再開
第二エリアに行く魔法陣に乗り第二エリアの最初の町で囲まれた。予想はしていたけど・・・・。
囲まれる理由を作った?張本人はえっ!?と驚いた様子である。まぁPNは全員フレンド・クラウンメンバー以外のプレイヤーに対して表示OFFだが元々知られている人には大して意味は無い。
「タケシお前死に上がれ。」
PKに成り下がった元は二人のクラウンメンバーが街中だが武器を持ち一斉に襲いかかってきた。俺は背後にホノンを庇いタケシに
『タケシ 一発だけ殴られろ。それ以外は回避していい。』
とフレンドチャットで指示を出す。
『何でですか?』
『端的に言うと周りの人間が証人になる。』
急に武器を抜いて襲いかかった連中と今ボスを倒し始めて此処に来たプレイヤー。そしてクラウンタグはプロゲーマークラウンであるとはいえ装備からして生産職であると思われる三人。
その後約3分ほど回避に専念していると
「双方武器を仕舞え。」
いやこちらとて武器出していないから。
「俺は自警団 エンバだ。詳しく話を聞かせて貰う為同行を願う。」
と動向をお願いされたが・・・・
『いやその必要はない。グラビティ』
聞きなじみがある声と共に周りの人間が地面に傾れ込む。俺は反射的に自身の足元に万物錬成を掛け体の負担を減らす。
『やっぱりそう回避するのか・・・・空間固定』
今度は俺の周囲の空間ごと固定され動けなくなるが・・・
「錬成」
タケシが何とか呟いた錬成で俺の硬直が解ける。と見覚えのある長剣が首元に当てられる。
『久しぶりだね亮哉いやここではリョーか。』
「やっぱりか、一也。このゲームの製作お前が関わっただろ。」
『御名答。でも流石に分かるか・・・。』
「当たり前だ。聞いたところによると銃と魔術の二人もお前だと確信していたぞ。」
『じゃあそこのバカどものアカウント消しておくから・・・・闘おう。』
こうしてACOの管理者である剣の勇者一也との対戦が決まった。




