表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/100

決勝トーナメント 上

『さあ、決勝トーナメントの始まりだ。これからは大会場で一対一で行う。制限は予選と同じ。皆者頑張れ!』

今度は皇帝みたいな人物が投影されそう告げた。さてと俺は今だその全貌を見せていない薙刀装備で行く。

『一回戦第一試合。バトルロイヤルで圧倒的破壊力を見せたリョー。対するは、この大会唯一の銃使いアマテラス。』

「いつぞやのPKか。」

「お前は誰だ?」

「お前のような三下に名乗る輩じゃないとだけ答えておく。」

「そうかそろそろ良いか?」

「勿論。」

『では行くぞ。  決勝トーナメント 一回戦 第一試合 リョー対アマテラス。 開始。』

俺は神速のミニョルを中段に構える。

「こないなら行くぞ。ツインショット。」

アマテラスが放つ弾丸。それは頭と肩を狙い放たれた。俺はそれに

「十字薙ぎ」

アーツの一つ十字薙ぎで弾丸を斬りそのまま接近して突く。素早く戻し右肩から斜め下に斬り離れる。銃使いは短剣も使えるので基本的に万能型に戦えるが行かせん器用貧乏になるので叩きづらい。ただ弾丸をパリングした事に驚きを隠せないようでボーとしておりその時間で腹に横薙ぎを入れてHPを削りきる。

『・・・終了か?終了だな。勝者 リョー』




なんか歯切れ悪いな。



順調に勝ち上がりただ今より準準決勝だ。今だに薙刀だけで勝ち上がれている。他のプレイヤーは二つは使っている。

『さていよいよPVPも大詰め。ここまで破竹の勢い・薙刀一本で敵を寄せ付けず被ダメージ0で駆け上がってきたリョー。対するは連接剣という変わりダネで敵を寄せ付けず綺麗な戦いをしてきたユイ。どちらもバトルロイヤルを駆けあがってきたつわものだ。』



よしタイプA 双大剣で行こう。


ユイは黒髪黒眼でかなり軽装だ。

「あなたがリョーね。なかなか面白そうね。薙刀使いとは。連接剣を使う私が言うのは何だけど。」

性格は魔性の女だ。こう言うタイプ苦手なんだよね。骨抜きにされている感じで。

「連接剣は一度も戦った事無いから楽しみにしている。」

「ええ此方もよろしく。」

『準準決勝 第3試合 リョー対ユイ 開始』

俺は薙刀を構え相手の出方を窺う。すると

「出てきなさい。レッドドラゴン」

まさかの竜召喚にテイマー。



「ちっ:多段突き」

スキル欄に槍関係は一切なくアーツをなぞる動きしかしていない。

『リョーはどうも派手なのがあまり好きではないようだ。アーツの発光をオフにしている。』

『その分実力は逸脱していますけどね。』

『・・・でもスキル構成変えてきていますよ。』

『『『えっ!?』』』

『先程からノータイムでスキルを唱えているので分かりやすいですよ。それに』

凛としたアイの声で観客の声が静まる。


『彼は現在何もスキルを使用していません。構成はしているのでしょうがそれらにあった行動をしている訳ではないようです。』




「チェンジ 双大剣 ダブルスラッシュ」

そのアーツにより赤い竜は一瞬でポリゴン体となる。

「マナランス」

だがその槍は飛んできた矢にあたり消滅する。破魔矢か?

『大剣を両手に一振りづつ。とんでもないですね。』

『これでスキルが解放されましたけど確かにコレは無いわ。』

俺のスキル構成は剣・片手剣・長剣・大剣・魔剣・双大剣・双剣。全て剣に補正があるソードマスター型。あと二つは現在使用していないはゆえに全てを切り開く。

その火力はレッドドラゴンのHPの七割を一気に削りきる事が出来る火力を生む。というかスキルなしでこのレベル削れたんだ。

などと回想していると鞭のようにしなる剣が飛んできた。後ろに飛び剣で受け止める。ちなみに今使っているのは支援者の双剣である。ちなみに武器の耐久値は一戦ごとに元の値に戻る。俺は次の攻撃を来るのを待つがこない。えっまさか・・・・。

「アローレイン」

ランダムに大量の矢の雨を降らせる弓のアーツ。

『これは危ないですね。アローレインは一度発動させると厄介ですからね。』

『これはユイの勝ちですかね。如何も破魔矢のようですし。』



俺にとって障害にすらならない矢の雨か。破魔矢で来るのが予想外だ。破魔矢は斬れない。単純に魔法効果を無くすため斬る為に魔力を宿そうとするとそれが切れるのだ。拙いたっらあらしない。別にこの手のタイプが苦手な理由があるのだが。でもやる事はただ一つ。


『えっ!リョーは矢の雨の中を突き進む選択をしたそうです。』

『これは予想外。通常、アローレインは固まり武器で急所を守るんですが。』

『普通に弾丸を斬るレベルだからな。』

『それでも固まって斬る方が早いはずですし。』



一定の距離まで近づき新たな双剣を構える。それは疾風の紺碧と土の焔。

「風林火山童子斬」

最高剣技童子斬に風林火山というセット剣技によるアーツでコレ一つで最大7の連鎖ダメージを与える事が出来る。童子斬は本来三振りの刀剣で行うのだが風林火山によりそれすら無意味になる。風林火山は双剣の特種アーツだ。

『ほう、念動のスキルにそんな使い方があるのか。』

『念動ってあの念動ですか?』

『そうあまり使えないと言われる念動だ。』

『どんな使い方をしたんですか?』

『まさか童子斬をこんな使い方で成功させるなんて



念動で風林火山を刃にして当てることで可能とは面白い。』



そう俺のスキルの一つは念動。これにより一回の攻撃で三方向による同時斬を実現できた。さぁ如何反撃するユイ?


いつもブクマ・評価有難うございます。これからも応援よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ