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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
69/100

イベント 初日 ダンジョン攻略 6

ビート シャクマ

そう唱えると俺たちの体は光に包まれる。一部黄金の輝きを放ちながら。


「何が起きているのよ?」

「着いてからのお楽しみだ。」

でもこっちの世界には元ネタがあるからどっちなんだろう。

「何か懐かしんでいるみたいだけど・・・コレACO?」

「フッフッフ・・・それは如何かな?」

実際のところ俺にも分かりません。取り敢えず言おう。

「敗北イベントかな?一応死にはしないと思うけど」


敗北イベントそれは負けることを前提として始まるイベントである。女神が光臨したり、その国の姫騎士やら聖女やら勇者やらが助けてくれるイベントだったりまあいろいろある。


「基本的に嫌なんだよな~」

「えっ?とんでもない人と繋がりが持てるのに?」

「既にとんでもない(ラーア)がいるしまだ死んでないんだよ。」

目指せ不死の冒険者とポーズを取ると

「いやプレイヤーは死んでも噴水で生き返るから。」

「でもなぁ~一年死なずにいると称号貰えないかな~と考えているんだよね。」


だって死に過ぎで出遅れても先駆者の称号が貰えるぐらいだ・・・死しらずとかあっても何も不思議ではないのだが・・・。


「にしてもあの二人大丈夫かな?」

「どうだろうな?変な事にはなって無いと思うが・・・・。」

メニューからパーティーを選択すると二人は同じ場所に居る事が表わされている。どうもリタイアはしていないがここは何処だ?鬼神の感覚でさえも分からない。だが俺たちが対処すべきなのは目の前に居る奴だ。


「漸く辿り着いたようだな。私はリィズ。この周辺のボスである魔女の一人だ。」

「何かもうイベント終わるんじゃない?」

「失礼な。ここで負けるのはお「お前だ。火の魔女」「えっ?」」

「黄金の楔と4プレイヤーへの腕・足への必中攻撃。で読めたぞ。」

「ならば潮時だ。来い 封印魔神 エグゾ・ブリンク」

そう火の魔女が唱えると火の魔女の横に巨大な人型モブが現れる。

「仲間を取りも出したければ「無機物破壊」えっ?」

「シャクマ」

無機物破壊により魔神は倒れた。その間に二人を探す。更に視界潰しの魔法で辺り一面を暗闇にする。火の魔女の裏にある虚空に鷹の目を向ける。その瞬間俺は

「アルシャクマ キュア エリアハイヒール」

寸座に離脱しホノンに首トンをし気絶させる。

「エアロブラスト 置き見上げだ。 マテリアルバースト」

エアロブラストの魔法を地面に向けて撃ちその反動を利用して浮き上がり虚空の中に入る。そして・・・・


「ナニしてんの?君たち。」

何故か初期装備でいる二人に声をかけた。


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