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帰還勇者のVRMMO記 ~異界の力を持つトッププレイヤー~  作者: 高崎 レイ
二章 第二陣追加と初イベント
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クラウン戦争と新人勧誘

「とっ!」

カーンカーンと槌が金属を叩くリズムカルな音が響く。殲滅戦後のいざこざも終えいよいよ第二陣が追加される日である。俺は鉄鉱石で初心者にも扱える簡素な武器を量産していた。壊れ性能では無く武器の耐久を限りなく高くしたものである。理由は・・・・

「あがりました。剣・槍・短剣・杖と初心者ポーション規定数。」

『御苦労。済まないな、最近あんまり狩りに行けていないだろ。』

「いえコレも仕事ですので。ただ少し散歩させて頂きたる。」

『スカウトか?それなら良いぞ。楽しんで来い。』

「ハッ。畏まりました。」

この前の騒動以降鉄製品の値段が高く初心者が離れるのでは?という意見が上がりそれでは困るトップクラウンは長く使えて第二陣が天狗にならないような武器と初心者ポーションと呼ばれるレベル10以下までの時にHPを全快させるポーションを配布する予定らしい。詳しくは聞いていないので如何でも良いが。

クラウンホームに在るミニポータルから始まりの町に飛ぶ。

確かここは初日にとんでもない事が起きて物価が高く初期資金では大した武器が変えないはず・・・と考えながら露店と呼ばれるプレイヤーのお店が多くある街道に向かう。

ここで第二陣の観察でもしようと考えてだ。誰も似たような事を考えるらしく比較的性能が低く耐久度が高い武器が並べれていたり見た目は良いけど武器の性能が低い物やそれに敢えて使い古したようなデザインの高性能武器を売っている店などACOの厳しさを教えようとする人が多い。彼らもα・βテスターに助けられてここまでやってこれたのだろう。

「兄さんあんた初期装備だけどクラウンしかもかの新たなる開拓者に入っているのかね?」

近くの皮細工師の露店の店主から声をかけられた。

確か防具の類は既に店売りのモノに更新しているはずと首をかしげていると

「靴だよ、そろそろ履き替えないとこのゲーム靴の中に水が入ったりするところまで再現しているから。」

あぁそう言えば靴は良いかとなっていたっけ?

「じゃあ出来れば耐水性のあるモノは無いか?」

「あ~無い訳じゃないけど高いけど良い?」

「それは問題ない。」

何せ先程約50万Gが振り込まれている。経験値が美味しいから金は要らんと言ったが入金者の名前が在る辺りこれは逆らえんなと感じた。なんさミィーナからだったからだ。

「はいよ、じゃあ」

「ちょっと待て」

50万Gを払おうとして男子の声に呼び止められた。

「俺がその靴を買う。おい金を払え。」

と命令すると初期装備の男の子が出て来た。

「そんな大金持ってないです。大体からして案内してくれるって」

「あぁっ黙れよ。」

と初期装備の男の子を蹴飛ばす。ダメージが入り直にHPが危険区域のレットゾーンになる。

「ハイヒール」

と今度は集団の中から回復魔法が飛んでくる。同時に男の子に寄り添うようにする。

すると俺の目が反応した。すると同時に神杖を手元に呼び出し

「絶界」

最高峰の防御魔法を張り

「戻れ グロウ 」

念動スキルで奪われた神短剣をコマンドで取り戻す。と同時に

『クラウン 愉快な中身 に戦争を仕掛けますか?』

いつもの選択肢のYを選ぶ。

と同時にシステムに潜入し二人の所属を新たなる開拓者に変更する。

「取り敢えず人の武器を盗む愚かさを教えたやろうか?」

聖魔槍を取りだし双剣モードの神杖・神短剣を腰に指す。



「プロゲーマーといえどもたかが一人。何ができると言う?」

「じゃあ俺が負けたら5Mを払う。お前等が負けたらあの二人に関わるなゲームでも現実でも。」

神圧でギャーギャー喚く奴らを黙らせる。

「対戦方法は俺が一人でお前等が全員。良いな?」

当然神圧で喋れない。

「沈黙は肯定ととる。」

不可視の腕で強制的にyを押させる。

「『『神武器の前に人数が関係あると思うな坊やたち』』」




「スラッシュ」

「ボム」

「多段突き」

「ウィンドカッター」

などと次々に魔法やアーツが飛んでくるが基本的にバックステップでかわし偶に来る物理攻撃はメテルソードで防ぐ。相手は約50人ほど。俺を殺す気なら近衛騎士団旅団級で連れて来るんだ。

「このチーターが真面目に戦え。」

「盗賊が言うか?」

神武器は見た目も派手なのだが主人か主人が認めた者以外には使えない。ようするに唯の派手な店売りの剣なだけである。俺以外が使うと。

「チートじゃないなら何だって言うんだ。弾丸を斬っただけじゃなくたかが消耗品が何でかってに戻る?」

『誰が消耗品だ?』

『消耗品とは小僧のような雑魚に対する言葉じゃよ』

「悪いが降雨さんは無いからな。」

「こけおどしがお前らやるぞ。」

「そう言えば神装備はXXX級の神獣を元に創られているんだからその神獣になれるよな。」

2体のモンスター ベヘモスとオリジンヴァンパイヤが俺の後方に控え

「マテリアルバースト」

『陸皇之咆哮』

『血薔薇の舞』

戦略級と呼ばれた技が全てを焼き尽した。




アイテムごとプレイヤーを。



『戦争終了。新たなる開拓者の勝利です。』



「大丈夫か?」

突き飛ばされたまま動かなくなっている少年を見て訊ねた。

「あっ、はい大丈夫です。それと助けていただき有難うございます。」

「私からも有難うございます。」

と駆けよった少女からも礼を言われた。

「気にするな。人をおとしめた上に武器を盗もうとする奴らだ。βテスターだからと言って調子に乗っているからアイテムごと砕いた。」

「そっそれは・・・。」

「深くは聞かない。取り敢えず・・・」

システムウィンドからクラウン会入申請を二人に送る。当然それは新たなる開拓者名義でだ。まぁ他のクラウン名義で遅れたら間違えなく大事になる。システムウィンドにクラウン会入申請を見て驚いた表情になる。当然だ。助けてもらった相手がプロゲーマーでなお且つ人員をスカウト可能な人だから


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