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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
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イベント 初日 ダンジョン攻略 5

「ね・・・・聞きたいんだけど?」

噎せてから約一時間ユンとタケシと逸れてから2時間後。何の前置き無しに聞いてきた。

「う?如何した?」

「さっきから思うんだけど・・・ずっと同じ場所じゃない?」

「えっ!何でそう思うの?」

「いや何となくだけど・・・ずっと十字路だし。」

「でもそれならどっかに他の入り口が見えるはずだけど。」

「だから聞いたんだけど・・・何かこの様な逸話ない?」


多分グルカルトでの話だろう。確かにそのような話はあるが蜘蛛の体内が転移ダンジョンとか洒落にならんし俺やテンスの勇者以外に誰も解けんぞあの謎。


「その感じあるみたいね。」

「ああ、あるにはあるんだが・・・流石に魔王軍管理のダンジョンなんだ。」

「・・・ロマンはあるけど夢は無いね。」


そう、そこなんだ。ダンジョンとは夢やお宝などが詰まったモノ何だが魔王軍管理である為当然お宝は無い。お宝(魔王軍幹部)は居るけど。


「でそこが転移系の罠しかないダンジョンで魔王軍ですら解けないようなものだったんで攻略した。」

「何か凄い簡単に言っているけど数学ミレニアム懸賞問題を証明しているようなもんだからね。」

その言葉を聞き俺は顔を逸らし口笛を吹く。

「吹けて無いし誤魔化せてもいない。というかその感じ・・・・。」

バレタ・・・。

「一応ほぼ証明完了している。」

なかなか面白かったな。確か並列思考に加速思想とかの実験中だったけ?

「何か前も同じ事思ったけど・・・常識って知っている?」

「勇者(チート持ち)に聞く事か?」


勇者は大抵勇者というスキルを持っている。まあ勇者スキルとしよう。その効果はレベル制限無し。ステータス限界突破可能 経験値10倍(パーティー重複・効果重複あり) スキル習得条件変化 などである。経験知ボーナスはパーティーに効果があるので俺のACOやマジカルソードメイダーでのレベルの上がり方がとんでもない。だからスキルが勝手に進化したのである。この仕様は変えて貰うべきだな。今度話す時にでも。


「そうですね・・・。で何か気付きましたか?」

「いや蜘蛛の中に・・・蜘蛛?そう言う事か。」


何故今まで気付けなかった。あの攻撃が必中である事に。何故あの廃家には4人でしか入れなかった事に。インベントリに謎の箱が入っていた事に。何故セーフティーゾーンでHPが全回した事に。そのピースがハマった瞬間俺は唱えていた。


「ビート シャクマ」

この状況を唯一打開できるであろうコマンドを。


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