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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
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イベント 初日 レイドボス攻略 1


「いくらキャンプファイヤーがしたいからってこれは無いでしょ!」

「嬢ちゃん達は知らんのかね?今レイド級の火属性モブが居るんだよ。」


レイド級。それはこの前戦ったラーアのHPバーが三本あったのと同じで1パーティーが相手にするモノではない。1人で相手に出来たのは本来絞っているステータスを全力解放したためである。現在は抑えているが種族 精霊王によりそれなりに戦えるがスキルが全然違う為俺自身が持つ演算能力を限界まで酷使してしまうほどだ。


「なあリョーさんや、お前さんでレイドの相手可能か?」

ホノンの言葉に反応した男の人のパーティーからレイドモブに関する情報を聞く。

「火の山・・・ベヘモス・・・。」

ベヘモス。作品によってはべヒモスやベへモース・などと呼ばれる巨大な亀。陸皇と言うべき存在。グルカルトでは全てのモンスターを統べると恐れられていた。

「それレイド級?もはやレギオンだろ。」

レギオンその規模はプレイヤー150人を前提とした敵。俺の全力でもせめてヒーラーが欲しい。

「・・・いやそれほど大きくは無いから。ただ全身が燃えていて水や氷さえも燃える。」

「・・・まるでマテリアルバーストみたいじゃないか・・・殺ってやる。」

人の魔法をパクるとは良い度胸してんじゃないの?

「リョーが言えた事じゃないよね。ソレ。」

御尤もです。というか・・・。

「ホノン人の心を読むのは止めてくれ。」

「いや表情が読み安いだけだから。それよりこの火の海如何するのよ!」

そう言えば忘れていたな。まあ簡単に消すけど。

「ヒーリングレイン」

広域回復の魔法を発動し俺は例のレイドボスへのもとへと駆ける。邪魔なモブを蹴り飛ばしプレイヤー目掛け回復魔法を飛ばす。またボス級にはカースドの弱体魔法を施す。コレが後に 閃光の支援者 と呼ばれる一歩だったりする。ただひたすらに俺は走る。俺の遠きあの思い出の地を守るために。



「早ッ!」

「まあ、自称回避盾だし・・・・回避盾だし・・・・。」

「嬢ちゃん達には消火を頼もうと思っていたんだが・・・規格外だな。」

「コーダさんの知り合いは半端ないですね。クロノさんやラーアさん更にチェルンさん。」

「にしてもお前等確実に女しか見て無かったろ。」

「如何言う事なんですか?」

「嬢ちゃんは神武器って知ってるか?」

「リョーさんが持っている杖や短剣の事ですか?」

「それだ。アイツ既に3個は持っているな。まあ俺も既に2つ持っているが。」

こいつら普段から人の事を観察しとけと言っているはずだ。かく言う俺も亮哉に教わったのだがお陰で働く事が出来ている。

「コーダそれが何処に繋がるんだ?」

「誰も気づかないのか?此処が既にセーフティーエリアじゃない事に?」

「えっ!?」×多数

「でもモブは襲ってきてないですよ?」

「襲えるはずが無いだろ。HPバー10本。軍団級の化け物の上に今いるんだから。」

「・・・だからか。」

俺はその言葉が漏れたことで安心感を覚える。

「ユンは分かったみたいだな。」

「義兄さんに言われたくないよ。これでもそれなりに知謀型と思うから。」

「すまん。俺たちにも分かるように言ってくれ。」

俺はここでため息をつく。

「回復だけならエリアヒールで充分だろ。何故雨にしたかだ。」

「・・・音ですね。」

「そうだ、坊ちゃん。アイツがしたい事が分からんが取り敢えず偵察でもして来い。かな。」

ホントわざわざ森神竜まで出す必要はないだろうに。でも最後の口動かし。俺を信用してくれてると言う事で良いよな。


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