかと勘違いされた。

「取り敢えず作戦は俺がエンチャントとカースド・回復魔法でミィーナも回復魔法。盾1につき砲台2.遊撃は各自で。」

「リョー・・・MPは大丈夫か?」

「最悪の場合殴れば充分」


ここでMP回復のルールを説明しよう。

MPは非戦闘時で有ればいくらか歩く事で回復する。また殴るか殴られれば多少ながらもMPは回復する。またMPに関するスキルも幾つかはある。

その全たるものは全魔導。これは魔法に関する全てのスキルが使用可能になる。ただ種族魔法は使えないが。


「分かった。全員位置に戻れ。この火亀をぶっ殺すぞ。」


其処からは流石プロゲーマー集団と言ったところだ。プロゲーマーとは本来魅せる戦いをする。それに凝らなければ全員が全員トッププレイヤーやフロントランナーである。


今此処に居るメンバーは自分の戦い方をプレイヤースキルを公開している。

俺が持っている物は何だ。

俺はVRMMOを始めてまだ1月程度しか経っていない。人を惹かせる戦い方では無い。

戦いは魅せるモノではない。・・・グルカルトに居た時の考え方が完全に身についている。

だから如何する。考えろ・・・俺が持つ力。この人たちのように人を惹き付ける戦い方を学べ思い出せ。


それは・・・・殺されない為に磨いた能力。故郷に還るために自分の手を血で汚した。今まで俺自身の思念として在り続けた異界の力。


ヘイト値さえもコントロールし感情を無にし呼吸によって起きる気流さえも計算する。

これがリョーとして俺が持つ信念。

だからこそ俺が勇者としての存在。異界の力を持つトッププレイヤーとして

「全力で支援するぞ。 エンチャント STR INT AGI カースドVIT MIND」

全てを見て考え適時動く俺本来のそしてミミアから受け継いだ能力。始めて使うならミミアとの思い出の場所で

(思い出してくれてありがとう・・・・亮哉。)

「えっ!?」

今の声は・・・・

(私が聖女として貴方に宿っているスキルを通して伝えているよ。)

ミミア・・・お前は・・・。

(だから守ってね。旦那さま。)

「HPバー残り1本。未知の攻撃パターン注意。」

エドの注意喚起が響く。俺はここで終わる訳にはいかない。だからこそ

「聖剣召喚  ミミローア」

彼女の意思を受け継ぐ聖剣を召喚する。

「リョー・・・。」

その呟きが聞こえた瞬間、俺は聖剣を振りながら亀へと突撃して行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ