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防衛戦 上

「何と仰いましたか?リョーさん。」

何故改まる。

「ヤバいですよ。防衛戦なんて初日にぶつけるモノじゃ有りませんよ。」

「スキルも装備も十分とはいえない。コレは詰んだのでは?」

「そうですね。」

「消耗品などであれば私どもで提供できますけどさすがに武器は・・・。」

「最悪ゾンビアタックですね。初日なのでデスぺナが無いのが幸いです。」

「ステータスカットは十分に辛いのだが。」

「職業取って殴るのが最適なのでは?」

などといそいそと会話している。そしてちょっと待ち

「説明しろ」

冷酷にそう告げた。

「何ですか?リョーさん。」

「何も説明が無いから困っている。」

だってモンスターが集団で居る事告げた瞬間慌てだしたじゃん。

「そうでしたわ。プロゲーマーな私たちに合わせてプレイできるレベルだからすっかり忘れていました。」

今近のプロゲーマーは二通りある。一に現代のプロスポーツ選手同様のシステム。二にゲーム内通貨ゴールド(全ゲーム同じ単位である)を現金に換える事が出来る。勿論課金として逆パターンもある。

ただ・・・ミィーナ達は全員どちらでも稼いでいる。

閑話休題。

「これは防衛イベントと言って町を防衛するイベントです。失敗すれば最悪の場合この先の町がセーフティポイントとして機能しなくなります。NPCも全滅ですね。」

「さすがに初日でそれは・・・。」

「βでも同じでしたから。町は潰れませんでしたけど。」

多分αも同じレベルの事は起きているでしょうと推測を告げるアイ。

「問題はプレイヤーの数と質だな。最悪の場合、全滅だろうけど一点集中できると良いな。」

「大丈夫と思いますよ。町の出入り口此処一つ何で何とかなると思いますよ。」

「そうか・・・・一つなら何とかなる。聞いてくれ・・・・・」

門が一つだけなら援軍無し・死亡できないという条件のもと出来なくはないが・・・取り敢えず閃いたアイデアを皆に言う。

「本当に上手くいくんですか?」

「何とかなるだろ。じゃあ行くぞ。」

息を吸い込み吐く。先程のようにイメージを膨らませる。

「絶氷世界」

そこに氷の門が具現した。俺の狙いの一つが達成された。と同時に

「成功だ行くぞ。:クワトロンショット。」

銃の破裂音と共に奇襲を開始した。

「ライト」

「ファイヤトーチ」

「ウィンドブレス」

「ダークニング」

此方の攻撃に反応し襲いかかって来る。

「ペネレイトショット」

「アイ・リョーさんやって」

「「ウォークライ」」

これは敵を怯ませるスタン属性を持つアーツで近距離得物スキルで

簡単に手に入る。その分ヘイトも集めるけど。殲滅以外の手が無い現状、街の方に向かわれるのは最悪だ。

「おぉ怯んだ、怯んだ!」

そう言いながらばっさばっさと斬り倒し突いていくアイ。

「ライト・ダークニング」

光・闇属性の魔法で攻撃しつつ杖で殴り倒すミィーナ。

「ライト・ウィンドブレス・ファイヤトーチ・ウォータショット・ボルト・ライト・・・・・」

全属性の魔法で敵を寄せ付けず絶え間なく攻撃するティア。

何だか凄い絵面だな・・・。攻撃力が高く意図も容易くモブを蹴散らしていく。ひとしきりモブを倒し終わった後

「アレ・・・・・キング種。」

ティアが指差した先には通常のモンスターより大きく王冠が有るモンスターや前進よりいに包まれたモンスターなど特殊なモンスターが群れの中に居た。


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