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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
75/100

イベント 初日 レイドボス攻略 2

俺は火の雨の中を駆け回る。あいつ・・・斧槌の勇者に森神竜・・・

神武器の一つ 神棒 クロスフィア 

俺の神武器第三にしてそれは生産道具としての側面が強い。神杖同様に形状変形でつるはしや鉋・ハンマーなどになる。

さらに森神竜は別名創破の大地。体は全て資源となるが一度逆鱗に触れると

国が壊滅するほどらしい。

また周囲との同化が容易いため擬似的な一夜城も可能である。

『お主・・・何時までもあの時と一緒にするでは無い。』

『此処にはミミアはいない。貴方が受けたモノはこんな場所で散らすものではない。』

「解っている。ただ・・・あの時の・・・アレは俺には放棄できない。コレが期間限定で造られた仮想現実だとしても。」


俺自身を縛る呪縛。多分解放できるのはイベントが最初で最後のチャンスであろう。



ベヘモスが居たのは湖の近くで現在3PTがタゲを回し合い地道にHPを削っていたが残念ながら1本目の4分の1も減っていない。


「セイさんは遠距離から斧を投げて。アイはタンクを。ティアは魔法で」

3人に指示を出しながらHP・MPの管理を行い傷ついたプレイヤーを的確に癒す妹ミィーナが率いるパーティーは問題は無いだろう。


「ジャックはノックバックでファイアタトルを湖の方に。遠距離攻撃持ちはヘイトを分散させて。」

「トビ・ユミルは回避に専念。」

クロード・エドの二人はミィーナを信頼しているのか回復に関しての指示を一切しない。ヘイトも十分稼げているがダメージが薄い。既にこのファイアタトルが出現してから1時間半は経つらしいがこれでは駄目だな。



神杖を右手に神短剣を左手に。俺はそのエンチャントを施しながらタトルの死角に回る。


「このエフェクトは?」

「始めてみるぞ。体が光るなんて。」

突然体が光りだしたことで驚く。この光何処かで見た記憶があるんだけど・・。


恐る恐る1人がタトルに攻撃を仕掛けた瞬間、次はタトルも発光する。ただ私たちとは違って暗色系の色だ。

「ノックブラスト」

棍棒系のスキルによるダメージは目に見えてタトルのHPを削る。

これはいける。そう思った時だった。急にタトルが息を吸い込み始めて3秒後エドウィードさんとクロードさんを巻き込み約10人近くのプレイヤーが死ぬかと思ったその時


「耐えろよ。ヒーリングシャワー クレイシールド」

急にボスの周囲に光の雨が降り注ぎ火傷の状態異常もHPも回復した、それどころか消火がされており多少ガラス化している土地がある。

更にボスのブレスは土壁に相殺されエドさんたちを守った。

いったい誰が?そう考えた時隣に兄が現れた。


「さっきぶりだな、ミィーナに皆。取り敢えず1本削るぞ。」

そう告げた瞬間光の残像を残しながらボスに向かうリョー。その背中に何処か安心感を覚える自分が居た。


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