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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
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イベント 初日 ダンジョン攻略 1


イベント初日。俺たちはとある遺跡に来ていた。

「何かここに伝説の武器があるかもしれねいって胡散臭いんですけど。」

「でもラーアさんは何処にあるとは言ってないし・・・。」

「でも普通セーフティーエリアにあるかしら?」

と言っても転移した場所の近くにある古びた家屋。確かにこんな場所に伝説の武器があったら信じないよな。

でもここが入り口。

「ちょっとどけ。今入口を開ける。」

俺は神短剣を取りだして二人を退かす。

「シンギリ」

戸にあるスリットに神短剣を差しカギ言葉を唱える。するとドバンと音を立てて家屋に入れるようになる。

「よし。行くぞ」

このコマンドが作動したと言う事は他の部分もあまり変わらないのだろう。ある意味楽で助かるのだが。

「えっ?何でこんなあっさりと?」

「気にするな。ただのマスターキーだ。」

神短剣はカギとしての役割がある神武器でありシンギリはカギを開けるコマンドである。この辺りまで忠実に再現している辺り流石と言うべきか呆れるべきか。

さてと此処のボス豪く強いからな。

「お邪魔します。」

「そんなに畏まる必要は無いぞ。タケシ。」

「そうよ気楽にいきましょう。」

「ホノンは慎みを持て。」

「後ろの警戒は任せて下さい。」

「じゃあ頼んだユン」

と俺の後ろにタケシとホノンその後ろにユンという隊列で進んでいく。またここのダンジョンはカギにつき1パーティーしか入れないので他の人間と鉢合わせになる可能性はかなり低い。


ダンジョンの中は少し薄暗いが統一間隔で松明が飾られており周囲はある程度見渡せられる。また幅が3m程度しか無いので剣を振るには聊か狭いため神杖を槍モードにする。

「いいよね変形武器って。私の場合魔道書だからある程度距離が必要だし。」

魔道書は使用者の50cmくらい離れた場所に浮かぶので常にその範囲を気にする必要がある。

「魔道書か・・・そう言えばこの前本で殴ってたよな?」

「確かにホノン物理で殴ってたよね?」

「ちょっとホノンちゃんそれは如何かと思うよ。」

「いいじゃん殴りメイジ目指しているのだから。」

おいおい殴りメイジってかなりの浪漫職じゃん。確かに魔法を使えて物理も出来るとか良いけどそれ普通なら棒か杖のスキルを取るべきかと思うだけど。

「でもこの前基礎魔法のスキルが手に入ったからスキルがある程度空いたんで杖は取ったよ。」

「そう言えばリョーさんから貰ったこの弓ってかなりの高性能ですけど本当に良いのですか?スキルオーブも。」

「攻撃力上昇が無いとその弓引く事できんしその位じゃないと矢の力が発揮出来ん。」

「良いな皆。そんな武器やスキルポコポコ出して。」

「なら此処を出てからガチャでも回すか?一応金のガチャチケならあるから回す?」

「でも必ず欲しいスキルがあるとは・・・イマナントイイマシタ?」

「そう言えば金のガチャチケはあんま出ないんだったな。まあ少し前に第3の町防衛戦での一位報酬で手に入れた奴なんだけど・・・。」

なんせあの時から流している世界情報報道はほぼ俺が関連してるしな。そしてガチャで隠しスキル手に入れた訳だし。

「ガチャが何なのか気になるところだけど・・・何処か可笑しくない?」

「何処が可笑しいの?ホノンちゃん」

「そうだよ。別に可笑しい所なんて無いと思うけど。」

何か気になるところがあるのかホノンが皆に可笑しいところが無いか聞くがタケシとユンの二人は普通ではないかと思っているらしい。

「何でそう思うんだ?」

「だって既に4階層に居るのに今だ一回もモンスターと遭遇どころかトラップすら発見した無いんだよ?」

確かに普通ならその考えは正しい。普通なら。

「一応言うけどこのパーティーお前以外鷹の目持ちだと思うぞ。」

「そうですね。弓使いには遠視能力が必要かと思いまして。」

「ボクはβの時から使ってて鷹の目には視認ターゲット能力があると知ってたから。」

「つまり視力の違いだな。実際トラップは既に7個はあったから。」

「そうなのね。でもう階段。」

「さてと、大部屋。」

俺とユンは寸座に武器を構える。

「えっ二人とも如何したの?」

「って何アレ」

俺たちの前には巨大な蜘蛛が居た。


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