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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
66/100

イベント 初日 ダンジョン攻略 3

30分後。大体の攻撃パターンが判明しそれとなく対処が出来るようになった時。それは突然起きた。


「捕食モーション 確認」

「エンチャント INT AGI 」

「魔矢製造 風 ヘヴィショット」


と短い言葉でボスの動きを封じれるようになってHPをあまり見なくなってきた時


「グオォォォッッ!!!」


蜘蛛が咆哮を上げると土塊が出現し辺り一面を覆い尽くす。流石に土属性攻撃は予想しておらず俺は左腕にユンは右足タケシは左足ホノンは右腕に喰らう。待て。細い糸か何かが付いている。切ろうとした瞬間、土塊がプレイヤー以外の場所にあるかのごとく蜘蛛の糸が5本吐き出されそれぞれ土塊の当たった場所に向かう。ちょっと待て。これが捕縛系の何かだとすると不味い。


「戻れ。」

神装備と白銀剣を収納する。そして俺たちは蜘蛛の口へと吸い寄せられる。黄金の光を灯しながら。



蜘蛛の口の中は迷宮みたいになっており此処の中にはモブがそれなりの数いる。この数はちょいと面倒だな。蜘蛛の中である以上派手に刺激する訳にはいかない。どうもここはセーフティーエリアらしくモブは襲ってこない。


「ここは?確かは私は・・・。」

「多分蜘蛛の中のダンジョンか何かだろう。」


隣に居たホノンが目覚めたらしい。でも体内が迷宮って・・・あのサイズなら考えられなくもないが・・・・。にしても白銀剣も神短剣もあまりダメージが与えられていないような・・・。


「へえつっっ!私もうお嫁にいけない・・・。」

「いや、タケシが居るだろ。で、二人とは分断されたか。」

何が言いたいか分からんが人の彼女は取る気無いぞ。

「何か冗談が通じない相手って苦手なんだよね。」

「そうか・・・。ん?何かHP・MP回復してないか?」

「えっ!?リョーさんが回復してくれたんじゃないの?」

「可笑しいな。普通そう簡単にMPが回復するか?まだ一日目なのに簡単にポーションとか解放できるか!」

「ですよね~。でも大丈夫かな?」

「バランス悪いけどユンが居るから何とかなるはずだ。」

「早く外に出たいよ。」

「解るが・・・その前に飯だ。」

「ほえっ!?」


今更ながらだが満腹度について紹介しよう。満腹度とは文字どうりにどの位お腹が減っているかを数値で表すものである。30%以下になると動きか鈍り始め20%以下はステータスのカット。0になると一定時間ごとにダメージを負うように成るシステムである。料理はかなり自由に作れるようになっている。何でも大手生産クラウンは立ち上げ記念として鍋やらお好み焼きなどを作って宴会をしたらしい。

そんな事は如何でも良いがせっかくのイベントをそんな風(空腹)で死に戻るのは嫌だろう。ちなみに食品アイテムは


○○(プレイヤー名)の××(料理名)

満服度+△△% 評価 X(1~10の10段階評価)

○○が心を込めて作った××。


となる。評価が7以上になると料理にバフ効果が付くようになる。また素材自体にもバフが付くものもあるのだがそれはとてつもなく高い。どの位かと言うとゲーム内で家が一軒建てれる(あばら屋程度だが)位だ。


インベントリからバスケットを取りだす。こう入れ物の中にアイテムを入れることでアイテムの枠を

それほど消費せずに済む。

「えっ!何でこんなに料理の評価高いのですか?」


リョーのサンドイッチ

満服度+30% 評価 8

リョーが心を込めて作ったサンドイッチ。

STR INT 5%上昇(10分)


リョーの唐揚げ

満腹度+10% 評価 8

リョーが心を込めて作った唐揚げ。

VIT MIND 5%上昇(10分)


「いや普通に作ったらこの位にはならんとイケないと思うけど。」

というか毎日3食作っているからリアルの料理スキルが天上料理のカンスト状態である為これ以上伸びないのがここ最近の悩みである。一也に相談すると「贅沢な悩みだ。下手したら皇室料理人よりも上手いんじゃない?」と言われた。


「何このお茶?コレもステータスが上がるの?」

まさかお茶はNPC産の安い茶葉だよ。


リョーの紅茶

満服度+10% 評価7

リョーが心を込めて入淹れた紅茶。

LCK 3%上昇(5分)


「えっ?」

「えっ?って何よ。。えっ?て。」

「いや・・。普通に予想外だったんだけど。」

だって水も普通の水だし。

「でもいいじゃない。こんだけステータスが上がるんだから。速く行こう。」

「そうだな。あの二人が心配だし。」


手早くご飯を食べ迷宮攻略し二人と合流しよう。


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